国会で文仁親王殿下に野次
明治23年11月29日に大日本帝國議会の開院式が行われたことから、帝國議会の代行機関である国会は29日、参議院本会議場に天皇陛下と皇后陛下、秋篠宮の文仁親王殿下と文仁親王妃紀子殿下を御迎えし、議会開設120年記念式典を開催しました。
11月30日は、文仁親王殿下御生誕の記念日です。心より御祝辞を申し上げます。
さて、10月8日に開催された平城遷都1300年記念式典での天皇陛下と皇后陛下に対する奈良県(平城遷都祭実行委員会)の不敬行為は、13日記事にて自民党の高市早苗政調副会長のブログより取り上げさせていただき、皆様に問題提起を致しましたが、とんでもないことは昨日も起きていました。
http://ameblo.jp/sakurauchi/entry-10722419845.html
▲桜内文城オフィシャルブログ:議会開設120年記念式典
或る民主党議員が、天皇陛下と皇后陛下の御入場を文仁親王殿下と紀子殿下が御待ちになられている間、起立されていたのに対して「早く座れよ。こっちも座れないじゃないか」などと野次を飛ばしたというのです。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101130/plc1011301403020-n1.htm
▲産經新聞:民主ベテラン議員が秋篠宮ご夫妻に野次 議会開設120年記念式典で みんなの党議員が指摘「国会崩壊だ」
産經新聞社はこれを記事にし、しかも野次を飛ばした本人に取材までしたのなら、なぜ中井洽前国家公安委員会委員長だと書かないのでしょうか。こればかりは書かなくてはいけなかったと私は思います。式次第に「着席」とあっても、皇族が御起立の間は座らないという心がけこそ真っ当ですが、既に「座れない」という言い方・考え方に問題があるのです。
こうなりますと、中井代議士も所詮は日本社会党の系譜だったのか(民社党入党以前)と思わずにはいられません。右派・左派の違いなど党内対立の方便に過ぎないということは、村山富市元首相を見ればよく分かります。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101129-OYT1T00978.htm
▲讀賣新聞:半数近くの議員欠席…国会開設120年記念式典
そもそも占領憲法下の国会は、先にお断わりしましたように大日本帝國議会の代行機関に過ぎませんし、天皇陛下に何時も何らの政治責任はおありになりませんから、一切の政治責任は民である私たちの選択にあります(占領憲法も国会も、陛下には誠に申し訳なく思います)。その結果が、半数の欠席ということでした。
携帯電話の電源を切り忘れた自民党の逢沢一郎国会対策委員長も、とんだ大失態でしたというところですが、皇族に野次を飛ばしたり、欠席したりした国会議員はもう二度と登院していただかなくて結構です。皆様は、ご自分の選挙区選出の国会議員がどのような理由で出席、または欠席したか、一度ご確認下さい。
▼北方領土の哀しい歴史を忘れるな!