中露の攻撃かわす次期首相

皇紀2681年(令和3年)9月15日

 防衛省は、十日午前に鹿児島県奄美大島の東側接続水域で潜水艦が航行したのを「中共」と国名を公表して牽制しましたが、露国は六日と七日に極東ハバロフスクで会議を開き、わが国に対する「歴史認識」問題の創作によって北海道択捉島・国後島・歯舞群島・色丹島の不法占拠の正当化を検討しました。

 前出の公表は、たとえ領海侵犯がなくても繰り返し接続水域を共産党人民解放軍海軍が潜航するなら「日本国民に知らせる(情報公開の基本)」という態度を防衛省が鮮明にしたものですが、露国のウラジーミル・プーチン大統領やセルゲイ・ラブロフ外相が「大東亜戦争に於ける日本の犯罪を」などと暴言を吐き始め、わざわざ二日間もハバロフスクで会議を開いたのは、明らかに中共への対日米戦共闘の秋波と見て取れます。

 日ソ不可侵条約を破って武装侵入してきた旧露国軍が私たちの先人たちに対して犯した残虐非道の数かずは、そののち「勝手なハバロフスク裁判」や「シベリア抑留」といい、米軍が空爆と核兵器の使用によって断行した「日本人大虐殺」に匹敵するもので、国際法上わが国との関係に於いて露国は「戦勝国」ではありませんから「戦争の結果を受け入れろ(北海道の島じまを返さない)」というのは全く通りません。

 受け入れてほしければ(領土返還が前提の)日露講和条約の締結に今すぐ応じることです。

 露国が「修正された歴史」を持ち出すなら、こちらこそ徹底的に露国および露国人を告発する用意があるというのに、近ごろのプーチン政権の面面は頭が弱ってきています。かつての(少なくとも私は敬意を払ってきた)硬派な愛国心も見られません。

 日米豪印戦略対話(クアッド)が目障りな中共を巻き込もうと露国(どちらも卑怯な嘘つき、泥棒)が画策していることに対し、わが国外務省は全世界に向かって喧伝できることが数多あります。

 それをいえばいいのにいわないのは、文字通り現行憲法(占領憲法)という存在自体の問題であり、少なくともプーチン大統領は安倍晋三前首相がこれを無効化するなら信用して講和に応じたに違いありませんでした。

 結局は、わが国の問題はわが国で対処できなければならず、それを前提とした他国との協調路線(同盟)だからこそ意味もあり力を発揮しますが、このままでは沖縄県石垣市尖閣諸島も守り切れません。

 持ち出される「歴史」に曖昧な姿勢しか見せられない「やっぱり河野洋平の息子」では、これらの問題に全く対処できないでしょう。

 推薦人二十人すら集められなくなった石破茂氏の話などもう誰もしていなかったのに、自分を高く売ろうと今さら「河野さん支持」と決断したふりをするところに、石破氏の「可哀想なくらいの中身のなさ」を感じずにはいられません。河野氏と石破氏は、これで悪種同類と証明されました。

 国家防衛と外交戦略について明確な方針を打ち出して一歩も譲らず、河野氏のような変節もない次期首相(自民党総裁)候補は、高市早苗前総務相(元政務調査会長)しかいないではありませんか。

 危うかろうが何だろうが、私たちの想いを口にもしない宰相や外交官が世界のどの国で信用されるというのですか? その基本を忘れて「攻撃的な態度は関係を悪くするだけ」「また戦争になったらどうするのか」などと煽る連中こそ、さまざまな国との関係を悪くする存在でしかないのです。

 国民に優しく、外敵に厳しく……これを政治家の基本姿勢としてもらいたい。

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事実を指摘したら謝罪圧力

皇紀2681年(令和3年)9月14日

倉持仁 @kuramochijin

でも自分の盲腸が裂けたことで患者さんの立場が本当によく分かりました。苦しくて、看護師さんを呼べばすぐ来て優しく看護してくれる。ほんとうに感謝以外ありません。この素晴らしい制度が今壊れています。早く気づけ、ばか、ぼけ、あほ!

(Twitter)

 三日記事の表題は、報道権力御用達のこのような医師を含めたものだったのですが、言葉遣いの乱暴さや、医師でも政治について考えることはあるだろうということはともかく、インターパーク倉持呼吸器内科(栃木県宇都宮市中島町)の倉持仁院長という人がどのような基本的思想の持主かぐらいのことは、一方的に彼の言葉を(「ひるおび」だの「ミヤネ屋」だのを放送する報道権力によって)受け取る側の私たちも知っておかねばなりません。

 このツイートをご覧ください。そしてお察しください。このような「並び」で嬉嬉として「反自民」を語る医師が吐いた暴言は、読み返しますとまた味わいが違います。違いが分かるネ〇カフェなあなたなら、このような医師の武漢ウイルス(新型コロナウイルス)や国民皆保険制度に係る危機扇動に耳を傾けていられましょうか? もはや悪い冗談でしかありません。

 自民党を支持しないのは個人の自由ですし、私とてこれまで必ずしも自民党を支持してきませんでした(例えば小泉内閣の失政・郵政民営化に反対し、自民党を追われた方がたのほうを支持した)から彼らが「反自民」なのは一向に構いませんが、そうした一派がもたらす「或る種のバイアスがかかった話」を受け取る私たちが気をつけねばならないのです。

「医師の発言」で接種不安拡散、有料サロンで誤情報…[虚実のはざま]第4部 深まる断絶<3> : 社会 : ニュース

800人を収容できる大ホールが、満員の聴衆で熱気に満ちていた。 7月4日、名古屋市で開かれたのは「新型コロナと遺伝子ワクチン」と題した講演会だった。参加者には地元だけではなく、首都圏や近畿、九州から駆けつ…

(讀賣新聞オンライン)

 ことほど左様に、武漢ウイルスの恐怖をいたずらに煽って儲け続けている医師や「にわか専門家」が後を絶たない一方で、不明なワクチンの不安を語って叩かれる医師まで出る始末です。

 これも何もかも、政府自身が或る種のバイアスをかけた情報しか私たち国民に提供しないからであり、その典型的人物が西村康稔ウイルス担当相や田村憲久厚生労働相、政府分科会の尾身茂会長、そしてワクチンを「絶対安全」と断言してしまった河野太郎ワクチン担当相でした。

 いわば「大本営発表」と化しているこうした「情報」とやらを報道権力は、文字通り連日垂れ流しているにすぎません。その一角に、前出のような偏向思想の暴言医師が堂堂と紛れ込んでいるのです。

 東京放送(TBS)の情報番組「ひるおび」といえば、八代英輝弁護士が昨日の放送でお詫びさせられたようですが、日本共産党が暴力革命を否定してないのは事実でしょう。彼が間違ったのは、党の「綱領」に書かれているように指摘した点のみです。

 その一点に於いて訂正する必要はありましたが、さんざん安倍前内閣に対して「あることないこと」を喚き散らし、自民党が報道権力に訂正を求めただけで「言論弾圧だ」とこれまた喚いた連中が、少し自分たちの主張の「置き場所」を間違えただけであたかも主張すら都合よくなかったことにし、報道権力に謝罪圧力をかけるとは、全く厚顔無恥にも程があります。

 八代弁護士の認識には、公安調査庁の公式見解こちらを参照)があったものと見られ、これもまた事実です。共産党は未だに、議会によるいわゆる「平和革命」を否定したままで、公安監視対象の破壊活動(テロ)組織にすぎません。

 妄想で攻撃しているのではなく、事実の積み重ねの上に指摘したことで出演者がお詫びさせられるとは、共産党もTBSも酷いものです。そんなTBSは、まだまだ前出のような暴言医師を出演させ続けるのでしょうか。

 これだから報道権力に対する国民的不信が募り、かえってデマがはびこるのです。

次期首相睨み露が領空侵犯

皇紀2681年(令和3年)9月13日

 いきなりですが、ところで独国のヤン・ヘッカー駐中共大使の死因は判明したのでしょうか。アンゲラ・メルケル首相の外交顧問だったヘッカー大使は六日、先月二十四日に中共へ着任したばかりでしたが、突然亡くなったのです。五十四歳でした。お悔やみを申し上げます。

 どうも三日に開催された大使公邸の催しに出席した辺りが怪しいのですが、総選挙目前にして大混戦中のまもなく終わる「メルケル十六年」ですっかり旧東独化(左傾化、或いはグローバリズム化)した独国が中共に対する態度をわずかに転換し、海軍フリゲート艦「バイエルン」を南支那海へ派遣したことなどと何か関係があるのでしょうか。

 疑いすぎだと思われるでしょうが、疑われるようなことしかしない中共にものをいうことを忘れた日本人は、疑うこと、すなわち自ら考えることを放棄したままだから呑気でいられるのです。

 相手の暴挙にも「日本が悪かったからだ」などとわめいていれば今そこにある危機から目を背けていられるのは、確かに楽でしょう。そうやって子孫の代へ東亜の遺恨を遺し続けるのです。

 それは露国に対しても同様で、自民党総裁選挙(事実上の次期首相選挙)大混戦の只中に露航空機An26が二度にわたって領空侵犯しました。昨日午前、北海道知床半島沖でのことでした。

 かつて北海道歯舞群島貝柄島近海で、第三十一吉進丸が露国境警備隊に蜂の巣にされ、乗組員一名の尊い命が奪われました。類似する事件は何度も起きており、極端な話、ならば昨日のこの航空機もわが国側が撃墜してしまえばよかったことになります。

 しかし、そのようなことを口にしただけで「過激だ」といわれますし、現行法制下では許されません。極端な話だと私自身も断りましたが、私たち国民の多くが発想にもないことを露国も中共も平然と私たちに対してしでかすのです。彼らの「国家防衛」に対し、わが国にはその意識がないからです。

 また、島根県隠岐郡隠岐の島町竹島近海では、かつて韓国が日本人漁師約四千人もを不法に拘束し、計八名を殺害しています。このようなとんでもない暴力に沈黙してはいけません。

 菅義偉首相が退陣前に訪米するのも、日米豪印戦略対話(クアッド)の初会合を実現したい米政府の強い要請を受けたもので、わが国では「卒業旅行か」などと呑気に揶揄する声を散見しますが、先月六日記事で申したようなIRをめぐる日米の事情(裏の話)もあり、菅首相は最後に今後のわが国の方針まで「確認される」べくどうしても説明しにいかねばならないのです。

 露国の凶行もこうした事情を睨み、米国に負けじとわが国の政情に影響を与えようとしているのでしょう。皮肉なことに、それは高市早苗次期首相の必要性を証明することにしかならないのですが、そうした反応を私たち国民がするかどうかも、露国は探りたいに違いありません。

 現行憲法(占領憲法)すら「憲法」だと思い込むことにした私たちは、迷惑極まりない国ぐにに囲まれて太平洋防衛の相手国からも要求されることばかりであり、情けなくも試されています。いつまでも自分で何の判断もしないようだからこそ、先進各国の経済成長からもわが国だけが取り残されているのです。

3人に1人は国語読めない

皇紀2681年(令和3年)9月12日

 世界遺産・花窟神社(三重県熊野市有馬町)の御神体である磐座(巨石)が八日早朝、崩落しているのが発見されました。

 この磐座は、同じく世界遺産の神倉神社(和歌山県新宮市神倉)に祀られる琴引岩の「陽石」に対し「陰石」として対を成しており、日本書紀によれば伊弉冉尊と火の神・軻遇突智が祀られています。伊弉冉尊が自らの身を焦がすのも厭わず軻遇突智(火)を産み亡くなったとする伝承に基づいているのです。

 七日午後から八日午前にかけ、紀伊半島南部で豪雨災害が起きたわけでも大地震が発生したわけでもないのに、なぜ突然御神体が崩れ落ちたのかは分かりません。神社側も「ありえない」と驚いているそうです。

 奇妙なことを申すようですが、大変嫌な予感がします。

 武漢ウイルス(新型コロナウイルス)で私たち国民が最も侵されたのは「自ら考える脳」だったと申して過言ではない現下、不明なワクチンに躍らされ、一連の騒動でにわかに暴利をむさぼる「専門家」たちにことごとく揺さぶれたまま、国民経済は崩落の一途を辿り、それでも緊縮財政派を一番に推す報道権力によもや多くの国民がこのまま引きずり落され、わが国は衰退していくのでしょうか。

学歴による社会の分断 「日本人の3人に1人は日本語が読めない」調査結果も

 知識社会においては学歴によって社会が分断され、知能の格差が経済格差につながるという残酷な側面がある。そうした中で、「初歩的な事務作業さえできない大人がたくさんいる」という現実もある。最新刊『無理ゲー社会』で、リベラル化する社会の生きづらさの正体を解き明かした作家・橘玲氏が、仕事のリテラシーに関する国際的な調査結果をもとに考察…

(マネーポストWEB|小学館)

 そこで、経済協力開発機構(OECD)が実施した国際成人力調査(PIAAC)の驚くべき調査結果に目を通してみたいと思います。

【1】日本人のおよそ三分の一は日本語が読めない(正しく読解できない)
【2】日本人の三分の一以上が小学校三~四年生以下の数的思考力しかない
【3】パソコンを使った基本的な仕事ができる日本人は一割以下しかいない
【4】六十五歳以下の日本の労働力人口のうち、三人に一人がそもそもパソコンを使えない

 以上を要約した作家の橘玲氏が指摘するところによりますと、この惨憺たる衝撃的な結果をもってしてもほぼ全ての分野で日本人が世界第一位だったというのですが、いかに私たちがこの程度の知性しか持ち合わせていないにも拘らずその自覚がないかが分かりました。

 氏のいう知識社会に於ける経済格差というのは、実のところ「知能の格差」だというのも頷けます。それを取り払ったところで議論される「平等」という言葉は、もはや暴力なのです。

 私が勝手に綴っているだけの拙ブログ記事に対しても、とんでもない「読解力」を披露して筋違いに非難してくる方がたまにおられますが、未だに麻生太郎副首相兼財務相が「ナチスみたいに憲法改正してしまえばいい」と発言したと信じているような人は、まさにこの国語が読めない三分の一に該当し、残りの三分の二の国民に対してそのデマを流したのでしょう(実際は「あんな手口では駄目だ」と発言した)。

 財務省が財政破綻の危機というデマを涼しい顔で流布し続けるのも、多くの国民が小学生低学年程度の数的思考力しか持ち合わせていないと高をくくっているからであり、その財務省職員の三人に一人はパソコンが使えません。

 それは前出の調査結果をなぞった喩えですが、霞が関職員の驚くほど多くがパソコンの使い方(コピペすら)を知らなくて困惑させられたことが実際にあるから申しているのです。

 私たちは今、例えば高市早苗前総務相の発言を聞いています。それを正しく読み取らずに「軍国主義だ」「憲法を守る気がないのが明け透け」などと非難している人たちのほとんどが、実はまともな読解力を持ちあわせていない知能の格差にさらされる人びとです。

 一方、そのような人びとが支持する「知識人」たちの文章を読んでみますと、あまりにも稚拙なまでに直情的な対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別)が記されていて、ほかに読み取りようもなく、つくづくわが国にリベラルなど存在しない哀しみで途方に暮れます。

 武漢ウイルスにかこつけ、国民の行動制限を主張する現政権の政治家たちに対し、無思考・無批判に従って(諸外国の人びとのようには)誰も抵抗しません。わが国を滅ぼそうと企んでいるからに違いないとさえ思えるのです。

 私は、もっと自らの足りない知性に対して謙虚であろうと反省しました。ヘイトを叫ぶ人びとにもそうあってほしい。

安倍氏が高市氏推した理由

皇紀2681年(令和3年)9月11日

安倍前総理は今の自民党に危機感も?「本気で高市氏を推すのは、派閥に戻ってきた時だ。今の本命は別だ」元産経新聞政治部長・石橋文登氏

安倍前総理をよく知る、元産経新聞政治部長のジャーナリスト・石橋文登氏は「安倍路線の継承をあそこまで打ち出すと、それは安倍さんも“頑張れよ”と言って支持をするのは当然といえば当然だ」としつつも、「勝たせるために本気で動くことはないのではないか」との見…

(AbemaTV)

 テレビ朝日・サイバーエージェント系の媒体だからか、ところどころ首を傾げたくなる書き方ではあるものの、石橋文登元産經新聞社政治部長の見立てそのものは、実のところ私もそうではないかと思っています。

 以前自民党支持者らしい者が私の菅内閣批判(西村康稔担当相や田村憲久厚生労働相らに対する強烈な表現)をコメント欄で非難しにきた際、そのあまりの「能天気ぶり(自民党が喫緊の選挙に負けることはないとの思い込み)」に私は厳しく反論しましたが、石橋氏の見立て通り安倍晋三前首相こそが自民党の危機を激しく認識していると思うのです。

 一方的な話しかできない河野太郎ワクチン担当相と激論には耐えられない岸田文雄前政務調査会長では、とても党総裁選挙が私たち国民の耳目を集めることはなかったでしょう。

 現に報道権力は、燦然と登場した高市早苗前総務相(元政調会長)に飛びつき、徹底的に彼女を攻撃することでかえって総裁選をめぐる議論が活発化しています。安倍前首相がいち早く高市氏支持を打ち出したのは、これが理由だったに違いありません。

 保守層の投票行動が自民党から離れ始めていたのは確かです。だからこそ私は、小選挙区制の性質と共に「支持率が消費税率にも満たない立憲民主党らの候補者が驚くほど当選してしまい、私たち国民にしてみれば期せずして野党連立政権が誕生してしまう」と警告し続け、前出の能天気な自民党支持者に批判されました。

 しかし、この強烈な危機感を安倍前首相が同じく抱いていたのです。

 とは申せ現下の自民党の危機は、そのような安倍前首相が招いたものでもあります。わが国の(安倍氏を極右扱いし続けた)報道権力がひたすら私たち国民に隠したほど特に欧州では「安倍首相と独国のアンゲラ・メルケル首相だけがリベラル最後の砦」と報じられていたように、新自由主義とグローバリズムに舵を切った安倍前首相の政策は、次第に保守層の失望感(新自由主義とグローバリズムは左派からの評判も悪い)を招き、末期には中共に迎合して晩節を汚しました。

 恐らく安倍前首相は、これらが念願の長期政権維持を最大の目標としていた中で、自身も納得してそうしたものではなかったのではないでしょうか。現下の危機をいち早く察知していたのも、その自覚があるためでしょう。

 敵基地無力化についての議論には知識の甘さが出たものの、高市氏は私たちが驚くほど数多の具体的な政策に通じています。何も見ずに「その件はこの法律のこの事項でそうなっていて、だから私はこうしたい」「中共の法律がそうなっていますから、わが国はこうしなければ」と論じられる突出した能力は、とりあえず三名の総裁候補の中で最高です。

 このような高市氏を党の前面に今出さなければ、本当に十月の衆議院議員総選挙はどうなるか分かりませんでした。靖國神社参拝までひるまず撤回しない高市氏も、党のための役割を覚悟した上で厳しい論戦に挑んでいるように見えます。お陰で基盤である保守層の支持が自民党に戻りつつあるのです。

 河野担当相が保守派であることを強調した昨日の記者会見は、高市氏を推し出した「党の実情」が彼にも大きな影響を及ぼした結果であり、彼はああでもいうほかなくなっているのです。

 本来皇室のことについて総裁選の争点になどすべきでないのでここでは省きますが、少なくとも緊縮財政の権化にして旧民主党政権の「事業仕分け」を「二位じゃ駄目なんですか」に至るまで敵陣にレクチャーした(平将明衆議院議員の証言による)らしい河野担当相は、日に日に支持の声を減らし始めています。

 こうした自民党の危機を十分認識した上で、総裁選に一票を投じる衆参両議院議員各位、党員・党友各位のご判断に期待しています。

 いいですか! 耐性の高い高市早苗次期首相があなたたちのために戦闘の最前線に立ち、報道権力軍から蜂の巣にされ、それでもまだ笑顔を湛えて立ち続けているのですよ。これを見殺しにしたら人間ではありません。