中韓は日本円が怖いのです

皇紀2673年(平成25年)4月20日

 http://www.xinhua.jp/socioeconomy/economy/342285/
 ▲新華社経済:韓国経済副首相、「円安は北朝鮮リスクよりも実体経済に影響ある」―中国報道

 韓国の玄旿錫経済副首相兼企画財政部長官は十八日、主要二十カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を前に「円安と北朝鮮のリスクを比較した場合、円安が輸出を含む韓国の実体経済に与える影響の方が大きい」などと発言しました。

 彼のこの物言いは「宥和を目指す北朝鮮よりも、敵対すべき日本や米国と戦いたい」といった昨今の歪んだ韓国民感情に沿ったものと思われます。玄副首相は、わが国の円のほうが北朝鮮の殺戮兵器より怖いと言っているのです。

 この認識は或る意味間違っていません。何度も申しますが、金融至上主義に陥った現在の資本主義の仕組みは、もはや武器弾薬を用いずとも国家の息の根を止められるようになったのです。

 中共の新華社が玄副首相の発言を大きく扱った理由は、中共もまた全く他人事ではないからでしょう。私は昨日記事で、わが国が海外からの投資を待つのではなく、こちらから海外へ投資しようと申しましたが、中韓はともに外資依存が激しく、目下一気に流出し始めています

 亜州に限定して見れば、わが国の経済政策をまるで危険なもののように喧伝しているのは中韓のみであり、まるで靖國神社参拝などに対する見解と重なりますが、経済がまともに機能していない北朝鮮はともかく、他の東南亜諸国は一切批判していません。

 なぜなら彼らはかつて泰バーツに端を発した通貨危機を経験し、投機筋の介入から防衛する術を学び、わが国企業からのような堅実な直接投資を受け入れるようにしてきたからです。

 にもかかわらず特に韓国は海外からの株式投資で三星(サムスン)などの新興財閥を築き上げてきたため、円に対してウォンが高くなれば簡単に韓国株は売られ、資本が流出していきます。どなたかがおっしゃるほど日韓は共存していません。それどころか共存出来ないよう韓国政府が仕組んできたのです。

 中共では香港統計と本土側統計で貿易輸出入額にちぐはぐな違いが発生しており、政府発表の数字の信頼性に明らかな疑問符がつきました。私が以前から申してきた通り、中共政府機関の発表する数字には水増しがあり、彼らは人民元がいくら流動しているのかすら把握出来ていないのです。

 昨日記事で申したことを、大切なのでもう一度繰り返しておきます。彼らは私たちの経済が回りだすと困るほど構造的な問題を抱えており、次第に軍事或いは外交(賠償を要求する歴史認識など)に於いてますますわが国を攻撃してくる他なくなるでしょう。

 西村眞悟衆議院議員は十六日の予算委員会で、国防などについて安倍晋三首相の見識を問い質しましたが、西村代議士が指摘した本当に「日本を取り戻す」ことの意味を政府が自覚し行動しない限り、経済発展も本物とはなりません。私たちにもその自覚が必要なのです。

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海外投資は今のうちに!

皇紀2673年(平成25年)4月19日

 http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPTYE93F06A20130416……
 ▲ロイター:日本企業の海外M&A、円安進行でも衰えない理由

 円安が進行すれば輸入企業は大打撃であり、人口減少で海外からの投資(人とモノとカネ)を呼び込まなければわが国経済に明るい未来はないといった悲観論に対して、本日は全く違う一つの見解を述べます。

 ドルとユーロの低落で円高が極まった頃、私は「塞ぎ込んでいる場合ではない。今こそ外国企業を買収してしまえ」と申したことがありましたが、ロイターが報じている通りわが国企業のいくつかは海外での合併または買収(M&A)を増やしていました。

 主として輸入依存型の食品企業も、その多くが海外にいくつかの子会社を持った結果、配当金は現地通貨建てのため円安が進行すればするほど利益が増えるのです。輸入企業が一概に駄目になるとは決して申せません。

 ですから、例えば一ドル百五十円以下のまだまだ円高のうちに、わが国企業は海外に投資しておくべきです。海外からの投資を待ち、よもやそれに依存しなければ経済が回らなくなり始めることのほうが、わが国の将来展望を暗いものにしかねません。

 そして重要なことは、そのようにして海外で稼いだお金を円に換えて持ち帰り、使ってもらうことです。このまま円安が進行すれば自ずと企業は円に換えたがるでしょう。あとは雇用に反映されるよう実体を動かさなければなりません。

 その実体が資源と食糧と各種産業です。実体のない「投資立国」の顛末は、既に私たちが「欧州ユーロ圏の惨劇」で目の当たりにしています。私たちは必ず「自分たちで物を作る」ことを守らなければならないのです。

 ロイターのコラムが謳う通り、わが国の海外投資はこれからもまだ続きます。だからこそ英米は安倍政権の経済政策を批判しきれなかったのであり、結局は世界の基軸通貨のうち円がドルとユーロを救うほかないのです。

 独国もそれに気づいて次第にわが国に対する批判的態度をやめ始めましたが、中韓に関して申せばただただ「存在を埋没させられる打撃」を被るため、軍事或いは外交(賠償を要求する歴史認識など)に於いてますます私たちを攻撃してくるでしょう。

 そこでわが国にもう一つ必要なのは「自分たちの憲法」であり、いつまでも占領憲法(日本国憲法)の憲法としての有効を盲信していれば、やがて再び立ち上がれないほど国民経済が疲弊するに違いありません。

 軍事力もまたわが国に必要な実体であり、これがなければ官僚も民間人も対外交渉などうまく出来ないのです。

ほら決まったオランダ行き

皇紀2673年(平成25年)4月18日

 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013041700713
 ▲時事通信:皇太子ご夫妻がオランダへ=雅子さま海外公務10年ぶり-新国王即位式に出席

 蘭王国から新国王即位式への御出席を打診されていた皇太子徳仁親王殿下と徳仁親王妃雅子殿下は、宮内庁の風岡典之長官から公然と不敬な文句を言われたりもしながら、ついに御訪問を御決めになりました。

 雅子殿下が御公務に復帰されたのは喜ばしいことです。まずそれを前提に話を進めてまいります。

 この件については、十六日記事で申したとおりです。国際司法裁判所の判事(昨年まで所長)として蘭王国に駐在する小和田恆元外務事務次官らが蘭王室の協力を口実に皇室日程に介入すればするほど、雅子殿下の御病状が深刻になられました。

 私は、あくまで推測の域を出ないことをお断りした上で思い切って申しますが、風岡長官が東宮大夫との調整で済むことを表沙汰にしてまで苦言を呈したのは、蘭王国御訪問をすぐに御決めにならなかった雅子殿下を貶めるように批判したかったからです。

 雅子殿下が御実家の面面に御会いになるためならば喜んですぐに御決めになるというようなことを指摘する方がおられましたが、実際は違いました。

 それほどかねてより小和田家のほうの「勘違い」が激しく、風岡長官の「皇室破壊工作」にも見える言動は異常を極めています。今や皇族であらせられる雅子殿下に問題があるかのような論述の存在は、この「皇室破壊工作」そのものです。

 皇族の「好き嫌い」を、臣民であることを忘れたただの市民が語りたがるようになったのは、まさしく占領憲法(日本国憲法)第一条の恐るべき「天皇陛下をいつでも廃位に出来る『国民の総意こそ主権』思想」の蔓延の結果であり、雅子殿下の御存在によって皇室が消えてなくなるわけではありません。皇室を消し去るのは、ただの市民のほうです。

 風岡元国土交通事務次官が宮内庁に送り込まれたのは、私たちの間に「東宮批判」の根を下ろさせた次の瞬間にとどめを刺すためでしょう。わざと職務を全うしていないように見えます。

 その証拠に、主として雅子殿下に向けて暴言が吐かれた長野県奥志賀高原への御旅行に於いて、御宿泊先は中共人に売却された「ホテルグランフェニックス奥志賀」だったではありませんか。

 これの何がいけなかったかと申せば、皇族警護の体制に不安があったこと、盗聴の可能性があったことなどが挙げられます。孫建軍社長以下役員の全員が中共人であること自体を問題にしているのではなく、中共がわが国に敵対的である現実から類推され、対処すべき「皇室防衛」にわざと取り組まない宮内庁に問題があるのです。

 小和田家と組んで東宮に蘭王国御訪問をわざわざ迫った風岡長官は文字通り馬脚を現しているのであり、私たちは特に雅子殿下に係る問題の諸悪の根源を無自覚・無批判に取り違えてはいけません。

偏向史観の教育をやめよう

皇紀2673年(平成25年)4月17日

 http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130412……
 ▲zakzak(産経新聞社):これでいいのか自虐史観入試問題 フェリスや立教女学院 伊藤博文暗殺犯を“英雄扱い”

 十日の衆議院予算委員会は教育に関する集中審議が行なわれましたが、旧太陽の党(日本維新の会)の中山成彬代議士はいわゆる「南京大虐殺」について、当時の新聞や議事録といった一次資料に当たり、生き残りの方やその子供に会って聞き取りをした結果、事実とは認められないと述べました。

 また、自民党の西川京子代議士は、フェリス女学院中学校・高校や立教女学院中学校・高校の入学試験問題に歴史認識の偏向が見られるとし、子供たちがこのような過去問題を一生懸命勉強していることこそ大問題だと指摘しています。

 何度でも申しますが、私は歴史認識に於いて諸説あるものは国史教科書に併記すべきであり、一方的な意見だけを取り上げないよう求めてまいりました。まして伊藤博文初代首相を暗殺した安重根に対して「英雄」のような取り上げ方をするのは、倫理的にも子供たちに教えるべきことではありません。

 入試問題は各私立学校ごとに作られ、傾向もさまざまですが、子供たちが必死になって解いていることを知りながらわざとこのような問題を出してくるのは極めて意図的です。

 南京大虐殺は、そもそも東京裁判(極東国際軍事法廷)の場で創り上げられ始めたのですが、いわゆる「慰安婦問題」と同様に朝日新聞社らから私たちに広められました。

 支那側が喧伝する事件の規模は大日本帝國の戦力から大きく上回るもので、実際には行なえないものだったはずです。そのような議論があるにもかかわらず、ないことにして一方的な意見だけを正解とするような教育では、正しいことを口にするのが難しい国になります

 ですから私たちは島根県隠岐郡隠岐の島町竹島を「わが国の領土だ」と口にしてよいものかどうかすら分からなくなったのです。韓国や北朝鮮、中共に於ける「反日」或いは「反米」教育に重大な欠陥があることは間違いありませんが、わが国も決して褒められた状態ではありません。

 占領憲法(日本国憲法)をあくまで憲法として有効とするような立法や行政が、この偏向史観から脱却出来るはずなどないのです。

風岡宮内庁長官と罵声男

皇紀2673年(平成25年)4月16日

 映画『飢餓海峡』(内田吐夢監督)や『マルサの女2』(伊丹十三監督)など多数の作品に出演した役者の三國連太郎さんが十四日午前、九十歳で亡くなられました。衷心よりお悔やみを申し上げます。

 報道ではまず『釣りバカ日誌』シリーズへの出演が取り上げられており、三國さんに対して「好々爺」といった印象を紹介していますが、私にとってやはり三國さんは演じるためなら何でもするとても怖い役者であり、人生を役者として全うするためなら家族や親子といった関係までも無視したように思えてなりません。

 この方には元からそうしたものへの怨念が感じられ、だからこそ『飢餓海峡』の出自を偽って樽見京一郎を名乗る犬飼多吉役は、まさに三國さん以外に演じられる役者はいなかったとさえ思うのです。『マルサの女2』の鬼沢鉄平役も、巨大権力とつるんで宗教法人を運営しながら家族といったものとは疎遠で虚ろに見えます。

 『八甲田山』(森谷司郎監督)や『皇帝のいない八月』(山本薩夫監督)などにも出演されましたが、その存在感の大きさから役柄に対して観る者の印象を大きく支配し、時として他の役を喰っていました。これほどの役者はそういないでしょう。

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 http://www.asahi.com/national/update/0412/TKY20130412……
 ▲朝日新聞:「オランダ訪問早く決めて」 皇太子ご夫妻に宮内庁苦言

 宮内庁の風岡典之長官は十一日、今月三十日に蘭王国(オランダ)で開かれる新国王即位式に招かれた東宮の皇太子徳仁親王殿下および徳仁親王妃雅子殿下に対し、御出席なさるのか否かの御回答を「一刻も早く出していただかないと……」などと苦言を呈しました。

 翌日には東宮の小町恭士大夫が会見で、医師が雅子殿下の御病状を見極めてまもなく回答するとの説明がありましたが、辛辣な表現になってもはっきり申します。なぜ皇族の内のことを、せいぜい霞ヶ関上がりの木っ端役人が自らの感情をむき出しにわざわざ会見で表沙汰にして言い合っているのでしょうか

 調整能力がないのなら今すぐ辞任していただきたいと思います。ただでさえ風岡長官には「皇室を『天皇制』としてなくしてしまおうと画策し、自身が熱心な創価学会員ではないか」という噂がつきまとっており、そもそも国土交通省(旧建設省)から宮内庁へ異動させたこと自体が不適切だったはずです。

 先月二十六日には東京駅から長野県へ御出発になる東宮御一家に向けて「仮病・さぼりの税金泥棒! 皇室から出て行け!」などと暴力的言辞を弄した六十歳の男性が逮捕(※注)されましたが、この行為に対して賛辞を送る自称保守論者がいる始末。(※=身柄一時拘束のみという情報もある)

 東宮批判の工作とその目的について、私は保守系機関紙からの原稿依頼も受けて皆様に警告してまいりましたが、まんまと「雅子殿下は皇室を潰す」という作られた恐怖、または皇族の人気投票(占領憲法第一条の底意)が臣民に広められ、そこへ風岡長官がとどめを刺しにかかるという段階に突入しました

 蘭王国と申せば、国際司法裁判所に栄転した民間人の小和田恆元外務事務次官が皇族の御静養日程にまで介入し、雅子殿下が「悪者」になるのを承知で徳仁親王殿下にまで蘭王国へ「来させる」という暴挙を犯した現場となった国です。こうして小和田家が罪を重ねれば重ねるほど、雅子殿下の御病気は症状が重くなられました。

 十四日朝には自称英国籍の男性二人が皇居に侵入しようとして皇宮警察に逮捕されていますが、これが単なる個人的犯罪ではなくわが国の「皇室防衛」の出方を探られている可能性もあり、私たちがいよいよ皇室を軽んじればこの手の外国人犯罪が横行し始めます。

 風岡長官が皇族に苦言を呈したいわば「犯罪行為」に対し、政府の見解を求めましょう。今回の態度はとても看過出来ません。