途中退席と騒ぐだけの無責任
以前にも申しましたが私は、三宅博元衆議院議員がご存命の、かなり最後のほうに大阪府内で開いた講演会で、実は立花孝志氏にお会いしています。その際、私は立花氏とはほとんど口を利かず、いつものように三宅氏と会話を交わして帰りました。
人には、他者から受ける「直感」というものがあり、私の場合、これがほぼ当たります。某講演会に呼ばれて講師控室へ入った途端に水島某から感じた「商売保守」のうさん臭さや、この立花氏から漂ういい加減さを、私は決して見逃しませんでした。
三宅氏が日本放送協会(NHK)の諸問題を衆議院で見事に突っ込んだ関係で「立花氏を会に呼んだ」と伺いましたが、あまり「相手にしないほうがよい」と直感したことは、ますますもって間違いではなかったと申せましょう。
彼が政治団体を立ち上げ、選挙に当選し始めてからNHKの受信料をめぐる議論は、どんどん硬直化しています。放送法の改定は、悪いほうへ悪いほうへと流れていきました。
来月十日投開票(今月二十二日公示)の参議院議員選挙をにらみ、れいわ新選組もまたぞろ威勢のいい公約を掲げましたが、消費税の廃止を実現する国会での努力は、全く見られません。
本人たちの幼稚な自負心とは裏腹に、不規則に大声で喚き散らしたり、議事進行を妨害することは、国会での努力に相当しないのです。これは、旧日本社会党や日本共産党らがやってきたいわゆる「牛歩戦術」などもそうでした。
本気で私たち国民と約束するのなら、内需回復の議員立法一つ出してみよ、というのです。れいわの議員たちは、下品に喚くばかりか陶酔したように演説するばかりで、今までただの一本も議員立法を提出したことがありません。
結局は、立花氏の政治団体も同類です。議席が落ちつかず、私たちとの約束に一切の「本気度」を感じません。
報道権力のそれこそいい加減な「選挙関連番組」の構成には、私もうんざりさせられてきましたが、今般テレビ朝日がなぜ立花氏にのみ「主題に沿って発言してください」と断り、ならば事前に発言の総点検を提案した立花氏に「そこまでは畏れ多くてできません」と断ったのか、途中退席しても立花氏自身がまるで理解できていない様子なので、この人はやはり何度でも同じ間違いを繰り返し、何の役にも立たない政治活動に堕ちていくのだろうと思います。
「政治家の発言に圧力を加えた」というように喧伝した立花氏ですが、党首討論会という場に於いて、私たち国民の主な関心事を議論するのが「政治家」であり、好き勝手に喚くだけなら「政治活動家」です。
その違いを自ら体現できていない立花氏が「事前に制限をかけた」だの「テレビの怖さ」だの、と私たちに語る資格はありません。事前に注意文書を受け取り、納得できなかったのなら初めから出演すべきではありませんでした。今回ばかりは、テレビ朝日を批判できません。
スポーツ新聞各紙が芸能人がらみで面白がって「ごぼうの党」なる正体不明の個人(現段階)を取り上げていますが、まじめに参政党をこそ扱わなければ、それこそいい加減な選挙関連報道になります。
立花氏も、初めは街頭で多くの聴衆を集め、報道で取り扱われてきたわけですが、そうした人びとの期待を見事に裏切りました。私が当初から立花氏に対する不信を語り、ここで或る読者に「N党を非難するな! これだから保守論壇は駄目だ」などと絡まれましたが、こうなることが見えていたから申したのです。
東京都の小池百合子知事然り、林芳正外相然り、政治家にしてはいけない者どもの臭いが私には分かります。
今夏参院選の目標は、とりあえず改選組だけでも「脱糞民主党の全滅」です。頑張りましょう。