報告!南北首脳会談の裏側

皇紀2678年(平成30年)4月28日

【南北首脳会談】生中継を意識した融和演出 宣言署名後には抱擁も

【高陽=桜井紀雄】南北軍事境界線がある板門店で27日、開かれた韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の首脳会談は、クライマックスの板門店宣言の署名後…

(産経ニュース)

 サッカー世界杯・日本代表のヴァヒド・ハリルホジッチ前監督という人は、つくづく間が悪いと申しますか、わが国との相性が最初からよくなかったのでしょう。就任当時からなぜか(私の周辺だけですが)サッカーファンには不評でしたし、確かに私の目にも暗い印象しかありませんでした。「暗い指揮官」というのは、どの分野でもよくありません。いわゆる「南北首脳会談」の生中継に割って入った彼の「恨み節会見」は、極めて印象の悪いものでした。ほかの日であれば、もう少し突然解任された彼への同情の上に話を聞いてもらえたに違いありません。

 一方、そのどさくさに紛れようと急遽報道記者たちを集めたのが財務省で、厚生労働省福田祐典健康局長による女性職員への性的嫌がらせを発表しました。行政では金曜日のことをよく「ゴミ出し」といいますが、いろいろ紛れ込ませすぎです。

 で、その「南北首脳会談」ですが、生中継は韓国側の要請だったといいますが、実際は違うでしょう。朝鮮労働党の金正恩委員長は、自分がテレビにどう映るかをよく知っており、まさに彼の独壇場でした。

 首脳会談の席には、外交官が一人もいません。韓国側からは文在寅大統領を操縦する任鍾晳大統領秘書室長(秘書室長は“北朝鮮の経済代理人”)と、同じく北朝鮮工作員の徐薫国家情報院長だけが着き、北朝鮮からは金委員長の発言しかメモしない金与正第一副部長と、天安爆沈事件や延坪島砲撃事件を主導して韓国人を殺害しまくった金英哲統一戦線部長だけでした。つまり、最初から記録を残す気がなかったのです。

 会談の一部始終は、韓国側が細部に至るまで計算を施したもので、文大統領と金委員長の二人だけで会談した通称「徒歩の橋」上の映像は、全て二人をどう映すかを何度も予行演習した結果です。文大統領が終始後ろ姿しか映らないようにしたのは、金委員長を立てる以上に「指示される情けない表情」を見られてはいけなかったからでしょう。

 文大統領のほうが多く話していたのは、何も彼が金委員長を説得していたからではなく、韓国側がこれまでいかに北朝鮮の要求を呑み、これからも何を呑むべきか指示を受けねばならなかったからで、金委員長の不安は、目下わが国では全く報じられていない文大統領の世論工作疑惑が韓国国内で非難され始めていることが「韓国の北朝鮮化」にどう影響するか、といったところだったはずです。

 だからこそ午後の日程が大きく後れ、一時は金委員長が午前の会談内容に不満だったか、とまでいわれました。そこをうまく取りなしたのが任秘書室長で、晩餐会には無事李雪主夫人も出席しました。

 これで金委員長は、まんまと「話せる人」「普通の指導者」という印象づくりに成功し、彼の目的である米朝首脳会談への道筋を開いたのです。それが北朝鮮工作員たる文大統領の役割でもありました。李承晩元大統領の無謀な抵抗のせいで、韓(朝鮮)戦争終結は南北の話し合いではできません。停戦合意は北朝鮮と米軍を主体とした連合国(俗称=国際連合)軍とで交わされたものです。韓国にそれを主張する資格がありません。

 米政府は、恐らくこのまま米朝首脳会談を開きますが、安倍晋三首相も菅義偉官房長官も昨日の会談を極めて冷静に見つめています。報道各社はすぐに「日本は蚊帳の外では」と安倍首相に詰め寄りますが、現行憲法(占領憲法)では蚊帳の外どころか母屋にも入れないのです。それを母屋に入っているふりが安倍首相は実にうまいのです。

 しかし、小手先のテクニックでは何ら解決しません。だからこそ安倍首相の役割は、占領憲法の有効期限切れを確認し、自立再生可能な「わが国の憲法」を取り戻すことなのです。さもなければ拉致事件被害者は取り返せません。現に二十六日記事の前段で申した通り共同宣言でも共同記者会見でも一切言及がなく、さだめし今後わが国政府の問い合わせに対して「話を振ったが、まず日本の謝罪と賠償が先だ」などといわれて終わるに違いありません。

 支持率が低落し始めた安倍内閣の起死回生策は、まさに憲法問題への斬り込みあるのみです。この一点でこれまでの支持層の文字通りの支持を回復するでしょう。弱気になってはいけません。それが切迫していることを、私たちに思い知らせたのが今回の南北首脳会談だったのです。

スポンサードリンク

恨みの野党と騙す北朝鮮

皇紀2678年(平成30年)4月27日

【民進・希望合流】参院民進党で17人の離党ドミノ!? 小川敏夫参院議員会長が離党表明 立憲民主党入党の意向

民進党の小川敏夫参院議員会長は26日午後の記者会見で、同党が希望の党と結成する新党「国民民主党」に参加せず、離党して立憲民主党に入党する意向を表明した。民進党の…

(産経ニュース)

 これは、民進党を前原誠司前代表に壊された(希望の党に叩き売られた)時、何もしなかった、できなかった人たちによる激しい感情のもつれが原因です。

 もう「何党」か知りませんが、二十日から国会審議をさぼり続けているのは全くいただけません。与党に対して「国会を開け」といってみたり、他人に対しては「税金泥棒だ」というくせに、自分たちはやりたい放題です。

 こんなことだから安倍内閣の支持率が下がっても野党各党の支持率は絶対に上がらないのです。

北朝鮮の核実験場が崩落・使用不可能に=中国科学者ら

中国科学技術大学の研究チームは25日、北朝鮮北東部の豊渓里にある核実験場の山が部分的に崩落し使用不可能になっているとの判断を示した。

(BBCニュース)

 一方、まもなく南北韓半島(朝鮮半島)に於ける「北の首領と南にいるその使用人」の面会が始まりますが、韓国の文在寅大統領は、北朝鮮の正当性を全て認めるだけです。例えば英BBCが報じたような「核実験場廃棄」のからくりさえ、知っていながら「素晴らしいご決断でした」と金正恩朝鮮労働党委員長を讃えて終わります。

 わが国にとって、核兵器・弾道弾開発の問題も拉致事件も何も解決しません。私たちはいよいよ、安倍晋三首相がどうのという前に、現行憲法(占領憲法)の放置とその結果が重大な国民的被害をもたらしていると思い知らねばならないのです。

 自分で解決する能力を全て剥奪された占領憲法を「憲法」としてきたからこそ、拉致事件が発生し、事件被害者をどうしても取り返せません。挙げ句にその解決を北朝鮮工作員の韓国大統領に電話で依頼してしまう始末です。

 今回の「南北融和ばなし」は、わが国私たちの問題を浮き彫りにしています。そして韓半島は、完全に北朝鮮化のプロセスに入るのです。

林報道…リテラ謝罪のワケ

皇紀2678年(平成30年)4月26日

南北首脳会談の夕食会に「竹島」デザート 日本政府が韓国に抗議 

政府は、27日に迫った南北首脳会談の夕食会メニューに関し、デザートに描かれた朝鮮半島の地図に韓国が不法占拠している竹島(島根県隠岐の島町)が含まれているとして、…

(産経ニュース)

 韓国の文在寅大統領(北朝鮮工作員)が自身の属する組織の長に当たる朝鮮労働党の金正恩委員長に面会させてもらえる(拝謁を賜る?)ことになったいわゆる「南北首脳会談」は、いよいよ明日に迫りました。

 安倍晋三首相との電話会談の結果、文大統領が「憧れの上司」に対して拉致事件の話を持ち出すことになったといいますが、この第一報を聞いて私は「もうおしまいだ」と。

 北朝鮮工作員の文大統領がわが国のために、拉致事件の解決を北に突きつけるはずなどありません。

 これは、拉致事件に於いて犯罪容疑集団である北朝鮮の「解決済み」という否認の供述を韓国が確認するだけであり、韓国が追認することで南北韓半島(朝鮮半島)共通の認識として定着させられてしまいます。その姿勢が産經新聞社の騒ぐ「竹島デザート」にも表れているではありませんか。

 よって米国のドナルド・トランプ大統領も言及の余地を失い、安倍首相は完全にお手上げになってしまうのです。

 なぜ安倍首相は、トランプ大統領にはともかく文大統領にまで件の言及を依頼してしまったのでしょうか。彼が北朝鮮工作員だということを知っているはずなのに、わざわざ自らを窮地に追いやりました。何よりも事件被害者とそのご家族を絶望の淵に追いやるのです。たとえ現行憲法(占領憲法)政治とはいえ認識が甘いとしか申しようがありません。

 工作員だらけの報道権力と莫迦しかいない野党各党に翻弄されているうちに、極めて重要な判断を誤ったのでしょうか。

林芳正文科相の“風俗通い”報道の記事についてお詫びし削除します。

 昨日4月24日に本サイトで「週刊文春」が林芳正文科相の“風俗通い”“キャバクラヨガ通い”をスクープしたとの記事を配信しましたが、記事内容に不正確な点がありま…

(本と雑誌のニュースサイト/リテラ)

 さて、表題の件。昨日記事で「ヘイトメディア」と申したリテラが、上記該当記事を読む限り「この程度でお詫びするなら今までの記事の約九割に及ぶであろう出鱈目な書き方をとっくに詫びているはずだろう」と思えることに、なぜわざわざお詫び記事を配信したのか、という珍妙にしてくだらない謎の答えを申しましょう。

 まともなヨーガ(ヨガ)に通っているなら「なぜあんなデブなんだよ(※)」といいたくなる林芳正文部科学相は、安倍内閣にたびたび入閣しながら安倍首相とは決して仲良くありません。ご存の通り同じ山口県選出の安倍家と林家は、いわば「犬猿の仲」です。(※ このような表現は、原則として林文科相に対してしか用いません。よい子は真似しないでください)

 ヘイトリテラは、安倍首相のことが大嫌いであり、ヘイト勢力の敵である安倍首相への嫌がらせのためなら「ちゃっかりデブ(※)」へのわずかな非礼も詫びて見せる、ということでしょうか。(※ この表現は、私ではなく自民党の某議員から出たものであり、今や議員・記者の間で広く知られています。むやみに他人に対して用いるべきではありません。よい子は真似しないでください)

 もう一度申しますがこれで詫びるならほかに詫びねばならなかった記事が山のように配信されたままです。こんな出鱈目な態度こそ、よい子は真似しないでください。

日の丸遊びが好きなリテラ

皇紀2678年(平成30年)4月25日

羽生結弦パレード「日の丸配布」の裏側! 背景に右派の猛圧力、4年前からネトウヨ議員和田政宗や在特会・桜井誠も…

羽生選手の最新インタビュー集『夢を生きる』(中央公論新社)  五輪2連覇を果たしたフィギュアスケート男子金メダリスト・羽生結弦選手の祝賀パレードが、22日、出身…

(本と雑誌のニュースサイト/リテラ)

 もともと「軍」とは無関係に「」「」目的で掲揚される旭日旗に似たデザインを探しては難癖をつけてまわる韓国の対日ヘイトスピーチ(反日)活動がここ数年、盛んにして目に余りますが、わが国旗たる日章旗を見つけてはヘイトスピーチを書きなぐるインターネット上の差別主義メディアの代表格「リテラ」は、とうとう男子フィギュアスケートの羽生結弦選手ファンをも敵に回しました。

 私は羽生選手について、確かに二月十九日記事で一度だけ取り上げ、彼が国旗を雑に扱わない、つまり「私たちみんなの印」を床に置き捨てるようなことはしない選手だと知って、その対応を称賛しました。

 彼の態度をして私は、決して彼が右派・保守派的だとも、ましてリテラが厭らしく並べ立てた政治家や政治活動家たちと同じ思想を持っているとも思いません。羽生選手はただ、応援してくれる全ての人びとを粗雑に扱わない(周辺にいるナントカ協会の連中はともかく)心優しい人なのだろう、と。或いは、そのようによく思われたいという欲求の強い人なのだろう、と思います。

 だから彼は、特に彼のファンが多いといわれる韓国の太極旗や中共共産党の五星紅旗も、手に持たされる場面があればやはり日章旗と同じように扱うと思います。

 リテラは、それでも彼を応援する人びとのことをこのように誹謗中傷する気なのか。日章旗に触れる彼の姿勢を見て応援したくなったという政治家や活動家も一人の日本人であり、それをかくも厭らしく書き立てるのか。

 「よく考えてから書け」といいたいところですが、これがリベラルでも左翼でもない、ただのヘイトスピーカーの正体なのです。ひたすらわが国と私たち日本人を侮蔑的に差別し、貶めたいだけですから、太極旗や五星紅旗を振りまくる「愛国的」場面には何の注文もつけません。

 いや、もしも太極旗にまで文句をいい始めるならば、いよいよ北朝鮮の工作機関・工作員としてリテラとその執筆者全員を公安警察・外事・公安調査の監視下に置くべきです。あ、もう何人かは監視されていましたね、失礼。

 或る選挙期間中、明らかに日章旗が描かれたものを「的」がわりにして遊技に興じた自民党の莫迦候補をかばうにしても「国旗ではない」と強弁した元文部科学相の自民党議員が、テレビ朝日の女性記者を「犯罪者」呼ばわりし、朝日系列のメディア批判を展開してみたところでもう誰も共感しません。「みんなの印」を傷つけるような奴は、保守くさい自民だろうがヘイトリテラだろうが誰も認めないのです。

日本は北朝鮮に勝てない!

皇紀2678年(平成30年)4月24日

中国空母など7隻、沖縄-宮古間を通過

防衛省は21日、沖縄県・与那国島の南約350キロの太平洋で20日に艦載機の発着を行った中国海軍の空母「遼寧」など7隻が21日午前7時ごろ、宮古島の東約120キロ…

(産経WEST)

 ウクライナからスクラップ同然の航空母艦を買い取り、紆余曲折を経て大連港に持ち込んで改造、初の試験航行に挑んだ中共共産党人民解放軍海軍艦「遼寧」ですが、早速わが国の近海を汚しました。

 米シンクタンク「プロジェクト2049」研究所は、中共共産党が沖縄県石垣市尖閣諸島を武力で盗み取る短期戦闘計画実施の可能性を、この十二年以内に限定して「高い」としましたが、極めて長い時間をかけた浸透侵略計画(中共人民の大量送り込みと不動産買収など)と並行し、実際に共産党軍内部で検討されているかもしれません。

 しかし、実際に戦闘となればあまりに障壁が高く、やはり私たち日本人を甘く見た浸透侵略計画が粛粛と行われていくのでしょう。これは既に北海道から、或いは沖縄県からも進んでいますから、昨日記事とも絡んで官民を挙げた「意識改善」がまず必要です。狙われていると思ってもいない人たちだらけでは対処できません。

 救国の提言講演会 ニュースの見方講座・政治の話し方講座
 第七回 神戸 6月10日(日) 13:30より 神戸市勤労会館
 第八回 東京 6月17日(日) 13:30より 文京区シビックセンター

 ※ 詳細は、後日お伝えします。

北朝鮮サイバー軍、二流から最強クラスへ

これまで深刻な脅威とは考えられていなかった北朝鮮のサイバー軍が、世界で最も危険なハッカー集団のひとつへと静かに変貌を遂げている。

(WSJ Japan)

 さらにもう一つ深刻なのは、既に始まっているサイバー戦争で、わが国は北朝鮮にも勝てないという現実の露呈です。

 相変わらず「クラッキング」を「ハッキング」と書く報道記者(翻訳記者)たちの意識の在り方にも問題がありますが、北朝鮮のサイバー攻撃約七千人体制に対し、防衛省・自衛隊指揮通信システム隊のサイバー防衛隊は、昨年度ようやく百十名に増員し、今年度は百五十名体制にするという目標を掲げています。

 再度申し上げますが既に始まっている攻撃に対して、朝日新聞社が「サイバー防衛に自衛隊本腰 反撃なら…9条との関係課題」などと書くあり様で、もう呆けているというより「私を困らせてください、私を殺してください」といっている、或いは私たち日本人にそういえという洗脳工作記事以外の何ものでもありません。

 よって自衛隊も恐る恐るにしか体制を拡充できず、北朝鮮と比較してもこの体たらくです。まして霞が関の感覚は、よく分からない分野のアドヴァイザーにやたら賑やかな肩書きの民間人を呼んでくればどうにかなる、としか思っておらず、そのやかましい民間人が大抵何の役にも立たないという顛末が待っています。

 この分野の本物は、人知れぬクラッカーであり、派手な肩書きを有する人物の招へいしか認められない行政の仕組みがわが国の弱体化に拍車をかけているのです。もういい加減このことに気づいてください。官僚諸氏こそ「意識改善」が必要です。