安倍元首相に感謝します
安倍晋三元首相が本日午前十一時半過ぎ、奈良市内の近鉄大和西大寺駅前で街頭演説中に銃撃され、午後五時すぎ、救急搬送された橿原市内の病院で亡くなられました。衷心よりお悔やみ申し上げます。
私は仕事を終え、帰宅の途につく中、安倍元首相のご逝去を知りました。まさかと思いましたが、銃撃後には大量出血と共に既に心肺停止だったとのことで、どうしても救えなかったのだと思います。無念です。
安倍元首相を暗殺した山上徹也容疑者は、任期(三年間)付の元海上自衛官とのことで、奈良県警察の発表では「特定の団体に恨みがあり、安倍元首相と繫がりがあると思い、殺そうと思った」と供述しているといいます。
それ以上の詳細は、現時点で伏せられていますが、統一教会(世界平和統一家庭連合)のことでしょうか。だとすればとんでもないいいがかりであり、彼が狙うべきはその団体の代表なり何なりのはずです。
わが国に於いて、過去六人の歴代首相が暗殺されています。現職では、原敬元首相、犬養毅元首相、浜口雄幸元首相が、元職では、伊藤博文初代首相、高橋是清元首相、斎藤実元首相が暗殺されました。ここに安倍元首相が加わってしまい、歴代七人の元首相が暴力に(五・一五事件や二・二六事件を含むが)倒れたことになります。
私が真っ先に思い出しますのは安倍元首相が、現行憲法(占領憲法)新無効論に対するご理解を賜りたく私が声を届けた際、熱心に耳を傾けて「その通りだ」とご同意くださったことです。
安倍元首相は、讀賣テレビ放送系の某討論番組で「今の憲法は無効にできる」と発言したことを、ここでも何度か取り上げました。決して人の話を聞かない方ではありません。
野田民主党政権で成立してしまった消費税法等の改正で、消費税率の引き上げが既定路線になったところを二度に渡って保留してくれたことも、実にありがたかった反面、そのせいで財務省理財局の致命的ミスを主計局と主税局に「森友学園問題」として仕立て上げられ、現在に至るまで安倍元首相を苦しめてしまったことを、今この瞬間に私は悔いています。
間違った陳情をしたとは思いませんし、安倍元首相ご自身の英断こそ正しかったのですが、とんでもない「反アベ」「アベガー」を誕生させ、延延と調子に乗らせたことは、今更ながら私自身も責任を感じます。
それでも多くの政策で安倍元首相を批判もしてきました。何もかも「私の思い通り」など存在しませんから、これもやはり仕方のないことでした。
ご自身の第一次内閣を含め、一年ごとに首相が変わる日本の信用失墜に、第二次内閣以降をもって歴代最長政権で国際的信用を復活させた安倍元首相に、改めて感謝申し上げます。
まだ六十七歳、本音では「道半ば」だったと思います。憲法問題も北朝鮮による拉致事件の解決も、本当は全て手をつけたかったでしょう。悔しいです。
さんざん安倍元首相に呪いの言葉を発してきた連中は、これで満足ですか?
これは今回の訃報とは別に申しますが、恐らく十日投開票の参議院議員選挙は、自民党が勝つでしょう。状況が変わりました。自民党員は、安倍元首相への感謝を忘れないように。「命にかえて勝たせてくれた」と思いなさい。
本当に悔しい。




