NZ地震とリビアの空爆

皇紀2671年(平成23年)2月23日

 2月23日は、皇太子徳仁親王殿下ご生誕の日です。本年で51歳になられました。心より御祝い申し上げます。

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 http://www.asahi.com/special/newzealand/TKY201102220537.html
 ▲朝日新聞:死者少なくとも65人 大聖堂の塔も崩壊 NZ地震

 新国(ニュー・ジーランド)のクライストチャーチ市付近で22日午前、マグニチュード6.3の地震が発生しました。昨年9月発生の地震に比べて震源が浅く、上下動が激しかったせいか建物の倒壊状況は酷く、現時点でも多くの死者を出しており、心よりお悔やみを申し上げます。また、行方不明者の安否が気がかりで、現地滞在の日本人も多いことから、ご家族の心中をお察し申し上げます。

 実は、かつて私が一度だけ出場した英語の弁論大会で題材としたのが、クライストチャーチ市を中心とした新国の歴史と自然に関するものでした。これは英語の先生と話し合った結果だったのですが、今でも思い出深い経験です。欧州人入植以来、英国人によって建造され、街の象徴だった美しい大聖堂の尖塔が崩壊したのは、極めて残念としか申しようがありません。

 http://mainichi.jp/select/world/news/20110222dde001030010000c.html
 ▲毎日新聞:リビア 無差別空爆、死者累計500人 カダフィ氏、退陣否定

 さて、昨日記事でも少し触れましたが、いわゆる「茉莉花革命」の気運とは、革命という物騒なものというより、反政府民主化運動の拡大とするべきでしょう。その利比亜(リビア)の市民に向かって国軍が無差別爆撃したというのですから、全く酷いものです(ただし、リビアの場合は必ずしもムアンマル・アル=カッザーフィー閣下が諸悪の根源とは言えない)。

 しかし、外国人傭兵部隊まで雇ったとされる現政府に対し、空軍の軍人2名が空爆命令に反して亡命したといいます。とても自国民を虐殺することは出来ない、という彼らの大リビア国民(というよりリビアの内情を考えると部族単位)としての誇りがそうさせたのに違いありません。

 昨日、私は「警察官はその誇りと使命感に基づき、上からの指示に従ってやるべき仕事をしている」と書きましたが、この真意は、日本国民を守る気もない政治家の命令にでも従わねばならない使命感も彼らにつきまとう、ということでした。それが治安を守る公務員としての彼らの誇りを逆なですれば、田母神俊雄氏や一色正春氏、はたまた21日記事でご紹介した警察官のような方が出てくるのは、やはり時代の必然なのです。

 ことここに至って、政府の空爆命令に従わなかった軍人を徹底的に非難する人はいないでしょう。そこにあるのは、自国を守りたいという想いであり、このような大混乱に墜ちてはじめて人間を救うのは、まさしく自然と生命の継承を保守したいとする人間そのものの本能にほかなりません。

 公務員がその規定に反する行動に出る時、それがわが国を守るものであるか否かが問われるのであって、決して国家解体の革命達成や公金の横領を目的とした各種公務員法違反が許されないのは、もはや御託を並べるまでもないでしょう。だからこそ自治労や日教組らの所業と、彼らの放漫に手を貸す民主党政治を許してはならないのです。

2月27日・日曜日 静岡市に集合!
 http://blogs.yahoo.co.jp/yoshimizushrine/60761524.html
 ▲世界遺産の吉水神社から:第7回『憲法無効論 公開講座』静岡大会の開催ご案内
 東京から1時間・大阪から2時間〜「復憲自主防衛」の論理武装を逃すな! 「愛国」の反対は「反日」ではない「無関心」である。

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