中国がようやく、ついに…

皇紀2677年(平成29年)2月11日

 本日は、紀元節です。お慶び申し上げます。天皇弥栄

 http://www.sankei.com/world/news/170210/wor170210……
 ▲産經新聞:【日米首脳会談】通商政策で違い鮮明 日本叩きで支持者にアピール 中国台頭招くリスクも

 安倍晋三首相と米国のドナルド・トランプ大統領との日米首脳会談は、恐らくうまくいくはずです。

 トランプ大統領の懸念を煽ればきりがありませんが、かつて佐藤栄作首相がリチャード・ニクソン大統領と日米繊維交渉に及び、まさに「糸(わが国の繊維産業)で縄(沖縄本土返還)を買った」というような対米売国に安倍首相も堕ちない限り、今回の会談が歴史的非難の対象になることはありません。そのような売国密約の類いを締結する予定は、現段階で聞こえてこないのです。

 思い返せばわが国の繊維産業をほぼ壊滅へと追いやった売国政策の背景で、ニクソン大統領のとんだ思い違いがあったことは間違いありません。当時米国の繊維産業は、劇的に成長しており、日本産の安価な繊維製品が低所得者層を支え、雇用に悪影響もありませんでした。

 そうです。何やらニクソン元大統領とトランプ大統領は似ています。

 安倍首相は、全米商工会議所主催の朝食会で、わが国企業がいかに米国の雇用を創出してきたか早速説明しましたが、佐藤元首相が安倍首相の叔父という関係であるものの、似ているか似ていないかより、当時と現在の状況が違いすぎるため、単に安倍首相が対米売国を繰り返すとは申せません。

 世界中の保守派がトランプ大統領に融和的なのは、自国の為政者も「自国ファースト」であってほしいと望むからです。つまり、安倍首相に求められているのは、いわゆる「ジャパン・ファースト」で「アメリカ・ファースト」と向き合い、うまくやってくれ、という国民的希望に尽きます。売国は許されません。

 そこで日米共通の課題は、やはり中共です。

 中共共産党がトランプ大統領に繋がる人脈と聞いて辿っては失敗を繰り返してきた中、ついに繋がったようで、日米首脳会談前にトランプ大統領が習近平国家主席にようやく電話をかけました。

 二人を繋いだのは、案外昨年十一月十八日記事で申したような事情のあるイヴァンカ・トランプさんかもしれません。春節の挨拶を無視したトランプ大統領を尻目に、中共人民に向けて祝意を伝えたのもイヴァンカさんでした。

 彼女が安倍首相を高く評価したらしいからとのぼせ上っている場合ではありません。

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『中国がようやく、ついに…』に3件のコメント

  1. きよしこ:

    >世界中の保守派がトランプ大統領に融和的なのは、自国の為政者も「自国ファースト」であってほしいと望むからです。つまり、安倍首相に求められているのは、いわゆる「ジャパン・ファースト」で「アメリカ・ファースト」と向き合い、うまくやってくれ、という国民的希望に尽きます

    NHKをはじめとした我が国の偽善派メディアは、なにかと米国第一主義を悪者扱いしますが、そもそも為政者にとって最低限求められる資質とは、臆せず自国第一主義を唱える気概であるはずです。移民を巡って軋轢の生じ始めたアメリカとメキシコを見ていると、参考人招致に応じた石原慎太郎元都知事と豊洲移転で悉く悪手を打つ小池知事を見ているようです。これは日米関係においても言えることですが、もういい加減に建前での政治はやめて、品は悪くとも自分第一主義を堂々とぶつけ合えばよいのだと思います。決してチャイナ・ファーストとは口にはしないものの他国・他民族への侵略と弾圧を止めない支那を見ていると特にそう思います。

  2. やす:

    個人的な意見ですが、安部総理は全米商工会議所主催の朝食会でどれだけ米国の雇用を創出してきたかを第一に強調するんじゃなくて、米国の雇用より日本の雇用が第一ですので、米国の雇用云々を批判される筋合いはありませんということを第一に強調してほしかったんですし、それがこれからの日本第一主義ではないかと思います
    しかし日本第一主義とは、特に自衛に関して米国に依存していた部分も含めて全てにおいて責任を持つということですから、ハッキリ言って今まで以上のイバラの道になりますし、特に支那に関して戦前戦中の過ちを繰り返さないために、徹底的に日本独自で戦う姿勢と気概を国民全員が持たないといけませんし、だからこそ何度も言っている通り教育が必要なんですよ
    それには偏向教育は絶対に許せませんし、徹底的に弾圧してもいいと思います
    今はネットの普及で戦前戦中の情報も調べられるようになりましたし、南京事件の嘘や、当時の日本政府の外交の失敗が支那による通州事件を生んだことも分かってきました
    歴史を知れば日本がこれからどう外国と関わっていけばいいのか、日本第一主義がいかに大事かが分かるはずですし、その視点から見ると安部総理がやっていることはまだまだ甘いことが分かります
    日本第一主義のために今足りないのは、安部総理に対する批判と指摘ではないでしょうか
    かといって民進党の批判は論外です
    安部総理の行動に全国民が関心を傾け、批判するべき所は批判するというように、目を光らせていくことが日本第一主義への第一歩だと思います

  3. 心配性:

    安倍総理はドゥテルテ大統領のような癖のある人物とも仲良く話ができる人なので、これは一種の持って生まれた「才能」なのかも知れません。

    CNNやNYTが、トランプ氏と親し気に会話する安倍総理の事を「排外的で差別的なトランプの同類」的ないやらしい目線で報じているようです。

    安倍総理はいまだにTPPに未練があるようです(日本を発つ前にトランプ大統領にTPPの重要性を訴えるような事も語っていました・・・)し、保護主義でも、移民・外国人労働者に断固反対の立場でもありません。
    ‶内向き”ではなく、むしろ‶外向き”ですらありますよ・・・

    それとも何ですかね。

    アメリカのメディアは、日米関係が険悪になり、韓国や台湾、東南アジアの国々が不安に怯える事態にでもなればよいのに!と願っているのではないでしょうね?