岸田政権「屈中」いよいよ
南阿などで武漢ウイルス(新型コロナウイルス)の新たな変異株が検出されたことを受けて政府は昨日、同国など阿六か国の水際対策を強化することを発表しましたが、二十二日で申したようにわが国以外のいわゆる「感染状況」は極めて悪く、そもそも岸田政権になって外国人の入国・再入国を拡大、検疫を緩和したのが大間違いでした。
昨年から申していますように海外で発生、或いは漏洩されたウイルスの正体が不明なうちは、いわば「国を閉じて」しまわねばなりません。安倍政権の初期対応が誤ったのは、発生源である中共から春節の観光客を歓迎してしまったことでした。その後のことは、私たち国民が味わわされたとおりです。
南阿の変異株は既に、わが亜州まで来ています。六か国への対策だけでは当然不十分であり、再度「全て外国からの入国・再入国を制限、日本国民の渡航も全て制限します」と発表しなければなりません。
事実上の移民推進拡大策といい岸田政権は、いちいち安倍政権の間違った部分だけを踏襲しています。中共に屈従する壮絶な過ちも、安倍政権の末期に顔をのぞかせたもので、岸田政権は大いにやらかしそうです。
くどいようですが林芳正外相は、わが国・私たち国民にとって武漢ウイルスを遥かに凌駕する害悪な存在でしかありません。
自民党内で長らく「チャッカリデブ」などの陰口をたたかれてきたコンプレックスから、仕入れた知識を並べるだけの講演で諸兄を見返し鼻を鳴らすのが得意で、講演を聞いた人びとなどから「政策通だ」と勘違いされていますが、かつての宮澤喜一元首相らと同様「英語が話せるだけで中身は空っぽ」な政治家です。
外交部からの訪中打診をひけらかさずにはいられなかった林外相は、これを受けても地獄(自民党支持層や米政府の激しい怒りを買い)、断っても地獄(面子を潰されたと中共に喚かれる)の沼にはまったことも分かっていません。
相変わらず中共という国の正体が全く理解できていない妄言(「大国の役割を果たしてほしい」など)を繰り返している林外相に、自民党の福田達夫総務会長という「日本屈中派の真の元凶の息子」という助っ人が文字通り馬脚を現しました。
自民党近年の屈中は、全て福田康夫元首相の仕業です。
よく二階俊博前幹事長が非難の対象にされますが、以前から申しているように二階前幹事長は「人に頼まれたことはやる」「困って相談に来たら話は全て聞く」という政治家であり、自ら進んで中共案件を引き受けてきたわけではありません。そうです。全て福田元首相が党内に呼びかけ、誰もやりたがらないから引き受けてきただけでした。
安倍晋三元首相が党内運営を二階前幹事長に頼ったのも、骨の髄まで中共に魂を売り渡したような政治家ではないことを知っていたからですし、何より中共がそれを一番よく知っています。
中共は、日本で一番「チョロい」のは「福田元首相だ」と思っており、次にチョロいのは「河野洋平元総裁だ」と思っているようです。よってこの二人の息子だけは絶対にわが国の首相にしてはいけません。
親と息子では政治的信念や政策が違うことがあります(父と私が好例かもしれません)が、この二人は大して違わないことが分かりました。岸田政権の悪い部分が暴走を始めていますので、私たち国民はこれを黙殺せず、大いに反旗を翻してまいりましょう。