財務省が狙う日銀総裁人事
海上自衛隊創設七十年を迎えたわが国は六日、二十年ぶりに国際観艦式を開催しました。相模湾に米豪ら十二か国の艦艇が参加しましたが、露国は招かず、中共は不参加だったことから、ここでも私たちに対する中共の敵意が明け透けです。
百五十四名が亡くなる未曽有の雑踏事故を起こしたソウル特別市龍山区梨泰院にもほど近い韓国交通公社(KORAIL)京釜線龍山駅と永登浦駅の間で同日、列車が脱線事故を起こした韓国は、参加した上で、自衛隊旗の旭日旗に敬礼もしました。
観艦式参加国に、旭日旗に関する出鱈目な情報を流して回った対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別扇動)活動家がいましたが、北韓(北朝鮮)に魂を売り渡しているうちに、日常的危機管理もなっていない韓国が北韓の攻撃にも耐えられなくなっている現実を直視すべきです。
武漢ウイルス(新型コロナウイルス)狂乱にかかった政府の支出を言い訳に、財務省が主導する増税論と新税制論(税の新設)がいよいよ牙をむき始めています。
それらの財源は、日本銀行が確保しているようなものにもかかわらず、霞が関・永田町で采配の権限をふるう財務省がやりたい放題にしてきたツケは、如実に私たち国民の経済困窮に表れているのです。
よく分からないワクチンの買い占め費用などどうでもよいのですが、一刻も早く日常生活を取り戻そうと政府の方針に協力(接種)してしまった国民にしてみれば、岸田文雄首相が収束宣言も決断できないうちに「ワクチン代くらい己で払えよ」とお金のことを言い出した財務省は、まさに敵性組織そのものでしょう。
その財務省は、内需回復にアクセルをふかし続けてきた日銀の黒田東彦総裁の後任人事を誘導しようとしています。どうやら雨宮正佳副総裁を就かせたいようです。
しかし、財務省の思惑(総力を挙げてブレーキを踏む)に沿ったことをやりそうなのは、むしろ中曽宏元副総裁のような気がするのですが、雨宮氏のほうが操りやすいと考えているのでしょう。
目下の米ドル高を「円安だ、えらいこっちゃ」と騒ぎまくる莫迦な人たちを筆頭に、金融政策の転換を日銀に求める声が上がっていますが、もしも金利を引き上げてしまえば、間違いなく全国各地の企業がバタバタと倒産していくに違いありません。
海外に生産拠点を移して空洞化を招いたまま物価上昇が起きたわが国の現状では、大多数の中小企業が銀行の貸出金利の引き上げに耐えられるはずもなく、黒田総裁を非難する声が財務省主導、或いは財務省に躍らされている人びとによるものだと分かります。
わが国どころではない異常な物価上昇を起こしている米国は、中間選挙の投開票が迫っており、連邦議会下院議員の全議席と上院三十五議席の改選で共和党が制すれば、ますます民主党ジョー・バイデン政権の何も決められない政治が加速するでしょう。
日銀と共に政府がアクセルを踏み込むよう、本当は財務省と闘わねばならないのです。