選挙にならん?河村氏引退

皇紀2681年(令和3年)10月14日

 首相を目指しているらしい山口三区のプププ……失礼、笑いを堪えきれませんでした。自民党の河村建夫元官房長官がやはり政界引退に追い込まれるようです。

 そして、首相を目指して衆議院議員に鞍替えしたがる、身の丈を知らない林芳正前参議院議員なんぞが今月末投開票予定の総選挙で自民党公認となり、恐らく安倍晋三元首相は心穏やかではないでしょう。

 この顛末は、私が八月二十二日記事で申した中内節子元秘書の死去が招いたと思われます。どの報道権力も一秘書の訃報を大きく扱うことはありませんでしたが、彼女を失ったのは河村氏にとって、自民党にとってそれだけ大きな衝撃でした。

 いずれにせよ、韓国の国会議員にわが国政府の機密情報を即日漏らすような河村氏は、未だ韓国の文在寅大統領に電話をかけない岸田文雄首相には必要ありません。政界引退を惜しまれるような政治家ではないのです。

 しかしながら、かの日韓合意すら守らない北朝鮮工作員は、岸田政権の誕生で、合意交渉の当事者だった米国のジョー・バイデン副大統領(当時)と岸田外相(当時)にまんまと取り囲まれる形になりました。

 文大統領は、この日米両トップの面子を潰して外交ができるなどとは夢にも思わないことです。

 最後に、本日は軽い話題で締めくくりましょう。

 群馬県の山本一太知事は、四十七都道府県の魅力度ランキングで同県が四十四位だったことを指して、法的措置を講じるなどと鼻息を荒くしました。

 このランキングは、民間シンクタンクのブランド総合研究所が毎年実施しており、いわば軽いネタとして自由に扱われ、いわゆる「北関東と佐賀県が一番燃えるイベント」のようなものです。

 これをネタに茨城県や埼玉県などが魅力の再発見をアピールしたり、各県民が郷土愛を競うようにSNS上で面白おかしく論じ合ったりするのが恒例の風景と申せましょう。

 ランキングのミソは、むしろ相対評価で上位か下位に位置づけられることであり、最もつまらないのは、名古屋市を擁しながら愛知県が二十位(昨年十六位)だったり、和歌山県のように三十二位(同二十八位)だったりというネタにもならない順位に押しやられることなのです。

 同じ四十位以下でも徳島県や山口県(!)が話題にならないのも何だか気の毒なほど、北関東はこのランキングでお祭り騒ぎに興じてきました。

 北関東の下位争いは、或いは映画化までされた漫画『翔んで埼玉』のように郷土愛を掻き立てるお遊びであり、何でも「ブランド」化せずにはいられない品位に欠けるアンケートの是非はともかく、民間の戯れに行政権力が法的措置をちらつかせるのは、極めていただけません。

 山本知事の軽率、軽薄さは、今に始まったことではありませんが、少なくとも茨城県の大井川和彦知事のように「痛くも痒くもない」と大きく構えてみせる余裕もない人物を知事にしてしまった群馬県は、このままでは本当に魅力がないのかと思われてしまいます。

 来たる衆議院議員総選挙も「こんな莫迦代議士を輩出(排出)した都道府県」といわれることのないよう、もういい加減に立憲民主党や日本共産党でも特に役立たず極まりない人物を選ばないでください。

 すべて国民の迷惑です。

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『選挙にならん?河村氏引退』に1件のコメント

  1. ゆう:

    はじめまして!
    仰るようにランキングの上位や下位になると目に留まる。
    本当に気にすべきなのは中央付近の話題に上がらない都道府県。
    各都道府県にはそれぞれの魅力があると思いますので、
    何かをきっかけに注目される機会が生まれます。
    ランキングの順位が変わる日も近いでしょう。