菅直人元首相は認知症か?

皇紀2682年(令和4年)2月6日

「ヒトラー投稿」めぐり舌戦【ノーカット】(2022年2月1日)

日本維新の会の馬場共同代表はきょう、立憲民主党の最高顧問である菅直人元総理が維新について「ヒトラーを思い起こす」などとツイッターで投稿したことに対して、直接、菅元総理大臣へ抗議文を提出しました。それに対し、菅元総理は自身の事務所で馬場共同代表を迎え入れた上で馬場共同代表に対し質問状を渡し、日本維新の会を非難しまし…

(YouTube)

 既にご存知の通り私は、日本維新の会も立憲民主党も全く評価していませんので、まさに「目糞鼻糞の地獄絵図」でしかありませんが、流石はテレビ東京が「二人の口論」を全て公開しています。試しにご覧ください。

 維新の馬場伸幸幹事長は、せめて年長者である立民の菅直人最高顧問(元首相)に対して言葉を選びながら丁寧に話していますが、菅元首相のほうは、さかんに「それは話のすり替えで」と自身こそ話をすり替えてまともに答えない場面が多く、抗議の内容が明確であるにもかかわらず「お帰り下さい」と強く叫ぶ場面も見られました。

 残念ながら菅元首相は、恐らく前頭葉の委縮がかなり進行していると思われます。これはその典型的な症状です。

 橋下徹元大阪府知事・大阪市長が維新の顧問から何から全て辞し、情報番組のコメンテーターをやっているという周知の事実も覚えていないのか、維新の「研究」をしているというわりには、現在誰が代表で誰が代表代行なのかも分かっていません。

 馬場幹事長が提示した抗議内容はともかく、彼が退室した後で菅元首相が記者団に、大阪府下での第四十九回衆議院議員総選挙の結果を「或る意味で異常ともいえる状況」と発言したのも問題です。

 「独占された」とか「勝ちまくられた」というならまだしも、あれを「異常」というなら、旧民主党が政権を強奪した時の選挙結果こそ「異常」でしたし、私たち国民(私は一度も旧民主系に投票したことなどありませんが)は大いに反省しています。

菅直人 衆議院議員(府中・小金井・武蔵野) 立憲民主党 @NaotoKan

「維新」研究と同時に、近年の日本経済の低迷の原因を考えている。私には半導体など科学技術開発の遅れが原因と思う。先日の国会で台湾企業の誘致に4千億円の国費を投じる法案が可決された。日本より進んだ半導体技術を導入するためという。統治機構も重要だが科学技術開発体制にも力を入れるべき。

(Twitter)

 このツイートに至っては、自分たちが事業仕分けで科学技術分野の研究予算を切り捨てたことさえ記憶にないようです。

 わが国経済の低迷要因は、まず明らかに新しい産業の成長戦略を明示しなかったこと、財政出動を著しく渋ったこと、そして消費税の導入と繰り返された税率の引き上げでしょう。

 温厚だった人物が高齢になって突然きつい言葉を使うようになったり、少しのことで怒り出すようになると認知症の前期であり、まず前頭葉の委縮が原因です。

 ただでさえ自己本位な人物だっただけに、菅元首相は始末に負えません。もう二度と表舞台に立たせてはならず、「元首相」の肩書も使わせないようにしましょう。

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ワクチン接種で免疫不全?

皇紀2682年(令和4年)2月5日

ブースター接種の繰り返し、免疫反応に悪影響も-EU当局 (訂正)

欧州連合(EU)の医薬品規制当局は11日、新型コロナウイルスワクチンのブースター(追加免疫)接種を頻繁に行うと免疫反応に悪影響を及ぼす恐れがあると警告した。…

(ブルームバーグ日本語版)

 現在、武漢ウイルス(新型コロナウイルス)よりも感染性胃腸炎(ノロウイルスなど)の感染者が例年の三倍以上に増加しており、注意が必要です。

 わが国民の約八割もがファイザー製薬やモデルナのm-RNAワクチンを接種してしまったわけですが、そのせいで自然免疫の消失を招いていると指摘する医学者もおり、こうした別の感染症に罹りやすくなっているのかもしれません。

 先月三十一日記事冒頭にも申しましたが、ワクチンに飛びつくよう誘導されてしまった八割もの国民が三回目の接種に二の足を踏んでいる理由は明白で、酷い副作用のわりにほぼ効かないことが分かったからです。

 感染拡大初めの強いウイルスにワクチンを全く接種していなかった頃と、変異を繰り返して弱毒化したウイルスに二回接種を終えた現状とで、政府も自治体も同じ慌て方をし、騒いで煽り立て、ブレイクスルー感染などと言い訳しているようでは、誰もがうんざりするのは必然でしょう。

 単にワクチンが効いていないだけです。それどころか免疫力そのものが低下しているとすれば、私たち国民は武漢ウイルス以外のことに気をつけねばなりません。

 欧州各国でウイルス対策のあらゆる規制が(水際対策を除いて)全面解除され始めており、あれだけ騒いで導入したワクチン・パスポートも停止が決まりました。

 未だに「未接種者に思い知らせてやる」などとわめく仏国はどうするつもりか知りませんが、少なくともわが国でまた緊急事態宣言の要請をちらつかせている東京都の小池百合子知事は、愚か者以外の何者でもありません。

 やっぱり石原慎太郎元都知事のいう通り初めから(当選させないよう)にすればよかったのです。

恥知らずな対日ヘイトたち

皇紀2682年(令和4年)2月4日

山口二郎法大教授 慎太郎氏死去へのツイートが波紋 自民・長島氏「ヘイト」に反論も/デイリースポーツ online

 テレビ出演でも知られる法政大法学部教授の山口二郎氏が、元東京都知事で芥川賞作家の石原慎太郎さんが1日に死去したのを受け、ツイッターに批判的な投稿をして波紋を呼んでいる。 山口氏は1日午後に「石原慎太郎の訃報を聞いて、改めて、彼が女性や外国人など多くの人々を侮辱し、傷つけたことを腹立たしく思う。日本で公然とヘイトスピーチをまき散らしてよいと差別主義者たちを安心させたところに、彼の大罪がある。」とツイート。これに対して、「政治的な立場があっても礼節に重んじるものだからなぁ」と死去した直後の書き込みとして疑問する声が多く上がった。一方で、7000件以上の「いいね」もあった…

(デイリースポーツ)

 所詮は神戸新聞社のスポーツ新聞記事にしかならない話題ですが、かつて安倍晋三首相(当時)を指して「安倍、おまえは人間じゃない」などと路上で叫んだ法政大学の山口二郎教授が「ヘイトスピーチ(憎悪差別扇動)」の何たるかを適当に語って「聞いて呆れる」とは聞いて呆れます。

 もし、仮にも、石原慎太郎元東京都知事が「日本で公然とヘイトスピーチをまき散らしてよいと差別主義者たちを安心させた」とするならば、そのおかげで山口教授はわが国、私たち日本人に公然と毎日のようにヘイトを吐き散らせるのです。本当にそう思っているなら感謝しなさい。

 自民党の長島昭久衆議院議員に噛みついた部分でも「公共空間における公人の言葉遣いを真っ先に破壊した」といきり立っていますが、そんなはずがありません。真っ先に破壊したのは対日ヘイト活動家たちです。

 石原氏は、そうした連中のさまざまな言葉や行動に抗しようと、強い言葉を用いて私たちをハッとさせました。時には厳しく、特定の人びとに対して適切ではなかったかもしれませんが、その特定の人びとを「支援する」と近づいた連中(対日ヘイト活動家たち)の言動の酷さがこうした言論を招いたことに「ヘイトを許さない」というのなら真っ先に批判の矛先を向けるべきです。

 石原氏のご逝去でそれどころではなくなりましたが、立憲民主党の辻元清美前衆議院議員が今夏の参議院議員比例代表選挙に立候補するという無節操な会見で、「厚かましいんちゃうかとも思ったんです、でも、やっぱり黙ってられへん」と述べた場面で「厚かましいわ! 黙っとれ!」と突っ込んだ方も多かったでしょう。

 こうした対日ヘイト活動家は「小さな声、異論を切り捨てる政治になってしまう」などというのですが、それが民主主義であり、これをいうなら「私は民主主義を否定し、対日ヘイトの独裁政治を目指す」と公約しなければなりません。

 現に同類で文部科学省の前川喜平元事務次官が「こんなよい政治家をなぜ選挙で落とすのか。敢えていう。(大阪十区の)有権者が阿呆なんや」と辻元氏を激励しており、都合よく「全国の声」だの「民意」だのを謳って自民党を誹謗中傷しながら、都合が悪くなるとその「声」も「民意」も阿呆呼ばわりという知能の低さを露わにして恥じることがないようです。

 自民党も大概ですし、二千六百数余年もの歴史を有するわが国が常に正しかったわけではありませんが、ことさらに私たち日本人の名誉を棄損し、憎悪をかき立てるよう喧伝するヘイトスピーチが正しいわけなどないのです。

米が日本に「ガス分けて」

皇紀2682年(令和4年)2月3日

米、日韓にガス融通可能か打診 対欧州、ウクライナ有事の際

 【ワシントン共同】米ブルームバーグ通信は2日、米国が日本や韓国などのアジアの主要天然ガス輸入国に対し、ウクライナを巡る有事の際に欧州にガスを振り向けられるかどうか打診していると報じた。…

(一般社団法人共同通信社)

 露国と欧米のウクライナをめぐる緊迫が「利権の奪い合い」であるとすれば露国は、ウラジーミル・プーチン大統領が欧州への天然瓦斯供給を止める可能性はあるでしょう。

 記事中にも、欧州連合(EU)の天然瓦斯輸入先が露国で約四割を占めていることが書かれていますが、止められて最も被害が出るのは間違いなく独国です。

 東独出身のアンゲラ・メルケル前首相がプーチン大統領との「蜜月」で輸入を拡大させた背景には、東日本大震災で東京電力福島第一原子力発電所事故が発生し、慌てて「脱原発」を進めたことが大いに関係しています。

 福一原発事故に関連し、福島県内の子供が「甲状腺癌に苦しんでいる」などと全く科学的根拠もなくEUの欧州委員会に書簡を送った五人の元首相(村山富市細川護熙小泉純一郎鳩山由紀夫菅直人)は、欧州委が原発を地球温暖化対策に資する「グリーンな投資先」に認定しなければならなくなった事情も分からないのでしょう。

 EUにとってもわが国にとっても迷惑甚だしい行為に奔った五人の「太陽光パネル利権」の代弁者たちは、そうわめけばわめくほど石炭や石油の需要が高まることをどう考えるのでしょうか。

 地球温暖化だの持続可能な開発目標(SDGs)だのは、まさしく利権の提唱でしかなく、凍える冬を暖房もつけずに厚着で凌ぐ目下の英国国民に対して極めて残酷です。

 英国でも燃料費などの高騰に多くの国民が苦しんでおり、根拠不明な「環境問題」ではなく生活の実利を確保する政策が求められています。

 いよいよ給与下落のまま物価上昇(スタグフレーション)局面に突入してしまったわが国はさらに深刻で、国家安全保障に於いても自国の資源開発、海上交通路(シーレーン)の安全確保、既に国内企業が有している「安全な原発」技術への移行(現行軽水炉型原発の廃止)を直ちに進めねばなりません。

 米政府は、わが国に欧州への天然瓦斯の振り分けを打診してきたといいますが、先達ての石油備蓄の放出といい、本来であればわが国の安保体制を脅かす要請であり、一切応じる必要はなく、ならば「日米原子力協定を見直せ(軽水炉型や取扱量の問題)」「日本の海底資源開発に協力せよ」と突きつけて応じさせるのが先です。

 五人の「死にぞこない」がチマチマしたカネを懐に入れて妄言を吐き散らしているのは、あまりにもお粗末であり、わが国ももっと大きな利権を奪いにいけばよい。

【追悼】石原慎太郎先生へ

皇紀2682年(令和4年)2月2日

※ 本日の内容は、極めて私的なものであることをご理解ください。

 とても奇妙な話をするようだが、旧暦の新年(二月一日)を迎えるに当たって私の夢になぜか石原慎太郎氏が出てこられた。中身の詳細はもう忘れてしまったのだが、何やら穏やかな夢だったように記憶している。

 目を覚ましてしばらくして、午後になってから石原氏の訃報が飛び込んできた。私はそれを、現実のものとも夢うつつとも解せず、ひどくぼんやりと聞き流したのだった。

 次第にそれが本物の報道だと判ると、先刻の夢は何だったのだろうか、と。

 私にとっての石原氏は、現行憲法(占領憲法)が昭和二十七年四月二十八日の桑港講和条約発効と同時に効力を失ったものであることを、南出喜久治弁護士の「新無効論」に学んで世に訴える同志、いや、むろん大先輩なのだが、この点に於いては同志と呼ばせていただきたい。

 東京都議会で私たちが占領憲法無効請願をやった時も、議会側は当時の土屋敬之都議会議員らに託されて「大いにやってくれ」とおっしゃったのが石原都知事だったし、沖縄県石垣市尖閣諸島の購入を都として目指した折、米国で石原都知事が演説した内容は、まさに尖閣と占領憲法の無効だった。

 ところが、報道権力は占領憲法のくだりを切った。尖閣だけを報じて或る種扇情的に石原批判をやったのだ。そのほうが自主憲法論に触れずに済みやりやすいからだ。

 この安っぽさこそが今の報道権力の正体だろう。石原氏は、靖國神社参拝などをめぐって、常にそうした報道記者たちに噛みついてこられた。「支那が怒るからか?」「莫迦なこというな」「どこの人間なんだ、貴様!」と発言して国会議員時代も都知事時代も辞職に追い込まれたことが一度もない政治家は、石原慎太郎をおいて他に類例が極めて少なかろう。

 動画「石原都知事アホな記者にブチキレ-靖国参拝

 私たち国民は、そんな政治家をとうとう失ってしまったのだ。

 石原氏を嫌う人びとも多かろう。社民党の副党首だか何だかが訃報に触れてなお故人を罵倒したというから、それこそ「一体どこの国の人間なんだ」と私は問いたいが、保守派の中にも「所詮はポピュリストだった」と批評する方がたがおられる。

 恐らくそれは、かの三島由紀夫氏との対談など過去の発言を漁った印象だろうと思う。

 しかし、これにはね、私なりの解釈がある。三島氏は、健康的で体格もよく、万能に見えてとてもハンサムだった石原氏に嫉妬し、石原氏は三島氏の類稀なる文学の才能に嫉妬したと思う。そんなことは文壇に限らず、芸術家の世界では当たり前にあるだろう。

 これが石原氏の三島氏に対するいわゆる「逆張り」を生み、しかしながらその魅力をもって政治家となり、そして三島氏は肉体改造の末、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で占領憲法下のわが国を憂いて自決した。

 石原氏が皇室を軽んじたとされるのもこうした頃の小さな発言で、結局は自説を曲げることなく皇室祭祀を重んじたのに間違いはない。それがわが国、わが民族の精神的支柱であることをよくご存じだった。

 もし、石原氏が作家のままだったら、或いは三島氏が割腹の美学に奔らず政治家になっていたら、今頃わが国はどうだったろうと思うが、決してそうはならない。それがこのお二人の宿命だったと思う。

 私たちは、とうに三島氏を失ったが、石原氏を得ていた。

 それでも「戦後民主主義」と称される「占領統治後」を払拭できなかったのだが、だからこそ石原氏は次世代の政治家を探していたのだろう。橋下徹氏の突破力に期待したのもそうした焦りからだ。

 宿題は残ったが、三島由紀夫と石原慎太郎が遺した「民族の問題提起」は、私たちが力を合わせて解いていかねばなるまい。

 だから夢枕に立たれたのだろうか。末筆にて、衷心よりお悔やみ申し上げます。