中国海軍、沖縄と南シナに

皇紀2679年(平成31年)4月9日

中国海軍、また宮古島沖通過=ミサイル艦、西太平洋出入り常態化-防衛省:時事ドットコム

防衛省統合幕僚監部は6日までに、中国海軍のミサイル駆逐艦などが5日に沖縄本島と宮古島間の海域を通過し、太平洋に向け航行したと発表した。宮古島沖では今月2日にも中国軍艦の通過が確認されており、海上自衛隊と空自が動向を監視している。

(時事ドットコム)

 五日記事六日記事で、日中関係の改善などとうたわれている今こそ中共に警戒が必要だと申しましたが、対比される日韓関係の悪化は、それこそ中共が北朝鮮と組んで仕向けたことであり、政府はそれを承知の上で対中外交に一層慎重でなければなりません。

 フィリピン(比国)のロドリゴ・ドゥテルテ大統領が「自爆部隊を送るぞ」とまで警告した共産党人民解放軍の動きは、南支那海の旧新南群島(スプラトリー諸島)周辺で激しく、比国領パグアサ島近海に現れた二百七十隻以上もの中共船舶は、漁船のようでありながら漁もせず、民兵が乗船している可能性に触れ、よって比国政府が中共に抗議しました。

 一方、時事通信社記事の通り共産党軍海軍の艦船が通過したのは、沖縄本島と宮古島間の海域です。いわゆる「公海上」であることを理由に何度も通過された海域で、しかしながら本当に日中関係がそれほど劇的に(多くの国民がイメージするほど)改善したのなら、他国の海域スレスレのところを海軍艦に黙って何度も通過させたりしません。

 中共は、日韓関係の破壊状況をほくそ笑み、米中関係の停滞に対する「保険」をかけながら、今もなおわが国を軍事的に威嚇し、太平洋進出の目的を果たそうと試みているのです。

 それに対し、安倍晋三首相が「自衛隊を送るぞ」ということは決してありません。大東亜戦争後の占領統治期以降歴代の首相が誰もそれをいえないのは、現行憲法(占領憲法)を放置してきたからなのですが、試しに比中戦争が勃発するかどうか見ていてください。まず起こりえません。

 占領憲法の護憲派は、すぐに「自衛隊を動かせば戦争になる」と我を忘れたふりなのか病気のようにわめき散らしますが、為政者が「自爆部隊を送る」と抗議しても戦争にならないのが現実です。問題なのは、そのように為政者が怒りを示したかどうかであり、わが国の首相は護憲派が怖くて誰もそれをいわないため、中共は何度でも私たち国民を威嚇してきます。

 五日記事で申したように「戦争よりもカネ」なのです。カネになる戦争はしますが、中共が亜州近隣で戦争を起こしてほぼ得はありません。だから他国の領土・領海をじわじわと盗みとるという、卑怯卑劣にして非人のごとき二度と目にしたくない所業をあちこちに仕掛けるのです。

 韓半島(朝鮮半島)の金正恩朝鮮労働党委員長や文在寅大統領の莫迦面と並べて習近平国家主席がマシに見えている時こそ危険なのであり、中共の共産党がもつ汚い本性を忘れてはなりません。

 彼らは、わが国政府が「関係良好」に溺れて対中抗議しにくい状況を作り出してから大いに威嚇し始めます。頭の悪い知事しかいない沖縄県は、ますます危険にさらされると覚悟して私たち国民の注視が必要です。日本国民の目を、案外中共が気にかけてきたことを私たちは知っておくとよいでしょう。

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ベ戦争被害、韓国軍の蛮行

皇紀2679年(平成31年)4月8日

「日本の前に韓国が謝罪を」ベトナム戦争被害者らが韓国に初の請願書=韓国ネットは「謝罪した」と反論

4日、韓国・聯合ニュースによると、ベトナム戦争当時に韓国軍から被害を受けたと主張するベトナム人らが、文在寅大統領に真相究明を求める請願書を出した。写真はベトナム・ホーチミン市にある、ベトナム戦争の歴史をつづる博物館。

(Record China)

 今月三日に放送された日本放送協会(NHK)の「あさイチ」で、中高生の間で韓国の文化が大流行しているなどと特集したことが「著しい違和感がある」として、特にツイッター上で批判されているそうですが、確かに韓国の文在寅(北朝鮮工作員)政権によって崩壊寸前の日韓関係をよそに、韓国料理(というにはあまりにもただジャンキーなだけのチーズドックなど)やアイドルグループを好む若い世代が一定数いるのは私も目にしていますが、そんな彼らが実は文政権によって「韓流潰し」(過去記事で言及)が行なわれていると知っても、果たして対日ヘイトスピーチ(日本差別)を政策の根幹にした文政権を許せるでしょうか。

 対日ヘイトと韓流潰しは、韓半島(朝鮮半島)の全北朝鮮化という政策目標で一致しています。若い世代の皆さんも、それを知らねばなりません。

 そんな対日ヘイトの主流は、とにかく「歴史問題」を作り出してわが国との過去を徹底的に貶めることであり、わが国政府が何度も本来必要なかったお詫びと賠償(謝罪)を繰り返しても、またぞろ「謝罪しろ」といい出して「何度でも土下座しろ」といってくるわけですが、そこでヴェト・ナム(越国)戦争に於ける韓国軍の蛮行に対し、越国人から求められた謝罪には「もう謝罪した」といって平然としていられる韓国人の、何と低次元なことでしょうか。

 自らの行いを省みない民族に、明るい未来はありません。……これは、一部の韓国人が私たち日本人に向かって吐き捨てた呪いの言葉です。しかしながら、そもそもは韓国人に向けていうべき言葉でした。だからこそ越国人の中から「日本に謝罪を要求するなら、まずわれわれに謝罪するべき」という悲痛な叫びが発せられたのです。

 越国人にお教えしたいのは、まず韓国には何度でも謝罪を要求してください。そして、何度でも賠償金をおかわりできると知ってください、と。それが、これまで韓国がわが国に対してしてきたことですから。

 日韓併合条約が結ばれていた時代の朝鮮人妓生(異称=慰安婦)は、日本人遊女らと同様に当時軍によって健康管理など守られ、同じく朝鮮人労働者(異称=徴用工)は、高給取りで豊かな暮らしをしていた様子が写真に残されています。

 ところが、これを全く無関係な写真を持ちだして「強制連行され、酷い扱いを受けていた」と主張したのが韓国人であり、越国戦争の被害者は、実際に越韓混血児(ライダイハン)の方がたがおられ、逃れようもない真実です。英国でも問題視され始めています。

 文大統領は、北朝鮮の指令にしか反応しない工作員であり、越国人の請願など無視するに違いありませんが、今回請願書が出されたという事実は消えません。私たち対日ヘイト被害者たる日本人も、この行方に注目しましょう。

批判された「出産こそ…」

皇紀2679年(平成31年)4月7日

「出産こそ親孝行!」所ジョージの“孫ハラ”発言に批判続出

4月3日に『ホンマでっか!? TV』(フジテレビ系)が放送された。ゲスト出演した所ジョージが「孫を作ることが一番の親孝行だ」と発言。これが「古い考え方だ」と批判を浴びる事態となっている。この日は明石家さんまや加藤綾子らレギュラー出演陣に加え、所がスペシャルゲストとして登場…

(まいじつ)

 私は、長らく所ジョージさんが出演されている番組を拝見していないので、この方についてそれほど詳しくないのですが、少なくとも今回批判を浴びた発言の主旨は正しいと思っています。

 まさに私こそ「子供がいない」ほうの部類であり、このような発言に「正直悲しい気持ち」だの「落ち込む」「グサッとくる」だのと批判する側にいるのですが、それでも私はこの発言主旨を正しいと信じて疑いません。

 いわゆる「ノイジー・マイノリティ」という声ばかり大きい少数派、或いは「ポリコレ(ポリティカル・コレクトネス)」という差別や偏見を徹底的に排除した表現が、私たちの暮らしを窮屈なものにし始めています。最近では「ポリコレ疲れ」という言葉さえあるほどです。

 その典型のような騒動がこれでしょう。所さんが述べられたのは、あくまで明石家さんまさんに対してであり、一方で一般論なのですが、その一般論とは、私たちの本能が持つ種の保存だったり、生命の継承、或いはそれへの感謝に基づいています。これが祭祀です。

 従って壮大な、脈脈と続いてきた祖先からの生命の営みによってようやく自分が存在しているのであり、それを否定することは祭祀に於いてありえません。だから例えば同性愛を死刑に処した宗教原理主義では人は救われず、祭祀の実践によって人は初めて救われる、と私は申してきたのです。

 同性愛であろうが異性愛であろうが、子供を産めようが産めまいが、祖先からの生命の継承に感謝して生きることを、皇室が目に見える形で私たちに教えています。それを(理性で解するのではなく)本能で体験すれば、やかましい少数派やポリコレなんぞはなくなるのです。

 多くの者が「劣化した本能の一部である理性」であらゆる物事をいじくりまわし、よって自らの言論や表現を委縮させていくという負のスパイラルに陥り、脱出できなくなっています。

 同性愛に配慮して「父母という表現をやめましょう」だの、目の不自由な人(という表現が既にポリコレ加工済み)に配慮して「桜が綺麗といってはいけません」だの、友達のいない子に配慮して「友達と仲良くしようといってはいけません」だの、と誰がどう聞いてもトチ狂っているとしか思えないことを真顔でいう左翼(一皮むけばただの対日ヘイトスピーチ)活動家の類いが多く、それが行政の現場などで実行されているということは、それだけ本能の劣化が激しい(生命にかかわるほどの重症)ということです。

 一方で、何かと「多様性」を主張するこの類いの活動家らほど、所さんの発言のような多様性を一切認めず、徹底的に非難して二度とそのような言論が顔を出さないよう弾圧します。これも、理性や心情だけでモノをいっているからです。

 科学技術の進歩や刑法犯検挙件数の減少など、わが国は確実に良いほうへ向かっているはずなのに、多くの国民が将来に暗然たる思いを抱いて(世論調査結果多数)いる、または保守派が激しく過去を美化するのは、活動家らによって私たちの言論空間が閉塞化され、圧倒的に自由だった過去が輝いて見えるからに違いありません。

 対日ヘイトにはしる活動家や政治家が私たちの自由を奪ったのです。

中国に自爆部隊を送る!?

皇紀2679年(平成31年)4月6日

比大統領、南シナ海問題で中国牽制 一線越えれば「自爆部隊送る」

フィリピンのドゥテルテ大統領は5日までに、同国が実効支配する島の付近を中国船数百隻が航行している問題を受け、中国政府が島から手を引かない場合は「自爆任務」を担う部隊を送り込むことも辞さないと牽制(けんせい)した。

(CNN.co.jp)

 日韓関係が文在寅大統領(北朝鮮工作員)によってとことん破壊される中、日中関係の着実な改善をうたう報道が増えていますが、そのような今こそくれぐれも中共に警戒してください。

 私は、フィリピン(比国)のロドリゴ・ドゥテルテ大統領を高く評価しています。その言動を「あまりにも荒っぽい」と批判する声が多いのですが、或る意味「相手の無礼にはこちらも無礼で報いる」場面も(常にそうしろということではなく)必要で、わが国政府はあまりにもこれを避けた、或いは現行憲法(占領憲法)を「憲法」としてきたことで、ほかに適当な手段を失ったため、中共の増長を促し、今となっては東南亜諸国に多大な迷惑をかけているのです。且つまた、迷惑をかけるに及んだという自覚もありません。

 さらにもう一つ、私がドゥテルテ大統領を高く評価する理由がこれです。

子どもへの体罰禁止法案、ドゥテルテ大統領が署名を拒否 フィリピン

【3月3日 AFP】フィリピン上下院が可決した子どもへの体罰を禁止する法案について、ロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領が拒否権を発動したことが分かった。

(AFP通信)

 子供の教育を目的とした有形力の行使(体罰)を「欧米諸国で(中略)時代遅れなしつけとみなす傾向が高まっているが(中略)わが国はこうした流れにあらがうべきだ、と私は固く信じている」といい切る力こそ、まさに本能の力であり、ドゥテルテ大統領に本能劣化の形跡が全く見られないことから、世界中の為政者の中でも極めて優れた部類の人物であると分かります。安倍晋三首相は、彼を見習うべきです。いや、本能が劣化してしまっているようなので、もはや無理かもしれません。

 目下、芸能界の薬物汚染がいわれていますが、それは私たちの日常にも潜んでいるそうです。かつて経済大国だったこともある比国では、これが国力の著しい低落を招き、よってドゥテルテ大統領は自国の事情として手荒い対策を講じてきたわけですが、これも「異物の排除」といういわば細胞単位の本能的反応でしょう。

 むろん過剰な防衛反応は、例えれば花粉症のようなことにもなりますが、今の時代だからこそ「やっておかねばならないこと」があり、ドゥテルテ大統領は愛する比国を守るために、他国がどういおうとやっているのです。これは、わが国政府に最も欠けている姿勢と申せましょう。

 そうして東支那海のガス田開発で中共の暴挙を許し、沖縄県を危険にさらし続け、南支那海の領土・領海問題を見逃して比越馬尼(フィリピン、ヴェト・ナム、マレーシア、インドネシア)が頭を抱える事態を招きました。かつての「大東亜共栄圏」を「戦争犯罪の反省」という一点で語り、共産党人民解放軍の侵略から目を背けて(本能をできるだけ迅速に劣化させ)亜州の同胞を見捨て続けたのが占領統治期以降のわが国、私たち日本人なのです。

 これを促したのが占領憲法有効論者(護憲派)であり、それでいて「アジアの平和」だの「人権が」だのというから全くの嘘っぱちである、と。最も亜州の平和を裏切ったのが護憲の連中です。

 そして、彼らは今、子供を教育する親の権利すら剥奪し、それで「人としての権利」をうたっています。私たち日本人を弱くする、国際社会で全く通用しない人間に仕立て上げるためなら、実は基本的人権なんぞに一切関心がありません。彼らのいう「地球市民」「共生社会」とは、弱くなった日本人が諸外国人に従属し続ける生活を思い描いたものでしかないのです。

 この事態に危機感を抱かないなら、失礼ながらその方は本能が劣化してしまっているのであり、ドゥテルテ大統領のような人物を見ると嫌悪感すら覚えるのでしょう。彼が比国の国名を(フェルディナンド・マルコス元大統領が提唱したこともある)独自由来の「マハルリカ」に改めたいというのであれば、私はそれを支持したいとも思います。

中国の思惑~日本と台湾が

皇紀2679年(平成31年)4月5日

 今月二十三日に開催される中共の共産党人民解放軍海軍創設七十周年観艦式(山東省青島)に、わが国の海上自衛隊艦艇が旭日旗をつけて問題なく参加し、韓国海軍は護衛艦を送る予定だそうです。

 仮にも旭日旗を掲げた海自艦艇と韓国軍艦艇が並べられれば、文字通り韓国の文在寅大統領(北朝鮮工作員)が大恥をかくことになります。

 中共はこれまで、多くの人とカネを注ぎ、さんざん北朝鮮を通して韓国人に対日ヘイトスピーチ(日本差別)を扇動してきたくせに、いざとなれば平気でこのような態度をとることも全く否定できない国なのです。文大統領のはしごを外すためなら、先述の仮定を実行に移すかもしれません。

 しかしながら中共が旭日旗で騒がない理由は、米中首脳会談が延期し続け(これが配信されるころには新しい日程の発表があったかも)、いわゆる「一帯一路」もつまずきかけているため、わが国に秋波を送っておきたいという薄汚い思惑があります。

 早い話が「カネ勘定」です。

官製再建、JDI迷走の7年 台中勢傘下に

経営再建中のジャパンディスプレイ(JDI)は3日、台湾の電子部品メーカーなどで構成する台中連合3社から、最大800億円の金融支援を受け入れることで大筋合意した。外資が議決権の5割弱を握ることになり、

(日本經濟新聞 電子版)

 この話も似たり寄ったりで、これまで批判してきた「官製企業」の大失敗例であるジャパンディスプレイが台中勢に叩き売られたわけですが、台湾企業なら一安心だなんてとんでもありません。

 例えばシャープを呑み込んでもうすぐ吐き捨てる予定の鴻海(ホンハイ)精密工業について、私は平成二十八年二月二十九日記事で「外省人の郭台銘会長を相手にするときは、基本的に中共国有企業の董事長や総経理とでも話をしているつもりでいなければ莫迦をみます」と申しましたが、郭会長がシャープ買収を決める直前、臺灣の新北市(本社所在地)でも台北市でもなく中共の北京へ行ったことを忘れてはなりません。彼は、習近平国家主席に相談してから買収を決めたのです。

 中台は確かに緊張状態にあり、民主進歩党の蔡英文総統を敵視するがゆえに軍事的衝突も辞さないような脅迫行為や嫌がらせを繰り返してきましたが、基本的に台湾の大企業はほとんど中共に喰われています。すなわち中台は、相互依存関係にあるのです。

 そのため、思想対立を煽っておきながら裏では平気でつるみます。ここのところをよく理解しておきませんと、私たち日本人はまんまと中共人に騙されるのです。

 もとはといえば、商才のない経済産業省が血税を投入した挙げ句、ジャパンディスプレイの花を惨めに枯らせたのが諸悪の根源であり、シャープも台湾の裏に潜む中共に獲られた以上、もはや液晶分野の国策はもう成り立たちません。

 私たちはもう二度と、浅知恵の官僚が描いた国策の青写真にうっかり乗っかってはいけないのです。