高市さんで自民党は終わるのかも
私の十年超越しの主張と本日の表題で、読者諸氏に一瞬混乱を与えたかもしれませんが、この連休で懇談させていただいた方がたとのやり取りを、ここで正直に申します。私が「次こそは高市早苗元経済安全保障担当相で」と言うと、自民党の諸氏が口を揃えて「いや、待ってくれ」と言うのです。
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ちなみに、日本テレビ放送網の報道番組では、単に「高市元担当相の支持率が二十九%で一位」と伝えたようですが、共同で調査した讀賣新聞社の記事には、自民党支持層に限って「現政権の小泉進次郎氏が一位」と出ています。
よって、日テレが「高市元担当相の三つの強み」と解説した内容に齟齬があるわけです。この傾向は、以前から見られていたことなので、私が突っ込んだところ以下のような意見が出ました。
・新総裁を高市さんにしてもしも国会で敗れたら、首相になれなかった三人目の党総裁になってしまう。
自民党議員が恐れているのは、地滑り的下野です。二度の国政選挙で惨敗したものの現状、野党へ転落する危機感を彼らからあまり感じなかったのも事実で、尚更「気がつけば野党」を恐れ始めました。
高市元担当相では「首班指名で敗れる可能性がある」と言うのです。私は「なら小泉で勝てますか?」と問うても「小泉さんならいけるかも、という望みがあるんだろう」と他人事のような答えが返ってきました。党員・党友はそう思っているらしい、と。
・もし「高市首相」で駄目なら、もう自民党に後がない。
もう一つ出てきた意見がこれでした。私は「今の自民党に高市首相を支える議員がいないという意味か?」と詰問すると「そうではないけど」と皆が言葉を濁しながら、旧清和政策研究会が事実上壊滅状態にあることを気にしているようです。
しかし、安倍晋三元首相のころにも「岩屋も中谷も村上も、それこそ石破もいた。それでもどうにかやっていたが、もう自民党にかつての地力は残っていないということか?」と半ば怒りながら申したせいか、ここで皆が黙ってしまいました。
私には、これがすべての答えだったように思います。おつき合いいただいた諸氏には申し訳ないですが、岸田文雄氏と石破茂氏を首相にして左傾化した自民党は、もはや立ち直る余地すらも失っているのです。
・加藤勝信財務相が小泉に一本釣りされた。
・高市さんに対する不安は、夫の山本拓元衆議院議員が右半身不随で介護中であること。
こうした指摘も上がりました。「加藤さんを釣り上げた小泉陣営には、うまいことやられたと思う」というのは、加藤財務相が小泉氏の選挙対策本部長に就いたことを指しています。
この件について、SNS上で公言しているのでご氏名を出しますが参議院の小野田紀美内閣委員長は「(同じ岡山県選出の加藤氏から)何の連絡も受けていない」とのことでした。その上で小野田委員長は、高市元担当相支持を明確にしています。
さらに、高市元担当相が最近少し瘦せ気味であることを心配する声もあり、山本元代議士の介護で「疲れているのでは」という指摘もありましたが、私生活のことをここで云云する気はありません。だから「激務の首相になれない・なってはいけない」ということはないはずです。
兎にも角にも「高市さんで駄目なら自民党が終わる」と言うなら、私は「終わってしまいなさいよ」と返すほかありませんでした。それを先延ばししたいから「とりあえず小泉にしておく」などというのは、私たち国民に対する裏切りです。
自民党が小選挙区制へ移行しても党内に右派と左派を両方抱え続けてきたからこうなりました。中選挙区時代の「自民2、社会1、共産1」でもないのに、一名しか当選しない選挙制度で左翼を飼い殺してきた顛末が現在なのです。
つまり、保守政党になりきれなかったがゆえにまんまと左傾化を許してしまった、と。そのような中で「高市内閣」を立てても政権がもたないかもしれないなら、自民党を解体して立憲民主党や日本共産党らに議員を振り分けて面倒を見てもらえばよろしいのです。
わが国にもうこれ以上、左翼・極左の受け皿は要りません。あまりにも多すぎます。だからこそ参政党が躍進したのです。
参政党の躍進には、彼らも「自民党が保守層から見限られた」との危機感はあるようでした。私は、安藤裕参議院議員しかほぼ眼中にありませんが、まだお若い神谷宗幣代表の稚拙さや強引さが問われようが何だろうが、自民党が駄目なら参政党を中心とした保守大連合に政権を獲ってもらうしかありません。
まだその機は熟していませんし、参政党と日本保守党の対立を見ていても可能性を感じませんが、いずれにせよわが国に左翼・極左(反日)政党ばかりがのさばることを許してはいけません。
聡明な読者諸氏と共に今後どうするか、私なりにもよく考えて引き続き動いてまいります。
※ 本日の内容は、複数人、複数日の懇談の一部です。









