日教組?小林代議士辞職
蹴球FIFA世界杯大会第4日の14日、1次リーグE組の日本代表はカメルーン代表に1?0で勝利しました。国外開催では記念すべき初勝利です。おめでとうございます。
さて、北海道4区の小林千代美衆議院議員が14日、北教組(北海道教職員組合)による小林陣営への不正資金提供事件や陣営元幹部の選挙違反事件をめぐり、次々に有罪判決が出たため、確定すれば連座制が適用、代議士の当選が無効になることから、一足先に自ら辞職する意向を表明しました。
各地の日教組による集票活動は、今や民主党に振り向けられてきましたが、地方選挙に於いてはその限りではありません。自民党推薦候補であっても、利害を一致させれば日教組と候補者のもたれ合いは行なわれてきました。
児童・生徒への指導そっちのけで政治活動に励む教職員もいます。もちろん、彼らも有権者として、選挙での投票行動を何者にも制限されてはいけません。むしろこの大前提を破壊しているのが組織としての日教組であり、一部組合員による種々の抵抗もあるようですが、「個性」「個人の権利」などといいながら全体主義をうたうのが彼らです。
今、彼らが見るべき映画は、昭和53年製作・公開の日本映画『聖職の碑(いしぶみ)』でしょう。山岳もので著名な新田次郎の同名小説を原作に、東宝が『日本沈没』『八甲田山』の森谷司郎監督を起用し、大正2年に発生した長野県中箕輪高等小学校の伝統行事・木曽駒ヶ岳集団登山での遭難事件を描いています。
人間の本能を鍛える鍛錬主義・実践主義の赤羽校長(鶴田浩二)が、それを否定する白樺派教員たち(三浦友和、田中健、北大路欣也ら)との対立で登山学習が中止になりそうな中、毅然と児童のために敢行したものの、急激な気象変化と、心ない者による山小屋の破壊によって遭難してしまうのです。
11名の死者の中には、凍える児童に自らの衣服を着せてやり、抱きかかえたまま亡くなった赤羽校長も含まれていました。ところが、保護者たちから「人殺し」の罵声を浴びせられる校長夫人(岩下志麻)はじっと耐え、白樺派だったはずの有賀(北大路欣也)は記念碑の建立に奔走し、死んでいくのです。
決してこのような哀しい事故を肯定するものではありません。しかし、ただちに鍛錬・実践主義を否定するものではないのです。赤羽校長が生命の危機に瀕してなお児童を守り続けた姿こそ「聖職の碑」であり、これが生命の継承という本能の実践、すなわち「保守」の基本ではありませんか。それがかなわなかった無念は計り知れません。
白樺派は国定教科書によらず、独自に個人主義を教えようとしたり、国軍嫌いを露呈させたりしていました。これらはすべて大日本帝國憲法下でのことです。自前の憲法である大日本帝国憲法の復原(→真正護憲論)は不自由な生活に「逆戻り」することだと誤解なさる方がおられるようですが、そのようなことは一切なく、もしそう言う扇動者が現れたなら、それは帝国憲法を実際に読んだこともない方でしょう。
GHQ占領統治期の昭和22年に誕生してしまった日教組を、なかば強引ながら白樺派教員たちに置き換えて観ることもできます。集票活動に執心する聖職などありません。あくまで「聖職たれ!」とまでは申しませんが、小林代議士をめぐる事件が氷山の一角であることは間違いなく、教育行政の誤りが彼らを増長させていることも忘れてはならないのです。
いつまで日教組を放置しているのか!?
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