国会議員が国民を訴える?

皇紀2681年(令和3年)10月9日

ツイッターの有名右派アカウントは「自民党」取引企業? 立民・小西議員が名誉毀損で提訴

 ツイッター上で名誉毀損されたとして、小西洋之参院議員ら立憲民主党の議員2人は10月6日、右派アカウント「Dappi」(@dappi2019)の運営と思われる企業とその社長、取締役2人を相手取り、計880万円の損害賠償と投稿削除などをもとめる訴訟を東京地裁に起こした。…

(弁護士ドットコム)

 立憲民主党の小西洋之参議院議員といえば「クイズ小西」や「亡命まだ?」などの愛称で知られた人物ですが、これが仮に国民個人のツイッター・アカウントだったとして、それでも立法権力の側が一国民の言論を取り上げて提訴するというのでしょうか。

 自分が権力側で胡座をかいていることにすら全く気づいていないような者を、このまま権力側に置いておくのは極めて危険です。

 確かに政治家や官僚とはいえ、その発言の趣旨を恣意的に曲解、または歪曲されることを私たち国民はよく思いません。

 だからこそ報道権力のほとんど捏造に近い報道に批判の声がたびたび上がるのであり、小西議員がいっているようなことは、例えば麻生太郎元首相の「独ナチス党みたいな憲法改正の手口では駄目だ」の発言が未だに「ナチス党みたいな憲法改正のやり方もアリだ」に捏造されたまま(特に一部の護憲派に)認識されてしまっているのは、非常にけしからんのです。

 しかし、自民党の政治家がこうした名誉毀損に国民個人を訴えるようなことをしたとは、今まで聞いたことがありません。

 小西議員の場合、このアカウントが情報開示の末に企業主導だったと分かりましたが、それでもやはり立法権力側が(報道権力ではない)民間企業の言論を吊し上げようとするのは、私たち国民から見て恐怖でしかないのです。

 この企業に係る自民党との関係からして言論誘導の疑いがあり、さんざん対日ヘイトスピーチ(日本人に対する憎悪差別)の扇動工作が組織的に行われてきたことを考えても気味が悪いのは分かりますが、それでも小西議員の行動はとても褒められたものではないと思います。

 自民党が一部の報道権力に誤った報道の訂正を求めただけで「言論弾圧だ」と騒いできた立民議員が、或るツイッター・アカウントも見逃さず「名誉毀損だ」と騒いで訴えるのは、それが国会議員の品格なのかと首を傾げずにはいられません。

 そんなことだから国民の批判を浴びてきたし、定めしこれからも浴び続けるのです。こう申しただけで、私も訴えられてしまうのでしょうか。

 国会議員の仕事をしてください、と申したい。

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深夜の地震に首都圏で何が

皇紀2681年(令和3年)10月8日

 作曲家のすぎやまこういち(椙山浩一)氏が九月三十日、九十歳で亡くなられていたことが分かりました。衷心よりお悔やみ申し上げます。

 誰もが知るほどのゲーム音楽『ドラゴンクエスト』、テレビドラマ『帰ってきたウルトラマン』の主題歌や映画『ゴジラVSビオランテ』のサウンドトラックなど数多の名曲を生み出し、世代を超えた支持を受けた方です。

 また、わが国の音楽界では故・黛敏郎氏と並ぶ保守派言論人で知られ、胸にはいつもブルーリボン(北朝鮮による日本人拉致事件の解決を訴えるサイン)をつけておられました。

 すぎやま氏の作品といえば世代によっては、ザ・ピーナッツの『恋のフーガ』、ザ・タイガースの『花の首飾り』、ガロの『学生街の喫茶店』や島谷ひとみさんのリバイバルも大ヒットしたヴィレッジ・シンガーズの『亜麻色の髪の乙女』を思い浮かべる方も多いでしょう。

 本当にありがとうございました、と感謝申し上げたい巨匠でいらっしゃいました。
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 昨日午後二十二時四十一分、房総半島(千葉県内)を震源とするマグニチュード5.9(速報値6.1)、東京都足立区や埼玉県川口市などで最大震度5強のやや強い地震が発生しました。お怪我をされた全ての方がたに、衷心よりお見舞い申し上げます。

 六日記事冒頭の通り六日午前には、岩手県沖を震源とするほぼ同規模の地震が発生したばかりでしたが、首都圏で震度5強の揺れを観測したのは、十年前の東日本大震災以来でした。

 東京都千代田区、目黒区や足立区などで地中の水道管が破損し、上水が道路に溢れ出ましたが、地震発生からわずか一時間半程度で修復してみせた都水道局職員の方がたには、本当に頭が下がります。

 都交通局の日暮里舎人ライナーでは、足立区内を走行していた車両が緊急停止時に脱輪し、乗客数名が車内で転倒する事故が起きましたが、これも速やかに車外へ避難誘導され、警視庁も出動して事態を把握しました。

 また、千葉県市原市を流れる養老川では、給水施設から浄水場へ架けられた水管橋が破損し、水が吹き出しましたが、これも市の給水課がすぐに水を停めて対応し、市民への影響はありません。

 前出の過去記事で和歌山市の水管橋が崩落した事故を取り上げてから日を置かずに起きましたが、深夜の地震発生でも社会基盤(インフラストラクチャー)を支える人びとがいずれも最悪の事態を回避しています。

 武漢ウイルス(新型コロナウイルス)騒動からの緊急事態宣言解除で、久しぶりに一仕事を終えて飲み会などに繰り出した方もいたでしょうが、あまりに多くの人びとを襲った「帰宅困難」は、深刻な疲労を伴ったに違いありません。

 しかし、 一時滞在施設(学校やオフィスのロビー、ホテルのボールルームなど)の解放情報がSNSなどで共有され、官民の差なく共助が機能しました。

 私たち国民は、阪神淡路大震災や東日本大震災などを経て、先人たちが培ってきた「大和民族の大和民族たる所以」を再確認し、現代共助の知恵を絞ってきたのです。

 小泉内閣以来の「新自由主義」「自助任せ」は、岸田内閣の誕生で終焉を迎えます。いや、岸田文雄首相は、それを目指しているのです。

 その重大な転換期にあって、私たちはまるでそれを身体で味わわされるがごとく、不思議なほどさまざまな現象にぶち当たっています。

 災害列島育ちの民族にしか成しえない大きな力を、私たちは私たち自身の手で掴むのです。わが国の有用な政策提言は、自然祭祀や祖先祭祀を理解する者にしか出来ないのです。

中国の人権蹂躙を許すな!

皇紀2681年(令和3年)10月7日

「ただのサイコパスもいた」 中国の元警察官、ウイグル族への拷問を語る

 新疆ウイグル自治区で夜中に急襲が始まった。ライフル銃で武装した数百人の警官がウイグル族の住む町で家々を回り、数百人を家から引きずり出し、手錠をはめ、フードをかぶせた。もし抵抗したら撃つと脅した。これらは中国の元警察官がCNNに語った内容だ。…

(CNN日本語版)

 米CNNが中共の元警察官の身元を確認した上で、旧東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)に於ける中共の壮絶な人権蹂躙の実態を聞き出しました。

 先の自民党総裁選挙で、この問題に沈黙したのは、四人の候補者のうち河野太郎党広報本部長だけでしたが、立憲民主党ら野党までもがこの問題に沈黙すれば、それはすなわち人権問題に全く無関心であることが露呈します。

 中共がわが国に吐き散らす対日ヘイトスピーチ(歴史問題と称する日本人憎悪差別扇動)に何ら抗議せず、お詫びまで繰り返してきた過去の自民党政権は、まさに私たち国民の人権を踏み躙ってきたのであり、もはやいい加減に許されません。

 野党こそこうした政権の「負の遺産」を清算するというべきを、自分たちこそが対日ヘイトを吐き散らしてきたため、決してものいわず「日本は謝罪すべき」などといってしまうのですから、国民の支持と信用を得ないのです。

 中共の壮絶且つ深刻な人権蹂躙は、ウイグルの人びとに対してのみならず、チベットの人びと、南モンゴルの人びとや香港特別行政区の人びとにまで及んでおり、次は台湾、その次はわが国へとその汚ない触手を伸ばしつつあります。

 これを絶対に許してはならないのです。

 岸田文雄首相は、こうした問題に反対する決議案に賛成の旨の発言をしており、是非とも行動に移していただきたいと強く願います。

 そして、私たち国民に出来るのは、わが国のあらゆる供給網(サプライチェーン)から中共を順次外していくことや、もはや旨味のなくなった中共の現地生産拠点をわが国内に戻していくことです。

 中共に依存する経済は、わが国の技術開発を怠惰にし(中共の技術開発が実はかなり進んでしまっており)、給与下落(デフレーション)に自ら加担して内需を萎縮させることに他なりません。

 台湾のように財界を中共に占領されては手遅れになります。まさに台湾が危機的なのは、私たちが思っている以上に経済の中共化が進行してしまっていることにあるのです。

 高市早苗党政務調査会長と共に、岸田新政権がこの問題に敢然と対処するよう求めましょう。

インフラ再整備計画を!

皇紀2681年(令和3年)10月6日

 本日午前二時四十六分ごろ、岩手県沖を震源とするマグニチュード5.9、最大震度5強のやや強い地震が発生しました。青森県、岩手県にお住まいの皆さん、大丈夫でしたか? 引き続き何卒お気をつけください。

 さて、いよいよ始動した岸田内閣ですが、一番の心配事は再任された岸信夫防衛相の体調です。外相と防衛相はあまり頻繁に交代させるべきでないため、出来損ないの外相でも岸防衛相が共に再任されたのならよかったのですが、いかんせん健康不安を払拭できません。

 わが国の外交・安全保障政策を(出来損ない外相を抑えて)リードしていただきたいので、岸防衛相にも何卒お気をつけ願いたいものです。

 その防衛省・自衛隊は、和歌山市の一級河川・紀の川に架かる六十谷水管橋が三日午後十五時四十五分ごろ、突如崩落したため、断水の影響を受ける市北部の人びとのために給水活動で出動しています。感謝申し上げます。

 崩落の前に加納浄水場の水圧異常が確認されたという情報がありますが、それが崩落の原因かどうかは分かりません。

 六十谷水管橋は、昭和五十年完成のもので老朽化の一歩手前ではありましたが、それでもことほど左様に崩落してしまえば、供給地域は一瞬にして断水してしまいます。

 現在、市が大急ぎで応急的復旧作業に当たっており、今週の土曜日(予定)には順次水道が使えるようになりそうです。

 当面の断水をしのぐための情報は、前出の防衛省と和歌山市のホームページのほか、民間でもスーパーやコンビニ、個人商店やスーパー銭湯などが発信していますので、参考になさってください。

 このように、災害が発生してもわが国は「博愛衆に及ぼ」すが如く官民の差なく共助が機能します。これこそが日本の強みであり続けねばなりません。

 岸田内閣は、経済安全保障という考え方を導入し、組閣以前に求められた竹中平蔵民間議員ら「新自由主義」の権化を政権の中心から排除すべく「ナントカカントカ会議」を廃止しました。

 内需回復に不可欠な成長戦略の一つとして、全国各地の社会基盤(インフラストラクチャー)再整備計画を打ち出すべきです。

 首都圏はもちろん地方の水道管、ガス管や橋梁は、既に老朽化しているものが数多あり、いつでもどこでも和歌山市の水管橋崩落と同じことが起こります。

 私たち国民の暮らしを守るため、大型財政投資の大計画を発表、実施するよう岸田内閣に求めていきましょう。

河野氏の「国民人気」とは

皇紀2681年(令和3年)10月4日

 自民党総裁選挙に於ける河野太郎党広報本部長の敗因分析で、一つ大きく間違っているのは、すぐに「キレる」浅慮にあるとする中で韓国の南官杓駐日大使(当時)を呼びつけて「極めて無礼でございます」と叱責した過去を批判していることです。

 はっきり申し上げて河野氏が「次の首相」に望まれるようになったのは、あの一件以来のことで、それ以前は世論調査で上位に食い込むことなど一度もありませんでした。

 すべて自民党議員が思い知るべきは、韓国政府が繰り返し吐き散らす対日ヘイトスピーチ(日本人に対する憎悪差別発言)に屈しては、到底国民的支持を得られないということであり、これに敢然と立ち向かってこそ「次の首相」候補にまで駆け上がれるということです。

 河野氏の浅慮は、私たち国民個人に対してまで自身の気に食わない声にブチギレてなお当然としている態度であり、わずか二週間のうちにメッキが剥がれ、一気に支持を失いました。

 すなわち、韓国に対して強く出る見せかけだけでは無論駄目で、中共に対してどうであるか、米国に対してどうであるかといったことと、何より財政政策や税制など私たち国民の暮らしをどうしようとしているのかという点に於いて、明確な政策を提示できるだけの識見、能力が問われます。

 その点で高市早苗政務調査会長が経済政策(大胆な内需回復策)で頭一つ抜き出ていたのは事実です。再び政調会長に就いたことに不満の声(「またこのポストか」「内閣官房長官になってほしかった」など)もあるようですが、彼女の政務調査能力は「自民党の宝」であり、岸田新政権でいかんなく発揮されるよう望みます。

 報道権力が先述の通り河野氏の敗因分析をミスリードするのは、自分たちこそが対日ヘイト派だからで、敗因をすり替えて自民党の対中韓強硬路線への転換を牽制する目的があるのでしょう。それにいちいち右往左往してきたこれまでの自民党にも問題があります。

 たとえ報道権力に批判記事を書きまくられても、国民が支持する限り覚悟を決めた方針ならば貫くべきなのです。国民は必ず支持します。

 いずれにしましても、国民の声を聞く気がない正体のバレた河野氏が党広報本部長とは、岸田文雄党総裁も「おまえ、ここで顔を洗って出直せ。まぁ惨めな石破茂氏と共にもう二度と総裁選には出られないがな笑笑」とでもいわんばかりの粋な人事をするものです。