韓国の独り歩きがひどい…

皇紀2679年(令和元年)5月9日

 昨日午後四時二十分ごろ、総務省(東京都千代田区霞が関・中央合同庁舎二号館)の看板に橙色の塗料がぶちまけられました。器物損壊の現行犯で、七十代の男が警視庁に逮捕されたとのことです。

 この合同庁舎には総務省と警察庁が入っていますが、この男はどちらの何に不満があっての犯行だったのでしょうか。どうせなら財務省の看板を、ではなく庁舎ごと砲撃し……いえいえ、いけませんよ。補修費用は血税から支払われるので、絶対にやめてください。

 それにしましても、七日にひっそりと(わが国では大きく報じられることなく)パプア・ニューギニア付近で発生したマグニチュード7.1の地震が気になっていました。いわゆる環太平洋火山帯(造山帯)のどこかで大きな地震が発生した場合は、必ず私たち日本国民も警戒すべきです。

トランプ氏が文在寅氏と電話会談 北への韓国の食糧支援に理解

【ソウル=桜井紀雄、ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は7日、電話会談し、北朝鮮が4日に「戦術誘導兵器」と称する飛翔(ひしょう)体を発射したことを受けた対応を協議した。両首脳は、北朝鮮が対話路線から外れず、可能な限り早期に非核化交渉を再開するための方法を話し合った。韓国大統領府が発表した。電話会談では、北朝鮮の食糧不足についても意見が交わされた。韓国側によると、トランプ氏は「韓国が人道的な観点から北朝鮮に食糧を提供することは時宜にかない、肯定的な措置となる」と指摘し、韓国政府による食糧支援に理解を示した。

(産經新聞社)

 さて、この産經新聞社記事は、米韓両支局からの情報を一本にまとめるというよくあるスタイルなのですが、実はこれ、米政府の公式発表に「北朝鮮に食糧を提供することに肯定的」といったくだりは一切ありません。非核化交渉に関する米韓軍事同盟としての見解がリリースされただけです。

 ところが、文在寅大統領(北朝鮮工作員)を擁する青瓦台(今や工作員の巣窟)の発表には、北朝鮮への食糧支援に「米政府も理解を示した」などとあり、よってソウル支局発の情報を加えるとこのような記事になります。

 これは、明らかに米韓で全くニュアンスが違う、と申しますか完全に韓国政府が独りで突っ走っており、文大統領は北朝鮮に短距離弾道弾で脅されていますから、何とか北にカネとモノを横流しするのを日米両国に黙って見逃してもらいたいのでしょう。

 わが国を呪い、性的醜聞にまみれた挙げ句、訪中日程が定まらずに恥をさらしていた韓国国会の文喜相議長(文大統領とは別筋の北朝鮮工作員)がやむなく訪中を強行し、習近平国家主席に会ってもらえなかったことについても、何やら「中共の外交が変わった。会う必要性がない外交になった」などと強弁するのですから、もはや激しい失笑を禁じえません。

 彼らのこの独特の「理解」はどこからくるのでしょうか。こういう思考回路の工作員たちであることを、私たちは正しく理解し、対韓外交の針路を誤ってはならないのです。

スポンサードリンク

北の弾道弾、中身は韓国製

皇紀2679年(令和元年)5月8日

 今月一日記事の末筆に言及しましたが、内閣支持率が急落中の英連邦加州のジャスティン・トルドー首相は五日、首都オタワで開かれた夕食会の席上、「私は寿司が食べたかった。私は中華料理が大好きなんです」と語り、出席者や取材記者たちの失笑を浴びました。この人、あらゆる意味で本物の莫迦なのでしょう。

安倍首相、日朝会談「条件付けず」=米大統領と北朝鮮対応協議:時事ドットコム

安倍晋三首相は6日夜、トランプ米大統領と電話で約40分間会談し、北朝鮮の日本人拉致問題に関し「あらゆるチャンスを逃さない。私自身が金正恩朝鮮労働党委員長と条件を付けずに向き合わなければならない」と述べ、前提条件なしに日朝首脳会談を模索していく考えを伝えた。

(時事ドットコム)

 さて、よその莫迦は放っておくとして、六日記事で申した日朝首脳会談の開催条件について、安倍晋三首相が方針の転換を明示しました。全ては、六日記事で申したことが原因です。

 問題なのは、北朝鮮が四日に日本海へ向けて撃ちくさった……いや失礼、北朝鮮に対してではなく皆さんに対して言葉が汚すぎました。北朝鮮が発射した短距離弾道弾を韓国軍が「飛翔体」という表現に改めたことにあります。逆の順序ならまだしも、短距離弾道弾と判明したものをわざわざ飛翔体に置き換えたのには、わけがあるのです。

 はっきり短距離弾道弾ということになれば当然、連合国(俗称=国際連合)安全保障理事会の決議違反になり、目下の米朝交渉が一切中止になります。交渉継続を演出して見せた米国のドナルド・トランプ大統領にとって、それでは朝鮮労働党の金正恩委員長を私たちの世界に引っ張り出すことができなくなってしまうのです。

 そこで日米両首脳が電話会談の結果、これを一旦見逃して金委員長に最後の機会を与えようということになった結果が「条件をつけない」という餌まきでした。

 もう一つの問題は、先述の言葉の置き換えが日米の注文事項だったのか、韓国の文在寅大統領(北朝鮮工作員)の指揮下にある韓国軍が「しまった! 北朝鮮に殺されるわぁ~」と恐怖に震え泣きながらの自重工作を図ったものなのか、ということです。

 五日記事で申したように今回の弾道弾発射は、明らかに「役立たず」の文大統領に向けて「南に潜伏してきた貴様よ、米国に制裁解除ぐらい迫れ! もっとカネとモノを送ってこい! その原資として差し押さえさせた日本企業の資産をさっさと現金化して持って来い! 韓国国民とその財産をわれわれに差し出す用意を早めろ! このまま莫迦っぷりを全世界にさらし続けているだけなら殺すぞ」と脅す目的があったと思われ、いわば日米にとって直接的脅威はありません。

 ですからどちらの可能性もあるのですが、さらに拓殖大学の高永喆客員研究員(元韓国国防部の北朝鮮分析官)は、発射された弾道弾について、報じられた露国のイスカンデル(9K720)というのは外観だけで、中身は韓国の玄武二号に酷似しているという点を指摘しています。

 もしもこれが事実であれば、かつて一回目の文金会談(南北首脳会談)で、文大統領が任鍾晳大統領秘書室長(当時)の用意した軍事機密入りのUSBメモリーを渡したことをここで暴露しましたが、その中に玄武二号の設計図が入っていた可能性があり、決議違反の弾道弾がよもや「韓国製」となれば、ますます文大統領もこの世界からつまみ出されるでしょう。

 既に米軍は、文大統領への不信をあらわにし、機密漏洩を回避すべく米韓軍事演習を中止していますから、日米はそれらを全て分かった上で当面自分たちの対朝方針のために利用していると考えられます。つまり、韓国の慌てぶりを全て見透かして利用し、一方で文政権への制裁という方針も隠し持っているわけです。

日本経済は確実に減退へ…

皇紀2679年(令和元年)5月7日

トランプ氏、対中関税25%に引き上げ表明 貿…(写真=ロイター)

【ワシントン=河浪武史】トランプ米大統領は5日、中国の知的財産権侵害などを理由に2000億ドル分の同国製品に課す関税を、10日から現在の10%から25%に引き上げると表明した。米中は2018年12月…

(日本經濟新聞 電子版)

 米国のドナルド・トランプ大統領が発表した対中制裁関税の引き上げ(十%から二十五%へ)が十連休明けのわが国経済に与える影響は、本日中におおよそ見えるでしょう。

 対中制裁は当然のこととして一方の中共経済は、疲弊と同時にシフトチェンジしており、奇しくも米国の判断がいくつもの産業構造の変化をもたらしました。そこで中共が必死なのが5G(第五世代移動通信システム)への世界参入であり、米国はこれまた必死にそれを阻もうとしています。

 中共の共産党は、かつてわが国が米国になめさせられた辛酸(対日貿易赤字解消のためのプラザ合意など)を決して味わうものかと抵抗してきました。彼らの合言葉は「絶対に日本のようにはならない」だったのです。

 よって対中制裁にも産業構造の変化で対抗し、これまでの経済成長を支えたものの衰退していく産業を迷うことなく見捨てます。共産党にとって、人民など大切ではないからできることなのです。

 世界経済は既に、衰退の一途をたどり始めています。欧州経済の屋台骨だった独国経済が傾き、米中貿易戦争の与える影響によって、さらにそれは加速するでしょう。わが国経済も同様です。

 そのような中、本当に消費税率の引き上げを断行するつもりでしょうか。さらに、年金制度の第三号被保険者の廃止議論も始まっており、内需委縮(絶望的不景気)に再突入する要素にあふれかえっています。

 第三号被保険者の廃止は、そもそも「働く女性」から家庭を守る主婦たちに向けて「無職の専業主婦がタダで年金もらいくさって」などとののしりの陳情(珍妙な女権活動家主導?)が繰り返されてきた経緯に始まり、女性を働かせようとする「一億玉砕」だか「総活躍」だかの安倍内閣が乗っかった提案でした。

 人の嫉妬と羨望が「制度の不公平」を演出して沸き上がったのですが、主婦は決して「タダで」年金をもらうわけではありません。働く世代(夫)が精一杯稼げるよう家族を支えるという重要な役割への当然の権利です。

 ところが、夫の収入が平成三十年間をかけたデフレーション(給与物価下落)によってみるみる低落し続け、妻の自由意思にかかわらず夫婦共働きにならざるをえなくなりました。その結果がこの議論であり、まさしく「デフレスパイラルのスパイラル」に陥っているのです。時代が変わったのではなく、時代に変えられた・ゆがめられたと申せましょう。

 消費増税と併せたこのような措置の実行は、間違いなくわが国経済を致命的に疲弊させ、少子化を促進して国を滅ぼします。いたずらに「女権」を掲げる人たちの美辞麗句は、すなわちそのまま対日ヘイトスピーチ(反日扇動)でしかないのです。わが国は中共ではありません。人を道具にして拾ったり捨てたりしてはいけないのです。

日朝首脳会談開催の可能性

皇紀2679年(令和元年)5月6日

 タイ(泰王国)のラーマ十世・ワチラーロンコーン国王陛下(平成二十八年十月十三日御即位)の戴冠式が四日に行われ、昨日はバンコク都内で祝賀パレード、本日は王宮バルコニーから国民に御姿を見せられます。泰王室の戴冠式は、実に六十九年ぶりのことです。

 多くの泰国民は恐らく、それぞれの胸に一物秘めながら(数多いわれてきた悪い噂を思い出さないようにして)祝意を表すほかないでしょう。重要なことは、王室が守られることによってかつて西欧列強の植民地支配を受けなかった泰王国を存続することであり、時同じく上皇陛下(先帝陛下)の御譲位から天皇陛下の御即位を賜ったわが国、私たちもそうです。

正恩氏、日本人拉致と対話言及「いずれ安倍首相と会う」

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が2月末にベトナムで開かれた米朝首脳再会談で、拉致問題に言及していたことが分かった。「日朝間の懸案として日本人拉致問題があるのは分かっている。いずれ安倍晋三首相とも会う」とトランプ米大統領に語っていた。トランプ氏はこのやりとりを首相に伝…

(共同通信社)

 さて、昨日記事でも取り上げましたが北朝鮮人民軍は四日、東部の虎島半島付近から日本海へ短距離弾道弾を数発発射し、日本海上では東部前線防御部隊の火力打撃訓練も行われ、朝鮮労働党の金正恩委員長が自らこれを指揮したと朝鮮中央通信が伝えました。

 上記共同通信社記事の内容は、それを受けて政府が意図的に漏らした情報です。またぞろ周囲(世界)が見えなくなり始めた金委員長に対し、日米からのメッセージという意図でしょう。

 北朝鮮内部では、既に人民軍や労働党員から金委員長に対する離反者が多数出ており、つぎつぎに惨殺処刑されたり平壌から僻地へ飛ばされたりしています。

 ヴェト・ナム(越国)で開かれた二度目の米朝首脳会談が不調に終わったことで、内部引き締めの軍事行動が予想されていました(三月二日記事参照)。たとえ各国の非難を浴びようとも弾道弾発射に踏み切った北朝鮮は、再び「引きこもり」を始めるかもしれませんが、日朝首脳会談の可能性に言及したとする過去情報をばらまくことで、金委員長を思いとどまらせようという試みに違いありません。

 よってその可能性は現在、低くなったと申さざるをえず、この記事に「ぬか喜び」することは避けたいところです。ただ、わが国は一貫して日本国民拉致事件の全面解決(全員帰国)を掲げ、北朝鮮に圧力をかけ続けるべきであり、やめてはなりません。

北朝鮮が弾道ミサイル発射

皇紀2679年(令和元年)5月5日

 本日は、子供の日(端午の節句)です。公式には、子供を「こども」と表記するようですが、幼稚な国家に堕ちた現在でも基督教グレゴリオ暦の五月五日以外に、旧暦で子供の元気な成長を祈る儀式をする地方があるといいます。

 端午の起源は、楚の国にあり、決して朝鮮半島にはありません。また、現在の中華人民共和国は、楚以来の歴史的継続性が一切ない新興の共産党国家です。

 わが国では、もともとあった「五月忌み(さつきいみ)」という田植え前の穢れ払いの儀式と楚起源の端午が結びつき、現在の形になったと言われていますが、そもそも五月忌みは「女天下」という、女性を戸内に守って特に家の中を取り仕切ってもらう女性のための節句でした。

 これが日本の文化であり、女性を家に「閉じ込める(?)」ことが「女性差別」だなんてとんでもないのです。何度でも申しますが、それを「一億総活躍」「女性が輝く社会」と称して(もちろん外で働きたい人を別にして)何が何でも女性を戸外に出し、一方で「少子化対策」と称して何度も出産させようというのは、あまりにも女性をないがしろにしてはいまいか、という指摘があってもよいはずでしょう。

 どうか日本の全ての子供たちが健やかに育ちますように。

北朝鮮が短距離ミサイル発射 東海岸から日本海に向け

 【ソウル=名村隆寛】韓国軍合同参謀本部は4日、北朝鮮が同日午前9時6分ごろ、数発の飛翔体を発射したと明らかにした。飛翔体は北朝鮮南東部の元山(ウォンサン)周辺から、東方の日本海に向けて発射され、70~200キロ飛行し、日本海に落下した…

(産經新聞社)

 わが国の連休中、ついにと申しますか北朝鮮が約一年五か月ぶりに短距離弾道弾を数発、日本海へ向けて発射しました。短距離であることから、韓国の文在寅政権に対する威嚇とみられますが、発射したこと自体が日米韓および露中など全世界に向けた威嚇に当たります。

 対米交渉が沈滞し、露国にも袖にされた北朝鮮は、文大統領という北朝鮮工作員にさまざまな指令を出してきましたが、もはやこれも「役立たず」ということになれば、それが愚かなことと知りつつも弾道弾発射に踏み切るほかなかったのでしょう。その兆候は、十分にありました。

 これを皮切りに、再び北朝鮮が莫迦げた自傷行為を繰り返す可能性もあります。しばらく注視が必要です。

 そして、最後にもう一つ。昨日午後一時頃、大阪駅および大丸梅田店(大阪市北区)の十六階屋上から女性が飛び降り自殺を図り、亡くなりました。お悔やみを申し上げます。

 多くの人びとが見守る中、それは起きました。落下から着地の瞬間、周囲に恐ろしい大音が響き渡り、あちこちから悲鳴がわきました。説得にあたっていた大阪府警察の婦人警察官は、さぞ落胆しているかもしれませんが、本当に死のうとしている人は周囲のことが見えません。心の中の絶望だけが自らを支配し、国がどうであろうが世の中がどうであろうが関係などなくなって死に至るのです。

 特にこの季節は、周囲が見えていたころに芽生えた自身の境遇を嘆き、次第に自分だけが闇に堕ちていく感覚に捉われ、将来という言葉すら忘れるほどになりやすく、最も自殺が多いそうです。私が大学に勤めていた頃にも経験があります。

 かつて忘れもしないのは、池袋駅・西武池袋本店(東京都豊島区)の屋上から飛び降りた人が地上を歩いていた人を直撃し、二人とも亡くなったという事件です。月並みですが、本当に自殺はやめましょう。これを読んでくれているうちなら理解できるはずです。

 北朝鮮の行為も周囲が見えなくなり始めると苛烈化するでしょう。今回の弾道弾発射は、またそうなりだした兆しなのです。