麻生副総裁はわざと言った

皇紀2683年(令和5年)8月9日

 大阪市平野区の路上で今月三日、職務質問しようとした大阪府警察布施署の巡査長の頭を刺して逃走したヴェト・ナム(越国)国籍のグエン・スアン・バン容疑者が指名手配されました。

 昨年四月に技能実習生として来日し、本年四月二十九日で在留期限が切れていたらしく、容疑者逮捕にご協力くださいますようお願いします。バン容疑者は、身長約百七十センチで細身、黒色短髪で、両腕に入れ墨を入れており、府警提供の本人画像は、こちら(産經新聞社)でご確認ください。

 三十二歳の巡査長は、全治一週間の怪我で済みましたが、衷心よりお見舞いを申し上げます。酷暑の中でも、違法滞在者などの発見に繋がる警邏には、頭の下がる思いです。

 情報提供は、大阪府警察布施署へ。 電話番号06-6727-1234

密航50年滞在、男性に在留資格 「堂々と生きられる」

 10代前半の1970年ごろ、親族にだまされて韓国から密航させられ、約50年にわたり日本で非正規滞在を余儀なくされた大阪府の丁五鎮さん(64)に、国が「在留特別許可」(在特)を認めたことが7日、支援者らへの取…

(一般社団法人共同通信社)

 しかし、政府がこのようなことをしてしまうから、何が正しくて何が間違っているのか、事の善悪も、正解と不正解も、法治なのか人治なのかすらも分からなくなってくるのです。この韓国籍の男性が「いい人」なのか否かはさておき。

 とは言え、確かにこの男性は気の毒でした。わずか十一歳かそこらで船に押し込められたとするならば、情状酌量の余地は十分にあるでしょう。しかし、なぜそのようなことが韓国で起きていたのかが問題です。

 在日韓国人の多くが「日本に連れてこられた」「日本で酷い目に遭った」などとわめき散らす対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別扇動)活動に興じ、賠償金を乞うてきました(今回の場合は「支援者」が怪しい)が、その実、当時の韓国政府による「ずさんな赤狩り」から逃れてわが国へ自ら来たか、或いはこの男性のような密航者でした。

 違法入国、違法滞在の外国人に一度でも甘い顔をすれば、その国の治安は崩壊します。わが国は既に、何度も過ちを繰り返して彼らに特別永住を認めたため、治安が崩壊しているのです。それが対日ヘイトの蔓延です。

「戦う覚悟」で抑止力強化 麻生太郎氏、台湾訪問中に講演 中国反発招く可能性も

自民党の麻生太郎副総裁は8日、訪問先の台湾で講演した。軍事的圧力を強める中国を念頭に、台湾海峡の平和と安定には強い抑止力を機能させる必要があり、そのために日米…

(産經新聞社)

 そのようなわが国が中共や北韓(北朝鮮)に嘲笑されるがまま、対日ヘイトに合わせるかの行政・立法・司法権力を作り出してきました。このままでは、わが国が内側からジワジワと中共に侵略されていくでしょう。

 以前にも申しましたが、台湾人の多くも対中戦争を望んでいません。私たち日本人も、それは同じです。台湾有事を決して発生させてはならないのです。

 ところが、私たち日台の平和の祈りを無にする動きを、中共がとり続けています。中共・共産党の習近平国家主席は、台湾侵略の流れを確実に作り、仏国の歴代最も阿呆・莫迦・間抜けな大統領がまんまと堕ちたように、国際社会の理解すら得ようとしているのです。

 産經新聞社は、麻生太郎副総裁(元首相)の訪台という歴史的外交を報じて、中共の「反発を招く可能性も」と書いていますが、訪台しようとして暗殺された安倍晋三元首相の想いを受け継ぐかのように、わざと中共を牽制する目的で「闘う覚悟」発言をしています。

 つまり、台湾は一人だと思ったら大間違いだ、動かないと思われている日本もついに動くぞ、と。

 つられて中共外交部が早速愚かな反応(「強く非難」「厳正な申し入れ」)を示しましたが、安倍元首相は、台湾にわが国が手を貸せば「日本を核攻撃する」と脅迫した中共に、厳正な対応をとるつもりでいたようです。政権末期、今にして思えば習氏の来日(国賓待遇)を目指したのも、これに絡んだ全く別の思惑があったのかもしれません。

 麻生副総裁は、安倍政権の副首相として事情を知った上で、万感の想いで訪台し、発言したのです。「勝手なことを言うな」「お前だけ戦場へ行って死ね」といった暴言が飛び交う対日ヘイト界隈は、まさに中共の不都合をよく表しています。

 東亜の平和と繁栄に、悪い(違法な)奴を入れてはならないのです。

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『麻生副総裁はわざと言った』に1件のコメント

  1. 波那:

    ≫「お前だけ戦場へ行って死ね」

    戦場にされると思ってるなら日本から出て行けばいいのに。日本人は日本を捨てない。

    李登輝閣下の御墓参りに行くと台湾訪問を楽しみにされていた安倍さんの心残りを知る麻生さんが、安倍さんの想いを叶えて下さって嬉しいです。やっぱり麻生さんは嫌いにはなれない(笑)。