民進小西議員の呆れた発言

皇紀2677年(平成29年)2月12日

 安倍晋三首相と米国のドナルド・トランプ大統領との日米首脳会談は、既に報じられている通りうまくいっていますが、今後は、安倍首相が提案した麻生太郎副首相兼財務相とマイク・ペンス副大統領との経済対話が重要になってくるでしょう。

 これからは、わが国側が先制攻撃すべきです。例えば「プラザ合意以来の円高、特にここ二十年以上に及ぶ異様な円高で日本が被った損害は、米国がもたらしたものであり、トランプ新政権は、このような『為替操作』を否定しているため、今後の交渉に期待する」といった具合です。

 しかしながら日米首脳が極めて良好な関係を築けたからこそ、このような提案が可能になります。首脳どうしが険悪な関係では、どうしようもありません。

 それがたまらなく悔しかったのか、昨日申したようにトランプ大統領にようやくたどり着いた中共共産党の報道機関「中国中央電視台(CCTV)」は、今回の日米首脳会談について「安倍首相は、トランプ大統領との関係に自信がない」などと、どこをどう切り取れば出てくるのか意味不明な論評を伝えました。

 また、朝日新聞社テヘラン支局(イラン)の神田大助支局長が自身のツイッターに「安倍首相、大丈夫かな…またおなか痛くなっちゃうのでは」と首相個人を揶揄し、のちに削除する騒動を起こしています。これも意味不明であり、ただただ悔しかったのでしょう。

 米国の報道記者たちも、今や大統領憎さに冷静を欠いていますが、報じる側がこうも感情的では、受け取る側の私たちがよほど気をつけてその正誤を分別しなければなりません。

 https://twitter.com/konishihiroyuki/status/83023884007……
 ▲小西ひろゆき(参議院議員):品格のない顔。よく似た二人。(後略)
 https://twitter.com/konishihiroyuki/status/83037795381……
 ▲小西ひろゆき(参議院議員):(前略)安倍総理の入国禁止(国際法違反)に対し「コメントを控える」は憲法に違反し、ゴルフ外交は二重に憲法に違反する。(後略)

 中でも、私たちが選んでしまった国会議員の異常は、気をつけてすむものではありません。野党の民進党が現政権を批判するのは、或る程度までは仕方がないのですが、意味不明では困ります。

 その代表格が、かつて予算委員会で「クイズ番組ごっこ」をした小西洋之参議院議員(千葉県選挙区)であり、日米首脳の顔を指して「品格がない」、或いは別のツイートで「(二人は)法の支配、人権などの普遍的価値を有していない」などと書き込む感情は、ともすれば外交問題に発展しかねません。むしろ品格がないのは、小西議員のほうです。

 さらに政治家として問題なのは、現行憲法(占領憲法)前文の解釈を完全に間違えていることであり、トランプ大統領と話したり(国家国民のために)親交を深めようとしただけで憲法違反と考えるのは、異常を極めています。

 彼には、この前文そのものに対する問題意識も全くなく、わが国だけが「お人よし」にまわって国民益を損じさせられてきた過去などもうどうでもよいという態度が明け透けです。民進党が憲法の議論に応じないのは、この程度の議員しかいないがために、応じられないというのが実情に違いありません。

 何度でも申しますが、野党や報道企業がこの体たらくだからこそ安倍政権が安泰なのです。本当にこれほど無批判(有効な批判がない)でよいのでしょうか。それは、安倍政権のためにならないのです。

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中国がようやく、ついに…

皇紀2677年(平成29年)2月11日

 本日は、紀元節です。お慶び申し上げます。天皇弥栄

 http://www.sankei.com/world/news/170210/wor170210……
 ▲産經新聞:【日米首脳会談】通商政策で違い鮮明 日本叩きで支持者にアピール 中国台頭招くリスクも

 安倍晋三首相と米国のドナルド・トランプ大統領との日米首脳会談は、恐らくうまくいくはずです。

 トランプ大統領の懸念を煽ればきりがありませんが、かつて佐藤栄作首相がリチャード・ニクソン大統領と日米繊維交渉に及び、まさに「糸(わが国の繊維産業)で縄(沖縄本土返還)を買った」というような対米売国に安倍首相も堕ちない限り、今回の会談が歴史的非難の対象になることはありません。そのような売国密約の類いを締結する予定は、現段階で聞こえてこないのです。

 思い返せばわが国の繊維産業をほぼ壊滅へと追いやった売国政策の背景で、ニクソン大統領のとんだ思い違いがあったことは間違いありません。当時米国の繊維産業は、劇的に成長しており、日本産の安価な繊維製品が低所得者層を支え、雇用に悪影響もありませんでした。

 そうです。何やらニクソン元大統領とトランプ大統領は似ています。

 安倍首相は、全米商工会議所主催の朝食会で、わが国企業がいかに米国の雇用を創出してきたか早速説明しましたが、佐藤元首相が安倍首相の叔父という関係であるものの、似ているか似ていないかより、当時と現在の状況が違いすぎるため、単に安倍首相が対米売国を繰り返すとは申せません。

 世界中の保守派がトランプ大統領に融和的なのは、自国の為政者も「自国ファースト」であってほしいと望むからです。つまり、安倍首相に求められているのは、いわゆる「ジャパン・ファースト」で「アメリカ・ファースト」と向き合い、うまくやってくれ、という国民的希望に尽きます。売国は許されません。

 そこで日米共通の課題は、やはり中共です。

 中共共産党がトランプ大統領に繋がる人脈と聞いて辿っては失敗を繰り返してきた中、ついに繋がったようで、日米首脳会談前にトランプ大統領が習近平国家主席にようやく電話をかけました。

 二人を繋いだのは、案外昨年十一月十八日記事で申したような事情のあるイヴァンカ・トランプさんかもしれません。春節の挨拶を無視したトランプ大統領を尻目に、中共人民に向けて祝意を伝えたのもイヴァンカさんでした。

 彼女が安倍首相を高く評価したらしいからとのぼせ上っている場合ではありません。

あの偽薬騒動…何か怪しい

皇紀2677年(平成29年)2月10日

 安倍晋三首相は九日夜、米国のドナルド・トランプ大統領との日米首脳会談のため、羽田空港から政府専用機で出発しました。日米首脳の緊密さを表す日程などについては、既に報じられている通りです。

 しかし、わが国側から提案するものの中に、首相官邸も把握しない未調整の内容が含まれて一部で報じられた件について、その所管の経済産業省から報道企業へ情報が漏れたといいます。

 世耕弘成経産相をかばうわけではありませんが、それほどおかしな話ではありません。そもそも安倍首相は、トランプ大統領に詳細な議論を持ちかける気などないのです。それは、担当閣僚または事務方どうしでやります。

 基本的に首脳会談や閣僚級会談(外相会談など)とはそのようなものであり、事前に事務レヴェルの会談を重ねて議論を固めておくものです。これが或る程度までいくかいかないかによって、首脳会談への問題解決の依存度が変わってきます。

 ところが官邸は少なくとも、トランプ大統領がそのような議論に耐えられないと知っているでしょう。大枠の話ができて、互いににこやかでいられれば大成功なのです。

 よって経産省から情報が漏れたなどと大騒ぎすることはありません。大枠の詳細を説明された、とでも思っておけばよいのです。

 http://www.sankei.com/affairs/news/170201/afr170201……
 ▲産經新聞:偽C型肝炎治療薬の“正体”はビタミン剤や風邪薬 服用例なく健康被害なし

 しかしながらわが国側は、トランプ大統領から消費税廃止や安全保障上の重要な役割分担を提案されるかもしれず、実のところ偽C型肝炎治療薬が見つかったこの不可解な事件も、ともすれば「日本はどうなっていますか」と尋ねられる案件になりかねません。今度は厚生労働省が慌てる番です。

 と申しますのも、産經新聞社が伝える通り手口は確かにずさんなのですが、最も不気味なのは、別のC型肝炎治療薬が実際に混入していたことにほかなりません。単なる詐欺目的であれば、全て風邪薬の類いでよいはずです。

 ひょっとするとこれは、わが国の安全保障を脅かす実験か何かかもしれません。ずさんすぎて、かえっておかしいのです。一刻も早く流通経路をたどり、東京都内の卸業者に持ち込んだ男女を特定して取り調べなければ、テロ等準備罪(共謀罪)の新設を目指す組織犯罪防止法改正案の議論どころではなくなります。

公立高校の偏向教材に抗議

皇紀2677年(平成29年)2月9日

 http://www.sankei.com/politics/news/170208/plt170208……
 ▲産經新聞:「日本に強制連行」「選挙権もありません」 福岡県立高校が偏向教材を一年生全員に配布 県教委が指導へ

 アパグループのアパホテルが客室に元谷外志雄氏の著書を置いている問題で、それがたとえ独自の国史観を著したものであっても、ホテルの客室に政治的な書籍を並べることへの違和感はともかく、私企業の言論・表現・研究の自由だと私は述べました。

 ましてわが国の内にしてわが国を否定するような内容であれば(破壊活動=テロの可能性もあって)問題がありますが、そうではないものでしたから、なお問題はありません。

 しかし、公立の施設が同様の権利を行使しては、政治的中立が守れないのです。公権力が一方的な思想の支持を表明、または国民に伝播して強要してはなりません。だから公務員は、本来尊敬されるのです。

 教育現場に於ける不正について、私はたびたび実際に抗議してきました。福岡県立小倉南高等学校(北九州市)が昨年九月にやらかした「偏向教育」も、またかという話です。

 かつて言論の自由を守ろうと闘った真のリベラル派は、公権力のこのような行為を許さなかったはずであり、対日ヘイト(反日)のためであれば公権力の横暴にも沈黙、或いは積極的に評価したがるようでは、道理で民進党が二度と政権を獲れないほど転落し、社民党が党本部の家賃も払えずに出て行く顛末を迎えるわけで、現下のわが国には、国想う保守派と反日派と、よく分からないでいるその他大勢しかいません。

 公権力と結託した反日派は、このその他大勢に働きかけ、そして子供のうちに反日派にしてしまおうと工作します。今や「胡錦濤(前国家主席)」すらもインターネットで検索できないようにする中共共産党らと組んだ反日派は、アパホテル前で在日中共人に騒ぎを起こさせ、中共には何もいいません。

 いわゆる「歴史問題」という対日ヘイトの仕掛けは、中共共産党や北朝鮮、三権分立が機能しない韓国の致命的欠陥に向けられるべき批判をかわし、いたずらに私たち日本国民を貶めるためにあります。

 http://www.asahi.com/articles/ASK264HKKK26UTIL02D.ht……
 ▲朝日新聞:旧統一教会に賠償命令 高額な物品買わせる違法な勧誘

 さて、旧世界基督教統一神霊協会(旧統一教会、現世界平和統一家庭連合)に入信してしまった女性の訴えのうち、個人に対する国家賠償が認められないのは、それこそ入信するかしないかが国民の自由の範疇ですから当然ですが、信者を騙したカルトは、賠償を命じられて当然です。

 しかし、個人への賠償責任がないこととは別に、旧統一教会のようなカルトを政府が規制しない(革マル派や中核派を極左暴力集団とするような措置を講じない)のは、確かに著しく不合理であり、不作為が過ぎるとは思います。

 特に旧統一教会は、国際勝共連合のような下部組織を用いてわが国の保守論壇を駄目にした責任も重く、何なら「反共詐欺集団」と銘打って国民に情報を開示、警告を発するべきです。(注 公安調査庁はその実態を調査・報告しており、旧統一教会の詐欺事件を検挙するのもたいてい公安警察です)

辛淑玉さん自ら語っていた

皇紀2677年(平成29年)2月8日

 本日の記事は、昨日記事の内容を補完するものです。

 http://www.sankei.com/politics/news/170207/plt170207……
 ▲産經新聞:【テロ等準備罪】金田勝年法相、法案提出後の議論を求める文書を撤回し謝罪 野党は攻勢を強め法相辞任を要求 与党から苦言も

 組織犯罪処罰法改正案の国会審議について、法案の国会提出後に自分たちで議論するのが望ましいとした法務省発表の文書の件。法務官僚の正体が露わになったと申してよいでしょう。

 かつて人権擁護法案を自民党に通させようとして失敗し、名称を少し変えて旧民主党(民進党)にも押し込みましたが失敗した法務省は、そもそも国会議員に法律の作成など無理と考えています。それは、残念ながら当たっています。

 立法府の議員にもかかわらず、予算編成ができない、法の新設や改正ができないのでは、もう仕事がありません。そう、本来業務をこなせない不良議員があまりにも多すぎるのです。

 しかし、だからといってこの開き直り方はありません。法務省がいかに自分たちの政治活動を勝手に進めてしまう役所か、私たち国民が気をつけて見ていなければならないのです。

 https://twitter.com/surumegesogeso/status/82708515375……
 ▲するめのよっちゃん♯沖縄は日本ださんのツイート:のりこえねっとの辛淑玉氏、基地反対運動はやんばるの森のためじゃないと自白(後略)【動画あり】

 反日活動家の辛淑玉さんが昨年九月九日、連合会館(東京都千代田区神田駿河台)で開かれた「ないちゃー大作戦会議!全員集合!!」にて、沖縄県国頭郡東村高江周辺で逮捕者まで出した一連の騒動について、東京から活動家を送り込んだ事実を述べ、さらに「若い者には死んでもらう、爺さん婆さんたちは嫌がらせをして捕まってください」「(逮捕された)山城博治氏には病気で死ぬな、米兵に殺されるな、日本の警察に殺されるな、私が殺してやるといってある」などと話していたことが分かりました。

 因みに、この場には社民党の福島瑞穂参議院議員もいました。

 辛さんが述べた「戦争は最大の環境破壊であり人を殺すこと」という定義は、私もかねてより申してきたこととほぼ同義であり、よって戦争は自然祭祀にも祖先祭祀にも反する、と。

 恐らく辛さんと私の最大の違いは、ものの話に(この場合は祭祀というわが民族の一人として述べるに十分な)厳然たる根拠があるのかないのか、単に現世個人の理性と意思と心情によって述べているだけなのか否かという点に尽きるでしょう。ここから根無し草のような反日活動の浅はかさと限界が見えてきます。

 しかしながら辛さんは、大変な迫力をもって話されています。活動家としては、やはり(私が申すのも恐縮ですが)大した方です。対日ヘイト活動(反日)に疑問を持ち続けてきた多くの人びとは、よく「反日派もやっているのだから私たちもやろう」とおっしゃいますが、反日活動家が「私も大本営と一緒」だの「稲田朋美防衛相もいっているから私もいう」だのと聴衆を煽るとは思いもよりませんでした。

 これだけのことを自ら語っておいて、東京MXテレビの「ニュース女子」出演者の発言が事実と異なるのでしょうか。何をもって提訴したのでしょうか。