菅内閣「口からでまかせ」

皇紀2671年(平成23年)2月25日

 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110223/plc11022312320013-n1.htm
 ▲産經新聞:富山市長が政府批判「家族を失望させた」 専用機同乗が一転、不可で

 前原誠司外相が22日夜、新国(ニュー・ジーランド)で発生した地震に対する救援活動のために現地へ向かう政府専用機に、被災者のご家族を同乗させると明言したのは、まさか私が2日記事で苦言を呈したような、ほかからもあったであろう意見に対応したためではないでしょうか。

 しかし、実現のためには相応の菅直人首相による決断がなければなりませんし、外務省と防衛省・自衛隊との連絡確認が必要でした。にもかからわず、前原外相は外務官僚とすら打ち合わせず、自衛隊に問い合わせることもしないまま、いわば国民を「ぬか喜び」させて放り出したのです。

 菅首相の後継に前原外相を推す声があると言いますが、私は決して賛成出来ません。そもそも民主党の政権公約破り(党いわくの「マニフェスト修正」という出鱈目)を見ても明らかですが、彼らは自民党以上の「口からでまかせ」で子ども手当や高速道路無料化、公会計の無駄削減などを掲げていたことが、すでに分かっています。

 わが国行政の構造的な問題を申せば、田母神俊雄元航空幕僚長に伺ったお話によりますと、首相や外相は自衛官に直接報告させることがほぼ出来ません。いわゆる「制服組」が首相官邸に入るのを許さない(または別の場所で背広に着替えた自衛官となら会える)という、他国では聞いたこともない珍妙な慣例があるのです。これはGHQ占領憲法の解釈運用が原因で、政治主導など占領憲法下では実現しません。

 そこで、いわゆる「背広組」に説明させるわけですが、彼らは防衛省で制服組から聴取し、大臣からの想定される質問に答えられるよう練り上げます。お気づきかと存じますが、今回のような緊急事態、いえいえ、災害救援のみならず国防に関することは大抵急を要するのですが、わが国行政はもう全く対応能力が皆無だと申して過言ではありません。

 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110224/dst11022421210032-n1.htm
 ▲産經新聞:韓国の救助隊派遣「拒否」口蹄疫が理由?ニュージーランド政府

 さらに申しますと、仮にも新国政府のこれと同じ判断が日本政府に出来るかという点に於いても、極めて怪しいものです。

 新国はただ自国の酪農業を保護する目的で、当然の措置なのですが、わが国では異様なほど「中共と韓国を拒否してはいけない」という脅迫観念が植えつけられているため、自国を守るよりも別の判断がなされることで、私たちの暮らしが脅かされることもあるのです。もうこのように直言することすら、非難の対象にされてしまうのでしょう。

 ところで、韓国の釜山貯蓄銀行、大田貯蓄銀行(各17日)、全州貯蓄銀行、第二釜山貯蓄銀行、中央釜山貯蓄銀行、宝海銀行(各19日)が突如営業停止になった、致命的な資金の流動性不足は大丈夫ですかね。

2月27日・日曜日 静岡市に集合!
 http://blogs.yahoo.co.jp/yoshimizushrine/60761524.html
 ▲世界遺産の吉水神社から:第7回『憲法無効論 公開講座』静岡大会の開催ご案内
 東京から1時間・大阪から2時間〜「復憲自主防衛」の論理武装を逃すな! 「愛国」の反対は「反日」ではない「無関心」である。

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『菅内閣「口からでまかせ」』に1件のコメント

  1. 心神:

    日本国内外における安全保障は本当に不安定でいい加減!
    皆さん!危機感をもって次世代につけを回さないように、我々で変えていきましょう!