軍艦島登録…戦術ミスか

皇紀2675年(平成27年)6月7日

 http://www.sankei.com/world/news/150606/wor150606……
 ▲産經新聞:【軍艦島上陸計画】呆れる反日パフォーマンス 歴史を直視すべきは韓国ではないか?

 五月八日記事で取り上げた「幕末から明治にかけての八県に点在する重工業施設などを世界文化遺産に登録」するという件。小耳にはさんだことを申しますと、わが国側が申請する際に現地ガイドは説明している「当時日本人だけでなく朝鮮人も働いていました」という史実紹介を一切排していたようです。

 欧州各国に比べてわが国の官僚組織は「隠す癖」があるらしく、中韓による「反日」工作の効果をかえって増大させてしまいます。と申しますのも、初めから聞かされていた話をのちに他国から大声でわめかれても処理は容易ですが、聞かされていない話を叫ばれると聞かずにいられず、また驚きをもって取り扱われてしまいがちです。

 連合国(俗称=国際連合)教育科学文化機関(ユネスコ)のいわゆる「世界遺産」には、俗に「負の遺産」とされるものも多く登録されており、何度も国境を書き換えてきた欧州では歴史をさかのぼればきりがありません。

 そもそも中韓の「反日」工作が唱える中身のほとんどが欧州の大国こそ盛大にやってきたことであり、詳細を申せば、植民地政策とは現地人に教育を与えず、生活の向上など目指さないあくまで「搾取型」であったことから、わが国の皇民化政策とは全く違う酷いものでした。

 現地人を日本人と同じに扱うという方針は、日本人が辛くなれば朝鮮人も辛くなるので耐えられなかったということであり、当時の世界的な時代背景を勘案しても敬意をもって先人たちのご苦労に感謝申し上げるほかありません。

 各国が中韓を無視できないのは、わが国からも「反日」弁士が駆けつけるためで、活動資金が飛び交いしつこく訴えられれば取り扱われてしまいます。今回、韓国の「勤労挺身隊ハルモニと共にする市民の会」が「軍艦島」こと旧端島炭坑(長崎市)に上陸しようとしたのは、日中に対する活動本格化の合図だったに違いありません。

 その程度の行いに悩まされるような事態を防ぐには、正面突破の抗議だけでなく事前の「さらりともう伝えていますが、それが何か?」戦法も駆使するよう政官で意識を変えることです。

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