亡国の徒に着いて行くな
三宅博前大阪府八尾市議会議員(たちあがれ日本 大阪第14選挙区支部長)が会長を務める河内国民文化研究会は12日、西村眞悟元防衛政務官と土屋敬之東京都議会議員を招いて「平成三猛士救国維新講演会」を開催しました。
三木けえ前兵庫県三田市議会議員(たちあがれ日本 参議院比例第6支部長)や、杉本延博奈良県御所市議会議員のほか多くの地方議員が集まり、私も参加させていただいたところ、三宅会長のご好意でご紹介に与りましたが、閉塞した現下の日本政治をどうすればよいか、知恵を結集して行動する方法を探ったわけです。
さて、どの言葉をここに取り上げて皆様の参考にしていただこうか迷うほど、中身の濃い勉強会だったのですが、まず皆様は小学唱歌『蛍の光』に3番と4番が存在していたことをご存知でしたでしょうか。GHQによる日本占領統治で唱われなくなってしまった部分を、西村前衆議院議員が熱唱された時、私は思わず目頭が熱くなりました。
筑紫の極み、陸の奥、 (つくしのきわみ みちのおく)
海山遠く、隔つとも、 (うみやまとほく へだつとも)
その眞心は、隔て無く、(そのまごころは へだてなく)
一つに尽くせ、國の為。(ひとつにつくせ くにのため)
千島の奥も、沖繩も、 (ちしまのおくも おきなはも)
八洲の内の、護りなり、(やしまのうちの まもりなり)
至らん國に、勲しく、 (いたらんくにに いさをしく)
努めよ我が背、恙無く。(つとめよわがせ つゝがなく)
いわゆる「滅私奉公」までもを俗に言う「国粋主義」とした占領統治期の欧米型個人主義が蔓延した結果、無論北海道千島列島がソ連に、沖縄県が丸ごと米国に強奪され、実はそのような意味では日本列島も米ソに引き裂かれたため、この部分が唱われなくなりました。
神話の郷とも言える御所市の杉本議員と懇談させていただいた時、うた(やまとうた 和歌 句)を詠むことを知らぬ者が日本を語ることは出来ないだろうという話になり、喫緊の政治課題に対して即行動することに引けを取らない、その重要性を確認し合ったところです。
この国難とも言える政治状況の直中にあって、まさか「うた」など詠んでいられるかとお思いでしょうが、大和ごころをもって行動しようではありませんか、と申しているのです。
土屋都議会議員の講演の中に、『兼高かおる 世界の旅』で知られた兼高かおるさんがかつて「今の愛国心は勉強することです」と言われたという話がありました。日本という国家の何たるか、すなわち國體、國柄、國産み、國興りの何ら知識のない者がよもや政治家や活動家になって、一体どこの民を率いることが出来ましょうか。
そのような基軸のない者、基軸のぶれる者に、私たちは絶対に着いて行かないことです。日本民族が優しい気持ちになって世界平和を希求するのは、皇室祭祀を知れば誠にその通りで、しかし一歩でも外国に出るとそうではなく、なぜならそれは日本民族しか皇室祭祀を知り得ていないからに他なりません。
現下の日本に於いては、皇室祭祀を知らない者が何らの基軸もなく「優しい気持ち」を騙るから訳が分からないのであって、大東亜戦争の敗北を亜州各国に詫びて廻り、国際機関で自らを貶める政治工作に余念がないからこそ国際社会の信用を日本は勝ち得ないのです。「過去を詫びない日本は信用されない」とは「人を故意に傷つけてもよい」と同様に全く正しくない、ということの意味が本当にお分かりでしょうか。
2日記事で申した欧州人の、日本または日本民族を「謎」とし「不気味」がる要因は、このような日本民族自身の、或いは在日外国人を日本民族とわざわざ分断し、排除・排外の状況を創出しておいて「被差別」を煽る政治運動(集金活動)のようなものがもたらした災厄と指弾せずにはいられません。欧州人から見て「私たちはこんなにも悪いことをしました」と自ら吹聴して廻る人種は薄気味が悪くて仕方がないらしいのです。皇民化、五族協和を目指した日本民族はどこへ行ってしまったのでしょうか。
そこで、私自身が一層の向学心をかき立てられた方と懇談出来たことを付記しておきます。
黒田裕樹の歴史講座 深い国史を教えておられる黒田裕樹先生です。
また、NHK職員として内部告発をし、NHKを去られた立花孝志氏が「NHKを潰す方法」として、平成23年7月以降に地上ディジタル化される際、すなわち技術的には視聴しないことを申告してスクランブル(画像を表示させなくする処理)をかけさせることは可能なのだから、もはやテレビがあることを受信料徴収の根拠に出来なくなる、と明かされました。意外にも知られていない「地デジ化」の効果・効能です。