TPP…審議してください

皇紀2676年(平成28年)4月11日

 広島県で開かれている先進七か国(G7)外相会合の初日、まず訪中していた独国のフランク=ヴァルター・シュタインマイアー外相(親中派ゲアハルト・シュレーダー元首相系)が欠席しました。専用機の機体トラブルというのは、ただの言い訳ではないでしょうか。

 http://www.sankei.com/politics/news/160408/plt160408……
 ▲産經新聞:「議論からは逃げる」 伝統を引き継ぐ民進党
 https://youtu.be/ZATUk_XTlXs
 ▲YOUTUBE「ザ・社会問題」:柿沢未途(民進) VS 安倍総理 [国会中継]最新2016/04/07

 七日の衆議院特別委員会に於ける安倍晋三首相の発言に、さまざまな批判が寄せられているようです。環太平洋経済連携協定(TPP)参加交渉に関する本格審議に入り、民進党の柿沢未途衆議院議員の質疑に対し、安倍首相が「私自身はTPP断固反対と言ったことは一回も、ただの一回もございませんから、まるで私が言ったかのごとくの発言は謹んで貰いたい」と発言(上記動画の33分ごろから)しました。

 確かに自民党はかつて「TPP断固反対」の公約を掲げていましたから、とんでもない大嘘を吐いているように思えます。むしろTPP参加へと傾いたのは、旧民主党の菅直人内閣からでした。

 しかし、安倍首相の過去の発言を注意深く確認すると、訪米中の平成二十五年二月二十二日、ルネッサンス・ワシントンDCでの内外記者会見で「私は選挙を通じて聖域なき関税撤廃を前提とするTPPには参加しないと国民の皆様にお約束をし、そして今回の(バラク・)オバマ大統領との会談により、TPPでは聖域なき関税撤廃が前提ではないことが明確になりました」と述べています。

 また、当時の自民党公約に改めて目を通すと「『聖域なき関税撤廃』を前提にする限り、TPP交渉参加に反対します」とありました。つまり、安倍首相は単に「TPP断固反対」とは言っていなかったことが分かります。

 とすれば参加交渉に参加した中で重要五項目の農産品、その関連品目のうち三割を関税撤廃することになった経緯の説明を基に、国会で徹底的に是非を議論していただかなければいけません。

 安倍首相や後任担当相はまず説明してください。民進党は議論から逃げるな!

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『TPP…審議してください』に2件のコメント

  1. 心配性:

    >広島県で開かれている先進七か国(G7)外相会合の初日、まず訪中していた独国のフランク=ヴァルター・シュタインマイアー外相(親中派ゲアハルト・シュレーダー元首相系)が欠席しました。専用機の機体トラブルというのは、ただの言い訳ではないでしょうか。

    ネットの反応をざっと見ましたが、やはり、「わざとだろう」「日本に対する嫌がらせ」といった意見が多いようですね。
    日本国民も、お人好しの単純馬鹿ばかりではないという事が分かってホッとしました。

  2. 心配性:

    先ほどの書き込みは「機体トラブル」の件についてです。
    「機体トラブル」に関して「胡散臭い」との意見が多く見られ、私も同意見でした。

    遅れましたが、やっては来ましたね。
    しかし、最近、ドイツのやる事なす事全てが胡散臭く見えてどうしようもないのです。