高市氏「言っていません」
謹賀新年
あけましておめでとうございます。本日は、基督教暦ではなく旧暦の元日です。
令和四年、皇紀二千六百八十二年がいよいよあけました。本年も何卒よろしくお願いします。
さて、自民党の高市早苗政務調査会長が指摘した「キャスターの質問を抜いて、私の発言の一部を報じるメディア」とは、朝日新聞社らが報じた緊急事態宣言について「可能性はある」とされたものです。
上記ツイートの一つ前に「『状況が悪化した場合の緊急事態宣言の可能性』を問われたので、『可能性はある』と答えましたが、現状で緊急事態宣言が必要とは言っていません」と高市政調会長が釘をさしているように、そもそも報道権力がこう質問して政治家が「悪化しても何もしません」とはいえないでしょう。
ついでに、PCR検査についても「やりまくれ」などとはいっていないそうです。どこかでそう誤報されたのでしょう。
政治家は医学者ではありませんから、ファイザー製薬やモデルナのm-RNAワクチンを「即興で作られた出鱈目なもので、自然免疫までもを抑制してしまう可能性がある代物」ともいえませんし、現に高市政調会長自身が副作用に苦しみながら先の自民党総裁選挙を戦ったように、既に接種しており、三回目の接種について厚生労働省にさまざまな確認もしています。
よって私としては、本当は「もう武漢ウイルス(新型コロナウイルス)狂乱をやめて、何でもかんでも陽性判定が出てしまう試薬の結果になど振り回されず、出鱈目なワクチンに依存してもいけません」と宣言してほしいのですが、政治家が現状でそれをいうことはできないでしょう。
ですから、岸田文雄首相が何度も同じ混乱の仕方をする莫迦丸出しの沖縄県の玉城康裕(芸名=玉城デニー)知事に煽られて今や三十四都道府県にまで拡がった蔓延防止等重点措置(マンボウ)をいとも簡単に発出してしまったのは、大変な失点です。事実をそうとはいえない分だけ慎重に判断すべきでした。
高市政調会長は、だからこそ報道に対して釘をさしておきたかったのでしょうが、愛知県の大村秀章知事なんぞは会見で、ワクチンを「打って打って打ちまくるしかない」と発言したり、緊急事態宣言の要請を現段階で口にしたりする莫迦っぷりを惜しみなく披露しており、政治家としての重要な判断能力が完全に欠落しています。
沖縄県が騒いだ時点で重症者は0人であり、病床使用率七十%とされている現在でも重症者はわずか六人、軽症者で埋め尽くされた指定医療機関の異常を、ついに沖縄県専門家会議の藤田次郎座長が一部報道に対して明かしました。
症状だけでは武漢ウイルス「感染者」と特定するのも困難であることを現場の医師たちが口ぐちに発しており、つまり流行性感冒(風邪)などとの症状の区別ができない程度で莫迦騒ぎをしているのです。
風邪でも重症化すれば毎年のように死者を出しており、特に新規変異株(オミクロン株)というだけで「つらかった」と叫びたくなるのが世の人びとの心情というもので、それはいわば風邪をなめているとも申せます。
指定感染症(二類感染症相当)指定の変更についても、もう令和二年末以来しつこく申し続ければ「こんな現状で五類に下げるとかありえない」「五類だと治療が有料になる」などと反対する方がおられますが、これも高市政調会長が五類指定でも無償にできることを厚労省に確認しています。反対事由にはなりません。
扇動し、扇動されて狂乱する世の中で、話を合わせておくところは合わせ、したたかにやるべきをやっている政治家は誰なのかを見誤ってはならないのです。
私たち国民が武漢ウイルス感染拡大に対して緊急事態宣言の発出を求めることは、政府に「私たちの自由と権利をいたずらに奪ってくれ」「貧困化させて殺してくれ」といっているようなものだということを少しは自覚しましょう。