河野首相では竹中暗躍続く
朝日新聞出版の週刊朝日は、もはやこれほど「ゴミみたいな記事」でしか自民党の高市早苗前総務相(元政務調査会長)を誹謗中傷することもできないようです。或いは、なりふり構わずゴミみたいな記事を載せてでも「高市次期首相」を阻止したいのでしょう。まるで日刊ゲンダイの記事と見紛う低俗さです。
自民党の次期総裁選挙(事実上の次期首相選挙)が始まり、四候補が揃って報道権力の取材を受ける中、初日にして早くも明確になったのは、誠実そうな岸田文雄前政調会長、真っ向答える高市早苗元政調会長、質問を否定してはぐらかす河野太郎ワクチン担当相、頓珍漢な「逆張り」を連発する野田聖子幹事長代行という姿です。
これは紛うことのない、私たち国民の見ている前で起きたことを端的に表したものであり、まず当選しない野田氏はともかく、これでも河野氏を「国民人気第一位」と私たち自身が認めていられるでしょうか。
河野氏は、原子力発電に関する質問も、社会保障に関する質問も、全て質問者を莫迦にしたような威圧的態度で質問そのものを否定し、決して答えませんでした。
報道権力は、さんざん安倍前内閣と菅内閣に対して「質問に答えない」と怒っていたはずですが、これで「河野内閣」だともっと酷いことになるのが分かり、それでも「河野推し」を続けるのでしょうか。
報道権力の質問こそ低俗である場合はありますが、今回のそれらは重要な案件であり、例えば質問で提示された数値に異論があったとしても、次期首相になるというのならそれを説明しながら答えなければならないはずでした。
河野氏には、その素養がありません。いきなりバレたのです。この人が首相になれば、間違いなく私たち国民は威圧され、何の説明もないまま訳の分からないことを強要されるでしょう。
それでいて、わが国の成長分野に「再生可能エネルギー」と答える河野氏のピンボケ具合も政治家として致命的で、同じ質問に「産業用ロボット」と明示した高市氏は、わが国政府が投資すべき産業・研究・開発の分野をよく分かっています。
そこで最後に、河野氏を応援して「安倍・麻生政治を終わらせよう」などといっている人たちに申しておきます。
河野氏が首相になってしまえば、これまた間違いなく竹中平蔵氏が付属します。いわゆる国民経済の活性化を眼中に入れない新自由主義路線が継続、いや拡大されることになるでしょう。
河野氏の背後には、人を物のように扱うパソナが張りついており、だからパソナに頼ってパソナに袖にされつつある西村康稔ウイルス担当相が河野氏を嫌っているのか、と私なんぞは妙に得心がいきました。
そのような人物が「既得権益打破」だの「改革」だのと声を張り上げる虚しさを、私たちはこれまで何度目撃してきたことでしょうか。
自民党議員、党員・党友各位に於かれましては、どうか私たちに悪夢を見させないよう行動してください。これだけは、どうか今回の総裁選は、絶対にお願いします。