菅首相の愛人・隠し子疑惑

皇紀2670年(平成22年)6月21日

 民主党への政権交代で早くも鳩山内閣が失脚し、自民党と同じ手法で菅直人首相が誕生しましたが、何と彼に韓国人女性の愛人がおり、隠し子までいるというのです。菅首相は以前にも、元報道番組キャスターの戸野本優子さんとの愛人関係が取り沙汰されたことはありましたが、どういうことでしょうか。

 この報を目にした18日以来、「菅首相の隠し子疑惑」を調査しているとされる自民党の安倍晋三元首相に近いジャーナリストとは一体誰のことなのだろう、と思って調べてみましたが、はっきりしませんでした。情報源として、たちあがれ日本の与謝野馨元財務相周辺と出ているとはいえ、せめて明らかになってからと思いましたが、すでになぜか中共メディアと台湾メディアが報じています。

 

 http://www.nownews.com/2010/06/18/91-2616571.htm

 ▲今日新聞網(台灣):日相菅直人和媽媽桑有染? 日媒:還有私生子

 なぜこれほどいびつな報じられ方をするのでしょうか。日本では『週刊文春』平成22年6月24日号が、仙谷由人官房長官と大物総会屋との「黒い関係」を小沢一郎前幹事長との対比で「赤い小沢一郎」と題した記事とともに、これを伝えています。しかし、これ以外の日本メディアは報じる気配さえありません。

 そもそも安倍元首相周辺は、自民党としてこのような醜聞でしか民主党に対抗できないのでしょうか。仮にも政策論争を置き去りにするのであれば、どの口で「日本を守る」などと言えましょうか。くれぐれも与謝野元財務相には深入りして欲しくない話です。

 極めて非道徳的な書き方をすれば、一国の首相にもなるような大物政治家に愛人の1人や2人いても(政策遂行に影響しなければ)私は特に非難する気にならないと言えますが、情けないのは、それほどの器もないくせに愛人と隠し子だけは一人前にいるのか、と問いたくなるのが現下の日本政治です。

 さらに申せば、家族を守ろうとする人間の本能に従えば、決して愛人だの隠し子だのをつくることは考えられません。俗に「男の本能」などと言われる「一夫多妻のような状態を求める行動」は、一夫多妻が家族制度として認められているなら別ですが、それが男性の生殖機能の特性によるとしても決して本能ではなく、本能に包括された理性(欲望・欲求を満たそうとする思考行動)によるものです。

 この「本能」と「理性」の定義を取り違えていることが、今日の家族や教育などの在り方に関する日本での議論を混乱させています。これが正しく理解できていなければ、エドマンド・バークが仏革命を否定した英国保守主義の基本哲学を読み解くことすらできないでしょう。

 ところで、民主党議員たちが選挙資金源の1つである韓国民団の接待を受けて東京都港区赤坂にある韓国クラブに入り浸っている、というのは本当の話でしょうか。菅首相が囲ったとされる女性は、クラブ『新羅』のホステスだったという話であり、現在2、3歳になった隠し子を連れてすでに韓国へ帰ったそうです。しかも、その女性が「韓国国家情報院に通じている」とは、まるで映画のようによくできた話ではありませんか。

 この手の情報の漏らし方は、統一教会(世界基督教統一神霊協会)の手法に似通っています。日本の国会議員の潰し方ともいわれるやり方で、それを安倍元首相周辺が流していると官邸が把握しているというのも、なんだかよく分からない話です。

 とても日本政治を任せられない菅民主党政権を倒さねばならないことは百も承知ですが、まず永田町の脆弱性(他国の工作員に侵入されやすいこと・カルトを政界に関与させていることなど)を改善しなければなりません。自前の憲法の有効も確認できないような政府では、どうにもならないのです。

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ロート♪ロート♪ロート♪

皇紀2670年(平成22年)6月20日

 テレビ番組に於ける一社提供のオープニングキャッチといわれる一種の映像広告(正確には提供クレジット)があることを、皆様はご存知でしょうか。例えば、TBS系列毎週月曜日20時枠『ナショナル劇場』の「明る〜い♪ナショナル♪」YOUTUBE視聴1)や、同系列毎週日曜日21時枠『東芝日曜劇場』の「光〜る♪光る東芝♪」YOUTUBE視聴2)は今や姿を消し、ナショナルは「松下電器・松下電工」の社名まで捨ててしまいました。

 これらを「懐かしい」と感じないどころか、存在すらご存じなかった平成生まれの皆様にも、フジテレビ系列毎週月曜日22時枠『SMAP×SMAP』の「ロート♪ロート♪ロート♪」はご記憶にあるでしょう。あれがオープニングキャッチ(以下OC)です。

 http://www.youtube.com/watch?v=MWj2UyrtQLA

 ▲YOUTUBE:ロート製薬 歴代オープニングキャッチ

 しかし、これも本年3月、同番組の複数社提供への移行に伴い、姿を消してしまいました。ロート製薬のOCは、約48年間も放映され続けた歴史を持っています。私にとって懐かしいのは、まだまだハワイ旅行が貴重だったころの『アップダウンクイズ』(毎日放送制作・毎週日曜日19時枠)や、『クイズダービー』(TBS制作・毎週土曜日19時30分枠)などで流れていたころの同社OCです。

 ロート製薬株式会社は大阪市生野区に本社があり、初代および2代目OCの背景に写っている建物がそうらしいのですが、現在は手前の池が駐車場に変わり、建物の背後に高層建築物が並ぶようになってから、『SMAP×SMAP』放送開始のころにはアニメーション版になっていました。歌唱も(彼らの思うところの)現代風に編曲されています。

 それでも「ロート」または「ROHTO」と書かれた社屋の手前を白い鳩の群れが飛んでゆくという初代からの映像コンセプトは、最後まで失われませんでした。曲の基本も変わりません。

 いわば初代からの企業イメージを守り抜くため、変わり果てた景色を実写で撮り直すことを諦めた結果としてのアニメーション化であり、時代の流れに適応させながらも基本は継承されていたのです。

 これがもうすでに保守主義なのですよ。

 私たちは、どれほど「反日本」的な「反保守」の大論争や、個人の権利のみが高らかにうたわれようとも、この世に生まれた限りは、保守主義の基本哲学なくして決して生きられません。「反保守」はもはや「即死」を意味すると申しても過言ではないのです。それはなぜでしょうか?

 ヒット曲『トイレの神様』を発表した植村花菜さんも、ロート製薬さんも、まさか自らを「保守派」であると強く認識しているとは思えません。そのような或る種の政治色と無縁ではないでしょうか。それでも、家族との繋がりを大切にし、日本の祭祀に生き、社内先人達の想いを次世代に継承してきた人たちがいます。

 そもそも会社というのは大中小を問わず人の入れ替わりがあるわけで、原則として会社の存続が社員・従業員の生活を守り、その継承力を失ったとき会社は倒産し、すなわち皆が失業者になるのです。智恵の継承は社に新しい事業をもたらし、新しい社員を呼び込むこともあるでしょう。そうして会社という基軸が社員の手によって守られていくことが、もうすでに保守主義だと私は申しているのです。このことは、社ではなく店や家の単位に置き換えることもできましょう。

 にもかかわらず、大東亜戦争の敗北をもって日本という基軸を捨て去ろう、捨て去ろうとしてきたのが占領統治期以降の日本政治です。日本が潰れれば、私たちは現状で失業者になるのと変わりません。「雇用を守る」だの「生活第一」だのと言う政党たちが、揃いも揃って占領憲法の「改憲」だの「護憲」だのと政治運動にご執心なことが、どれほど国益を損ね続けてきたか、よく考えてみて下さい。

 自社が、なぜ他所の会社に一瞬乗っ取られた際に押しつけられた社則で経営を続けなければならないのですか? 「よいものならイイじゃない?」なんて、堂々と自分のものにしてから言ってもらいたいものです。

 占領憲法をそのままにする、或いは改正することで占領憲法の系譜を敷くなどとは、愚かな国家運営にもほどがあります。自前の社則で経営するのが当然ならば、自前の憲法で政治をすることこそ当然です。大日本帝國憲法の復原とその改正はそれほど当たり前のことであり、真正保守に対する印象について、もしも「過激で特殊な思想」なんぞと思っておられた方は、是非とも考え直されて下さい。

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質の低下は官房長官も

皇紀2670年(平成22年)6月18日

 平成18年に製作・公開された日本映画『日本沈没』(樋口真嗣監督)は、小松左京原作の主題だったはずの「日本民族とは何か」がまったく描かれず、昭和48年に成瀬巳喜男、黒澤明両監督の助監督を務めた経歴を持つ森谷司郎監督によって映画化されたものとは似て非なる駄作でした。

 劇中に登場する内閣官房長官(國村隼)の最低な振る舞いも特筆すべきです。彼は、日本民族退避計画の実行を急がせる危機管理担当相(大地真央)に対し、列島各地に発生する大地震や津波、火山噴火によって多くの人間が「どうせ」死亡するのだから政府として大きな課題ではない、と主張します。

 昭和48年版では原作通り、首相(丹波哲郎)が決死の覚悟で民族退避に尽力し、最後まで列島を離れませんでしたが、平成18年版では、あっけなく首相(石坂浩二)が阿蘇山の噴火に巻き込まれて死亡し、首相代行となった官房長官は前述の有り様で、自らの保身にしか関心がありませんでした。

 しかし、平成版のような描写のほうがむしろ実際の日本政治に対して忠実なのかもしれません。近年の短い期間での首相交代劇から、さかんに首相の存在の軽さが指摘されますが、実は官房長官の質の低下もその大いなる原因ではないかと思うのです。

 自民党政権でも、実にロクでもない政治家たちが官房長官を歴任していました。自民党が下野する(野党になる)きっかけとなった宮沢喜一内閣の加藤紘一、河野洋平両官房長官や、小渕恵三内閣の野中広務官房長官、みっともない醜聞にわずか3ヶ月で辞任した森喜朗内閣の中川秀直官房長官らの名がすぐに浮かびます。

 政権が安定したからと言って、それが俗に「総理の女房役」とされる官房長官の功績でも何でもなかったという典型例は、小泉純一郎内閣の福田康夫、安倍晋三両官房長官でした。現に、いざ彼らが首相になると政権を維持させるだけの力はまったくなかったのです。

 民主党への政権交代で、早くも鳩山由紀夫内閣、菅直人内閣と2代に渡りましたが、平野博文、仙谷由人各官房長官の出来の悪さもまた、特筆すべきでしょう。

 菅直人首相は、仙石官房長官との関係を、かつて中曽根康弘首相をいさめる力さえ持った後藤田正晴官房長官時代のようなものだと説明しましたが、戦没者を無視する靖国神社不参拝を表明した菅首相と、夫婦別姓のための民法改正および外国人地方参政権の成立に意欲を示した仙石官房長官は、革新系思想を共有しています。

 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100617/plc1006171725010-n1.htm

 ▲産經新聞:官房長官、夫婦別姓と外国人参政権に前向き

 特に外国人地方参政権について、当事者である47都道府県議会のうち、すでに半数以上が反対決議を可決させており、それでも平野前官房長官が「地方の意見は関係ない」と言い放ち、仙石官房長官も「早く実現させたいという立場だ。菅内閣も基本的にはそういう考え方だ」と述べ、反対する地方、或いはなぜ反対するのかといった意見に耳を傾けようとはしません。

 仙石官房長官は「反小沢」の急先鋒の1人です。私は以前から指摘していますが、韓国に行ってまで外国人参政権の実現を約束してくる小沢一郎幹事長が引っ込んだところで、民主党の性質は何も変わらないのです。この連中は単に綱引きごっこをしているだけで、政策では似たようなことを主張しているのです。ただ1人違っていたのは、野田佳彦財務相だけでしょう。

 外国人参政権がダメな理由を簡単に申せば、家族でもない人間に家族全員の貯金通帳とカードを渡して暗証番号まで教える、或いは社員でもない人間に会社の金庫を開けさせるようなもので、「あの人は善良に違いない」「社員でもないのに我が社を守ってくれる、社員と精神を一にしてくれるだろう」と言って任せる莫迦がどこにいますか?、ということです。考えてみて下さい。

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もう民主党はメチャクチャ

皇紀2670年(平成22年)6月17日

 発想は壮大だが、実現が伴わなかった……そうして「史上最低の映画監督」とさえ言われ、かえって歴史にその名を残したのがエド・ウッド監督でした。そんな彼に愛情を注ぎ、半生を描いて製作されたのが、平成7年日本公開の米国映画『エド・ウッド』で、いわゆる少数派への愛を描いて常に秀逸なティム・バートン監督作品です。

 製作費の確保に困り続けたウッド監督(ジョニー・デップ)が、ならば手持ちの資金で製作できる脚本を書けばよいのに、どうしても怪物映画やSF映画を撮りたがり、できた作品は(当然のように)散々で、失意のうちに死去します。往年のドラキュラ役者と言われたベラ・ルゴシを演じてマーティン・ランドーがアカデミー助演男優賞を受賞しました。

 お化けのタコに襲われる博士を演じるルゴシ(ランドー)が、自動するはずのタコがただのゴム人形のため、真夜中の小さな池の中で、自分でタコ足を自分にまとわりつかせながら悲鳴を上げるという場面の撮影の場面は、実に物悲しくも可笑しかったものです。

 政権交代を狙った発言の数々は凄かったものですが、いざ政権を担うとまったく実現力がないのは民主党でした。このような政治に愛情など注げません。さすがのバートン監督でも無理でしょう。

 民主党は16日、自民党など野党から参議院へ提出されていた菅直人首相と荒井聡国家戦略相の問責決議案、江田五月議長の不信任決議案の審議について、本会議開催を拒否して強引に国会を閉会させ、参議院議員選挙を7月11日投開票としました。

 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100616/plc1006162341018-n1.htm

 ▲産經新聞:「論戦なく力ずく」 国民を愚弄し続けている民主党政権

 政権のたらい回しが致命傷となった自民党にあって、麻生太郎元首相は内閣発足時の高支持率を利用して選挙に臨むことはせず、米国発の経済危機に対応し続けましたが、これを非難する声は党の内外から出ていました。

 民主党は麻生内閣と同じ顛末を辿りたくなかったのでしょう。頑張る首相(麻生首相)より逃げる首相(菅首相)に徹し、しかも与党を挙げてそれでよいというのが現在の日本政治です。衆議院の解散を求め、或いは選挙に向けてさらなる首のすげ替えをわめき、麻生首相を引きずり下ろそうとしていた自民党議員にこれを批判する資格はありません。

 「国会軽視」なんぞという言葉も聞き飽きました。これは占領憲法であればあり続ける期間だけ起こり続けます。或る個人、またはその集団の主権だけで国家を運営できるのが占領憲法の主旨であり、その正体に気づいてやりたい放題を始めたのが小沢一郎前幹事長でした。天皇陛下によって国会が召集される意味など、もはや誰も考えていません。

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菅首相、沖縄を見捨てる?

皇紀2670年(平成22年)6月16日

 デフレスパイラル(物価と給与の下落という悪循環)にもかかわらず、消費税のみならず所得税増税にまで着手しようという菅直人首相が昨年9月の政権交代直後、民主党の喜納昌吉参議院議員(党沖縄県連代表)に対し、「基地問題はどうにもならない」「もう沖縄は独立した方がいい」などと語っていたことが15日、分かりました。

 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100615/plc1006152358024-n1.htm

 ▲産經新聞:菅首相「基地問題どうにもならない」「もう沖縄は独立した方がいい」と発言 喜納参院議員が暴露

 喜納議員のような人物が党沖縄県連代表というのも、民主党の感覚を疑わざるを得ません(やはり民主党は明確な左翼政党なのか?)が、菅首相は当時、のちに失脚した鳩山内閣の副首相という立場で発言しており、その失脚の責を負わずに首相になったこともおかしいのです。

 沖縄県という行政区分については、真・保守市民の会「領土と憲法」大阪決起集会の動画配信に歴史的、国際法的背景が語られていますが、日本の首相として「もう沖縄は独立した方がいい」という考えを貫くなら、県民虐めも甚だしい無責任の極みでしょう。

 平成7年製作・公開の日本映画『さよならニッポン!』(堤幸彦監督)は、日本最南端の島である人口700人の沖縄県赤尾根古島(架空の島)を舞台に、度重なる台風被害にもかかわらず県も政府も対応が遅いため、ついに村長(緒形拳)が独立宣言するというものでした。

 興味深かったのは、国防はとりあえず駐在所の2丁拳銃しかありませんが、島は食糧自給率100%を誇り、県や政府による兵糧攻めが効かないというくだりです。これは独立国家としての最低条件を提示しています。現下の日本はいかがでしょうか。

 しかも国防は明確に米国へ依存しており、沖縄県石垣市尖閣諸島の保全についても、政府は非常にいい加減な対応しかしていないことが、仲間均石垣市議会議員のご経験からもはっきりしています。本作の村長によるエキセントリックな行為を笑えるほど、私たちは沖縄県をわが領土のわが同胞として大切にしてきたと言えるでしょうか。

 少なくとも、菅首相に発言の真意を問い、問題を突きつけることでその意志を示したいと思います。

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