ポリコレとコンプラのバカ

皇紀2682年(令和4年)11月27日

マイバッグ持参・スプーン辞退、8割に 内閣府世論調査:朝日新聞デジタル

 レジ袋有料化や使い捨てプラスチック削減義務化以降、マイバッグを持参したり、使い捨てスプーンなどを辞退したりする人が約8割に増えていることが、内閣府が25日に公表した世論調査で分かった。プラスチックの…

(朝日新聞社)

 朝日新聞社およびテレビ朝日と内閣府は、とんでもない勘違いをしています。プラスチック製品の削減意識が進んでいるのではなく、日頃から一円単位で切り詰めて私たちがお買い物をしているスーパーマーケットで、三円・五円のレジ袋代を払いたくない国民経済の悲鳴を見て見ぬふりしているだけです、あなた方は。

 払えなくもありません。しかし、払いたくないのです。いえ、払っている場合ではないのです。

 塵も積もれば山となるを恐れ、給与下落・物価下落(デフレーション)からの脱却が見えない中でとうとう給与下落・物価上昇(スタグフレーション)に突入したまま消費税率の引き上げ(財政規律重視の超愚策)を予告し始めた財務省政権への強烈な怨念を隠すことなくレジ袋代もケチりながら暮らしている国民がいることを、行政権力と報道権力が無視してはいけません。

 実際には、ゴミ袋に転用できるものを購入しても損はないでしょう。世に言う「エコバッグ」や使いまわしのレジ袋の不衛生もあり、特にコンビニエンスストアでそのようなものを拡げて店員さんに「ここへ入れてくれ」と言うほうがよほど「社会の迷惑」に違いありません。

 結局プラスチック製品を使用したほうがよいのです。

 プラスチック製品の問題は、不法投棄にあると前から何度も申しています。環境を守ることの本意を忘れたポリティカル・コレクトネス(綺麗事莫迦)の典型事例に、私たちの多くが翻弄されているのです。

 そして、こうして暮らしている日日の感覚でつい財務省の財政論に騙されてしまう私たち自身にも大きな問題があることを忘れてはなりません。

戸田恵梨香がついに踏み込んだ! 加速するドラマ&映画界の“過剰コンプラ”に苦言の背景|日刊ゲンダイDIGITAL

 女優の戸田恵梨香(34)が、昨年秋から仕事をセーブして以来、久々に出演した番組で、ドラマや映画界を取り巻くコンプ…

(日刊ゲンダイ)

 もう一つの問題は、朝日とくれば日刊ゲンダイ……ではなく、女優の戸田恵梨香さんが訴えた映像表現に於けるコンプライアンス(法令遵守)の実態です。

 あれも駄目、これも駄目と言っているうちに何も表現できなくしてしまった極左思想(大抵は市民団体を名乗る圧力団体)の言う表現の自由とは、一体何でしょうか。

 或る致命的事件が起きると、類似の事例を想起させるものが全て表現の規制対象になるという委縮した世界は、ほとんど彼ら極左思想の圧力に端を発しました。この感覚は、次第に多くの国民へ伝染し、皆がいちいち「あれはいかがなものか」と非難するようになったのです。

 むろんそのように指摘すべき危険なものもあり、逆に対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別)や過激な女権論が野放しになっていることは、厳しい指摘を免れません。現下のコンプラを極左団体が主導してきた証は、このようなところにも見受けられます。

 しかし、反社会的なものを表現する上でも法令遵守を貫けば、表現していない(観る者に伝わらない)ことになり、これほど滑稽な現象はありません。

 テレビドラマ制作現場がスポンサー離れを懸念して「表現しない表現」に没入していく堕落に加え、今日の邦画界が抱える「製作委員会問題」は、まさに製作の各社が口ぐちに注文を出して悲惨な作品に仕上がる現状にあり、もはや邦画史の終焉すら予見させる危機そのものです。

 よくコラムニストのマツコ・デラックスさんも指摘していたことですが、テレビというそもそもの反社会的存在が反社会的存在や事象を表現しなくなったらおしまいだ、と。

 綺麗事を並べて世の中を汚染してきた左傾化からの脱却もまた、私たちの大きな目標としたい。

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『ポリコレとコンプラのバカ』に3件のコメント

  1. アンチレッド:

    プラスチック問題は、プラスチックが燃やされるときに温室効果ガスが発生することと、海洋汚染。
    しかし、プラスチックを燃やせば不法投棄による海洋汚染も減少するはずなので、本質は温室効果ガス問題と思われます。
    温室効果について気象庁のサイトから引用
    これらの気体は赤外線を吸収し、再び放出する性質があります。この性質のため、太陽からの光で暖められた地球の表面から地球の外に向かう赤外線の多くが、熱として大気に蓄積され、再び地球の表面に戻ってきます。この戻ってきた赤外線が、地球の表面付近の大気を暖めます。これを温室効果と呼びます。
    以上引用
    一見もっともらしい説明ですが、これは温室効果の詐欺的説明と言わざるを得ません。
    一般常識程度で反論できます。
    ・服を着ると温かいのは温室効果=熱源である人体を断熱材である服で囲うことで服の内部にある熱源からの熱が保温される。
    ・ビニールハウスの温室効果=ビニールの断熱効果により、ビニールハウスの内部にある熱源からの熱が保温される。
    以上のように温室効果とは、熱源を断熱材で囲うことによる保温効果のことです。
    ところが、CO2ガスによる地球温暖化問題では熱源は太陽光=太陽であり、これは地球の外にあるものです。
    これは熱源を断熱材で囲う構成になっておらず、温室効果になるわけがない。
    実際、雲で地球が覆われれば、太陽光が雲で遮蔽されて温室効果にならないことは明らかです。
    上記気象庁の説明でいえば、「太陽から地表に到達するはずの太陽光がCO2ガスで吸収され、宇宙方向へ放出されることにより、地表に到達する太陽光が減少する。」
    本当はこのように説明されるべきなのです。
    熱源と断熱材の構成が「温室」の構成になっていないのに、「温室効果」などと詐欺的説明が全世界的に行われていることこそが、プラスチック問題の真の大問題です。

  2. 通りすがり:

     YouTubeが自分たちのイデオロギー(ポリコレ)に都合の悪いコメントをこっそり書き込めないようにしています。

    >拡散希望!今、Change.orgで「#マイメロママの名言バレンタイングッズを助けたい!」というキャンペーンが行われています。是非ご署名ください!
    > https://chng.it/MM9dXMWL via @change_jp

     これ↑↑↑をYouTubeの該当動画のコメント欄に書き込んだら全て消された!!というか、書き込めない。
     いったんブラウザを閉じて再度アクセスするとキレイさっぱり消えていた。

     朝日新聞には「報道しない自由」があるようにYouTube(Google)には「発言させない自由」がある。恐ろしいことだ。マスコミだけでなくネットの監視も必要だ。

  3. 通りすがり:

     戸定梨香さん問題や「マイメロママの名言バレンタイングッズ」問題などからフェミニズムに対して否定的になった。日本のジェンダーギャップ指数は確かに高いが女性の幸福度も異常に高い。