日本の食糧をも脅かす中国

皇紀2683年(令和5年)8月13日

【サクッと読めるお盆特集】

アメリカ海軍が健在な限り、日本は「食料自給率」を気にしなくていい

地政学・戦略学者の奥山真司が8月8日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。生産額ベースで過去最低を記録した食料自給率について解説した。 食料自給率が生産額ベースで過去最低 国内の食料をどのくらい国産…

(ニッポン放送 NEWS ONLINE)

 これは、あくまで地政学的論述であり、これが全てではありません。今日の海洋輸送を一言で申すとこうなる、という一例です。

 現に欧米の多くが食糧自給率を上げており、あらゆる危機想定の上で、そのほうが政策として正しいと申せます。武漢ウイルス(新型コロナウイルス)騒動も、それを示していたでしょう。

 また、拝金主義のような「カネで外国から買えばいい」というのも、極めて危険な考えです。買えるものがあればまだよいですが、不作などの現象が起きた場合、その輸出国が自国民以外に売るはずなどありません。

 最大の問題は、海の秩序を中共が著しく乱していることです。特に太平洋の安全は、中共・共産党人民解放軍が激しく脅かしています。

 最近もフィリピン(比国)やヴェト・ナム(越国)と揉めていますが、太平洋防衛を米国と共に担っている「体裁」のわが国が現行憲法(占領憲法放置の罪と罰から、亜州の平和の秩序を守れていません。

 そのようなわが国で、単に「米海軍がいるから大丈夫」ではないのです。奥山真司氏も、そのようなことを述べてはいませんが、えてしてこうした論述を誤読(ミスリード)する人もいますので、むしろさまざまな観点から国家安全保障を考える契機としていただきたく取り上げました。

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指導層に対日ヘイト置くな

皇紀2683年(令和5年)8月12日

【サクッと読めるお盆特集】

竹中平蔵「日本人は劣化している」ロジカルシンキングができない大卒に絶句…40代、50代が今やるべきこと

日本人の給料が上がらない当然の理由
 今、株が上がっています。日経平均は33年ぶりに3万3000円を突破しました。株があがることはいいことで、企業の業績もあがっています。しかしドルベースでみるとそんな高いわけではありません。…

(みんかぶマガジン|ミンカブ・ジ・インフォノイド)

 ヤフージャパン配信記事のほうでもう少しお読みいただけますが、まぁ碌でもないことが書かれています。私たち日本人を「安い時給労働力」に変えた売国守銭奴がよく言うわ、と。

 ほとんどが自らの悪事の顛末を述べているようなものですが、論理的思考(ロジカルシンキング)のくだりについては、一言申し添えておくべきでしょう。

 直近ですと八日記事で申したことですが、わが国の報道権力が中道の産經新聞社以外、左翼(ただの対日ヘイトスピーチ=日本憎悪差別扇動)にまみれているせいもあり、論理的思考とはかけ離れた記事にあふれているのは確かです。

 報道権力が大きくとらえる言論のほとんどが左翼発信のものですから、当然日本人の論理的思考が欠落しているように見えるのも無理はありません。

 しかし、これも一部の現象を差しているにすぎません。本当に日本人に論理的思考が無理ならば、例えば二十七名ものノーベル賞受賞者(平和賞一名を除く)を出したはずがないのです。

 ただ、私たちが「かわいそう」に弱いのも確かであり、物事に対して論理をすっ飛ばし、感情的処理をしてしまうところがあります。左翼(対日ヘイト)は、そのような私たちの習性につけ込んでいるのです。

 このような駄文を平然と書けてしまう竹中平蔵氏もまた、間違いなく対日ヘイトそのものであり、生産性のくだりも何もかも、小泉・竹中政権以来、自ら誘導してきた政策の結果でしかなく、理路整然と書かれているようで扇情的文章でしかありません。

 いかに対日ヘイトに政府の政策を触らせないようにするか、企業経営陣に座らせなようにするか、移民推進の結果として中共人に支配されるのを防ぐか、真の経済安全保障に取り組まねばわが国が危ないのです。

高校教育の重大インシデント

皇紀2683年(令和5年)8月11日

日の丸バッジ着用禁止訴訟、原告側が裁判長の証人尋問申請

大阪高裁での裁判を傍聴する際、裁判長が「日の丸バッジ」の着用を禁じたのは権限乱用に当たるとして、男性3人が国に計330万円の損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が9…

(産經新聞社)

 この問題は、三月二日記事で扱いましたが、産經新聞社は、証人尋問すべき大阪高等裁判所の清水響裁判長の氏名を伏せています。司法権力による著しい人権侵害を正すのに、伏せて記事にする必要はありません。

 ブルーリボンバッヂを執拗に敵視した大阪地方裁判所の中垣内健治裁判長(当時)と共に、司法権力の末端にいる個人の思想を私たち国民に押しつけた暴力行為は、徹底して断罪し、司法権力に対して再発防止を警告しなければならないのです。

 某裁判では、無罪主張の主旨が書かれたTシャツの着用を傍聴者が咎められましたが、これは、法廷の秩序を守るための行為として認められます。

 しかし、ここは日本です。わが国の国旗を身につけていただけで問題視されるのは、極めて不合理であり、清水裁判官は間違いなく、私たち国民の人権を侵害しました。

 身につけたくないのに「つけさせられた」というのは、個人の勝手ですが、もう一度申します。ここは日本です。国旗をつける行為を禁じられるというのは、国民の権利侵害なのです。

 それを司法の者が平然と犯したというのは、絶対に許されません。「主文、裁判官を懲役二十年に処する」とでも言ってやりたい。

訂正が1200か所あった「東京書籍」教科書、26年度廃刊…新高等地図

【読売新聞】 教科書会社最大手の「東京書籍」が発行した高校地図の教科書で約1200か所の訂正が生じた問題で、同社は9日、2026年度からこの教科書を廃刊にすると発表した。この教科書は約3万6000冊発行され、昨年4月から使用されてい…

(讀賣新聞社)

 さて、社まるごと左翼の巣窟として知られる東京書籍(東京都北区)が犯した前代未聞の「約千二百か所も間違えている教科書」は、廃刊になって当然です。

 問題なのは、これがなぜ令和三年三月実施の文部科学省による教科書検定をすり抜けたのかに尽きます。

 特に社会科(国史、世界史、地理など)の教科書は、極めて厳重に検定が行われてきたはずですが、それも出鱈目だったのでしょうか。文科省の責任問題でもあります。

 そもそも近代の国史表記に於いて、昭和十二年の南京市陥落(南京事件)などで出鱈目が多く、一方で昭和二年の南京事件(江右軍による日本人ら外国人への衝撃事件)には一切触れられていません。これでは、大東亜戦争がなぜ始まったのか、私たちには全く分からないのです。

 これ自体が教育として不十分であり、大日本帝國が蒋介石率いる国民革命軍(当時)を信用していたにもかかわらず起きた事件を転機に、国民世論が「許すまじ」になっていったことを、私たちは知っておかねばなりません。戦争が起きるには、こうした理由があるのだ、と。

 だからこそ現在の中共や北韓(北朝鮮)による数多の蛮行を糾弾し、戦争を避けねばならないのです。

 南京事件から約四か月後、通州事件で日本人百十七名、当時の朝鮮人百六名が大虐殺されました。しかもそれは、この世の地獄と言えるほど、あまりにもむごい殺され方だったのです。

 教育用の世界地図もまともに作成できない一出版社に、国史を「日本史」として選択科目にするような教育制度の下で教科書発行を任せているのも本来間違っています。

 政府が責任をもって国史教科書を発行しなければならないのです、が、文科省がこの有り様ではどうにもなりません。何と言っても「文部科学省は前川喜平省(日教組が喜ぶ極左暴力主義の巣窟)」ですから。

ガソリン価格抑えない利権

皇紀2683年(令和5年)8月10日

「被爆者を愚弄している」 広島ビジョンに怒り、若者にも「なぜ?」広がる(中国新聞デジタル)

 被爆78年の夏、二つの原水爆禁止世界大会は核抑止が大きなテーマとなり、これを容認できないとのメッセージをそれぞれ出した。一連の取材で痛感したのは、広島市で5月にあった先進7カ国首脳会議(G7サミッ…

(Yahoo!ニュース)

 この記事は、中國新聞社(広島市)の「核抑止の肯定、広島サミットに怒り 二つの原水爆禁止世界大会」が元ですが、表題が全く違います。SNS上でも広く扱われやすいヤフーニュースに、なぜこの改題を用いたのでしょうか。

 答えは簡単です。七日記事で取り上げた産經新聞社の「『慰霊の日なのになぜ』 今年も平和記念式典会場周辺でデモ 10代の子供からも疑問の声」という記事が中國新聞社にとって悔しくて悔しくてたまらなかったからでしょう。

 やはり左翼は陰湿、且つ妄執的異常です。

 さて、岸田文雄首相(広島一区)が先進主要七か国首脳会議・広島(広島サミット)で「いい顔」をしたかっただけの宣言(広島ビジョン)が愚かな代物でしかなかったのは、本来思想の左右に関係なく私たち国民にとって申すまでもないことですが、どうにもならない問題がもう一つあります。

 レギュラーガソリンの全国平均小売り価格が先週より三円六十銭高い、一リットルあたり百八十円三十銭に突入しました。

 これは、さまざまな業種に影響を及ぼし、ついに給与下落のまま物価上昇(スタグフレーション)を招いている私たち国民の暮らしを直撃します。ちなみに厚生労働省による最新値の六月の実質賃金は、前年同月比一.六%減で、岸田内閣発足後十五か月連続で下落し続けています。

 ところが、ガソリン価格が三か月連続で百六十円を超えた場合に発動するトリガー条項(揮発油税などの引き下げ)は、旧民主党政権が数多公約違反の挙げ句に導入しながら、さらに自ら凍結するという顛末のまま、岸田内閣になっても凍結解除されません。

 租税特別措置法は、毎年猫の目のように改正されますが、先述の旧民主党による公約違反がそもそもガソリン税の暫定税率廃止から本則税率の引き上げで国民負担を維持させてしまったことにあり、財務省の言う通りにしか動かない岸田首相が凍結解除するはずがないでしょう。財務省が嫌がるのです。

 しかし、ガソリン価格を実質決めているのは、経済産業省であり、資源エネルギー庁から内閣官房へ報告されます。「いよいよこれは」という対応を経産省が内閣に促すべきなのです。

 またまたしかし、その気配は微塵もありません。岸田首相が税の引き下げではなく「原油価格高騰に対する緊急対策」、または資源エネルギー庁の「燃料油価格の激変緩和事業」しかやらないのは、これらが関係省庁に降りてくる補助金利権だからです。

 それは、経産省・資源エネルギー庁および中小企業庁のみならず、創価学会(公明党)が牛耳る国土交通省はもちろんのこと、農林水産省厚生労働省総務省にも及んでいます。

 激変緩和事業の拡充で彼らに特別予算が下りるのです。手放すはずがありません。

 はっきり申し上げて現在のガソリン価格は、ほとんど税金であり、しかも消費税の二重課税にもなっており、国民経済の再生(内需回復)を目指せば真っ先に廃止しなければならない税制です。

 国土強靭化(道路や橋梁といった社会基盤の再整備)をやるにしても、成長戦略の一予算として国債が充てられるはずですから、徴税強化など全く必要ありません。

 今日のわが国の、ガソリン価格のようなおかしな対応は、ほぼ霞が関の一部強欲官僚による天下り先確保と連動した「内内の決定」が原因です。もうやめようと言っても「これだとウチだけ損する」と言い張っては、決して首を縦に振りません。

 岸田首相は、霞が関を動かす気などないのです。また、そのような力もありません。これは、内閣府も関係しているので動いてはみますが、どうか皆さん、こうした現実を踏まえ、国民の総力を挙げて霞が関の出鱈目を叩いてください。

麻生副総裁はわざと言った

皇紀2683年(令和5年)8月9日

 大阪市平野区の路上で今月三日、職務質問しようとした大阪府警察布施署の巡査長の頭を刺して逃走したヴェト・ナム(越国)国籍のグエン・スアン・バン容疑者が指名手配されました。

 昨年四月に技能実習生として来日し、本年四月二十九日で在留期限が切れていたらしく、容疑者逮捕にご協力くださいますようお願いします。バン容疑者は、身長約百七十センチで細身、黒色短髪で、両腕に入れ墨を入れており、府警提供の本人画像は、こちら(産經新聞社)でご確認ください。

 三十二歳の巡査長は、全治一週間の怪我で済みましたが、衷心よりお見舞いを申し上げます。酷暑の中でも、違法滞在者などの発見に繋がる警邏には、頭の下がる思いです。

 情報提供は、大阪府警察布施署へ。 電話番号06-6727-1234

密航50年滞在、男性に在留資格 「堂々と生きられる」

 10代前半の1970年ごろ、親族にだまされて韓国から密航させられ、約50年にわたり日本で非正規滞在を余儀なくされた大阪府の丁五鎮さん(64)に、国が「在留特別許可」(在特)を認めたことが7日、支援者らへの取…

(一般社団法人共同通信社)

 しかし、政府がこのようなことをしてしまうから、何が正しくて何が間違っているのか、事の善悪も、正解と不正解も、法治なのか人治なのかすらも分からなくなってくるのです。この韓国籍の男性が「いい人」なのか否かはさておき。

 とは言え、確かにこの男性は気の毒でした。わずか十一歳かそこらで船に押し込められたとするならば、情状酌量の余地は十分にあるでしょう。しかし、なぜそのようなことが韓国で起きていたのかが問題です。

 在日韓国人の多くが「日本に連れてこられた」「日本で酷い目に遭った」などとわめき散らす対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別扇動)活動に興じ、賠償金を乞うてきました(今回の場合は「支援者」が怪しい)が、その実、当時の韓国政府による「ずさんな赤狩り」から逃れてわが国へ自ら来たか、或いはこの男性のような密航者でした。

 違法入国、違法滞在の外国人に一度でも甘い顔をすれば、その国の治安は崩壊します。わが国は既に、何度も過ちを繰り返して彼らに特別永住を認めたため、治安が崩壊しているのです。それが対日ヘイトの蔓延です。

「戦う覚悟」で抑止力強化 麻生太郎氏、台湾訪問中に講演 中国反発招く可能性も

自民党の麻生太郎副総裁は8日、訪問先の台湾で講演した。軍事的圧力を強める中国を念頭に、台湾海峡の平和と安定には強い抑止力を機能させる必要があり、そのために日米…

(産經新聞社)

 そのようなわが国が中共や北韓(北朝鮮)に嘲笑されるがまま、対日ヘイトに合わせるかの行政・立法・司法権力を作り出してきました。このままでは、わが国が内側からジワジワと中共に侵略されていくでしょう。

 以前にも申しましたが、台湾人の多くも対中戦争を望んでいません。私たち日本人も、それは同じです。台湾有事を決して発生させてはならないのです。

 ところが、私たち日台の平和の祈りを無にする動きを、中共がとり続けています。中共・共産党の習近平国家主席は、台湾侵略の流れを確実に作り、仏国の歴代最も阿呆・莫迦・間抜けな大統領がまんまと堕ちたように、国際社会の理解すら得ようとしているのです。

 産經新聞社は、麻生太郎副総裁(元首相)の訪台という歴史的外交を報じて、中共の「反発を招く可能性も」と書いていますが、訪台しようとして暗殺された安倍晋三元首相の想いを受け継ぐかのように、わざと中共を牽制する目的で「闘う覚悟」発言をしています。

 つまり、台湾は一人だと思ったら大間違いだ、動かないと思われている日本もついに動くぞ、と。

 つられて中共外交部が早速愚かな反応(「強く非難」「厳正な申し入れ」)を示しましたが、安倍元首相は、台湾にわが国が手を貸せば「日本を核攻撃する」と脅迫した中共に、厳正な対応をとるつもりでいたようです。政権末期、今にして思えば習氏の来日(国賓待遇)を目指したのも、これに絡んだ全く別の思惑があったのかもしれません。

 麻生副総裁は、安倍政権の副首相として事情を知った上で、万感の想いで訪台し、発言したのです。「勝手なことを言うな」「お前だけ戦場へ行って死ね」といった暴言が飛び交う対日ヘイト界隈は、まさに中共の不都合をよく表しています。

 東亜の平和と繁栄に、悪い(違法な)奴を入れてはならないのです。