甘利問題…安倍倒閣工作か

皇紀2676年(平成28年)1月25日

 駐日米国大使館から連絡。過去五年間にイラン、イラク、シリア、スーダンへの渡航歴がある、またはそれらのいずれかの国との二重国籍を有している場合、二十一日から日本人でも査証(ヴィザ)無し入国を断わるとのこと。

 これは、ISILまたはISIS(自称・イスラム国)によるテロリズムを自国に持ち込ませないための措置ですが、イランをも対象国に加えて厳格化法案を通過させた連邦議会下院は、いわば「便乗攻撃」のような気がします。

 http://www.sankei.com/affairs/news/160123/afr160123……
 ▲産經新聞:【甘利氏疑惑】秘書が国交省局長に問い合わせ UR補償交渉の担当者聞き出す

 さて、甘利明経済財政政策担当相(神奈川十三区)を巡る金銭問題。週刊文春に端を発した一連の報道からして、どうも話がおかしいのです。

 産經新聞社配信記事に「甘利氏の秘書がトラブルについて国土交通省の当時の局長や都市再生機構(UR)に問い合わせていた」とあり、他社も一斉にこう報じていますが、この「秘書」が清島健一公設第一秘書のことだと分かっているのはともかく、千葉ニュータウン開発を巡るローカルな件で、大臣への報告といった業務の登場人物でもないのに住宅局長にわざわざ問い合わせて何が分かるというのでしょうか。

 さらに、清島秘書がそのようなことも知らず、局長に複数回問い合わせてやっとURの担当者を聞き出したというのは、明らかにおかしな話です。実は議員担当のいるURに直接聞けば分かることでしょう。

 もう一つこの話のおかしなところは、千葉県白井市にある建設会社「S株式会社」の一色武氏が甘利担当相に渡した一万円札の番号を全て控えていると言っていることです。

 私は初めから環太平洋経済連携協定(TPP)参加に反対ですから、決して甘利担当相を庇う意図はありません。いずれにしても「千葉の」「ちっぽけな話」を聞き入れたのは、まずかったと思います。

 しかし、渡した銀行券の番号を記録しておくなど政治家側を嵌める気がなければしないことであり、省内慣例からして妙な話が出ることも局長以下の職員を介した不穏なリークがなければありえないのです。

 これは、何者かが安倍内閣の倒閣を狙って打った破壊工作だと思います。

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『甘利問題…安倍倒閣工作か』に2件のコメント

  1. 心配性:

    >何者かが安倍内閣の倒閣を狙って打った破壊工作

    その件について誰も否定しませんね。
    高村副総裁がテレビ東京の番組内で「罠に嵌められた」と表現しましたが、司会者もそれを否定しませんでした。

    嵌めたとしたら、嵌めたのは誰でしょう。
    民主党や共産党、特定省庁や米中など、自民党外勢力でしょうか。
    それとも、自民党非主流派の反乱でしょうか。

    「疑惑」が暴露されたタイミングを考えると、最も直接的な影響がありそうなのは宜野湾市長選挙でした。
    (が、結果は自公が推薦する現職候補の圧勝でした。政権支持率も横ばい状態であまり変化はないようです。)

    自民党議員やアメリカは自公推薦候補の勝利を望んでいたでしょうし、民主党の岡田代表も万一与党に返り咲いた時、基地問題が以前にも増して拗れていたら嫌でしょうね。
    TPPも民主党は反対でしたっけ?

  2. ゆき:

    度々スレと関係なくすいません。読売によるとイランが欧州の飛行機を100機以上注文したと言う。500機が更に必要で米国に目を向けているらしい。2004年に飛んだ国内外のイランの飛行機は恐ろしかった。制裁で購買も部品の補充もできず、ポンコツをなんとか整備していたわけだ。国内は小型が多く飛んでいる。事故が多く、私は知らぬが仏だった。三菱は米国に甘えてその市場ばかり見ているようだ。この機会を活かせる国企業は生き馬の目を抜き、生きて行けるだろうに。三菱は客船製造でまた火災を起こしている。神戸支社に勤めていた兄は「女の方(エンジニア)がまだ仕事ができる」と言っていた。セキュリティとかそういうものに危うさを感じる企業だ。残念ながらイランは日本製には目を向けてくれないだろう。