中国人に荒らされるホテル

皇紀2684年(令和6年)5月8日

ホテル「備品持ち帰り」続出 客室のテレビ、空気清浄機も被害 スーツケースに入れ?

 ゴールデンウィークで多くの人が旅行を楽しむなか、ホテル業界が頭を悩ませているのが、宿泊客による備品の持ち帰りです。中には、部屋のテレビや空気清浄機を持ち帰ってしまう、驚きの実態が明らかになりました。…

(テレビ朝日)

ホテル備品“持ち帰り”続出 ドライヤーやリモコン…テレビ本体も!客と押し問答

 多くの人たちが旅行を楽しんだ、今年のゴールデンウィーク。そんななか、ホテル業界が頭を悩ませているのが、宿泊客による備品の“持ち帰り”です。中には、部屋のテレビを持ち帰ろうとする人がいたことも明らかになり…

(テレビ朝日)

 あら? テレビ朝日の同じ記事が間違って表示されて……いるわけではありません。前者は四日配信の、後者は昨年の五月九日配信の記事です。

 つまり、毎年同じことを記事にしながら、それでいて本質的問題には決して触れない、という間違いをテレ朝らしく犯しています。このような犯罪に及んでいるのがほとんど中共人観光客であることに、どちらも一切触れていないのです。

 しかし、本年版では、中共国内のホテルが受けた同様の被害に言及しており、テレ朝系午前の報道番組を見た人びとも、おそらく「ああ、中共人の仕業か」と感づいたことでしょう。少なくともホテル・旅館業界ではたらく方がたは、私も直接お話を伺ったことがあるので申しますが、ほぼ全員が「だから中共人観光客だよ」と突っ込んだに違いありません。

 異常な円高が収束し始めたことを受け、もはや中共人富裕層の観光地ではなくなったわが国に、いわゆる「中間層」の中共人も押し寄せるようになった昨今、ますますこのような被害が増えているそうです。

 それが私たち国民にとって「円高不況の終焉」とはならず、下がったまま上がらない給与に対する物価高で、どういうわけか「円安不況」とでも言い表すような妙なことが起き始めました。いや、それが「妙なこと」である認識が政府・財務省はおろか、日本銀行にもないことが植田和男総裁の昨日の発言からも分かります。

 一泊五万円以上は当たり前、一室数十万円もするようになったホテルの客室を「安い」という外国人観光客に対し、私たち国民の多くは手が出ません。私が東京へ陳情などに上がる際、南千住駅に近い一泊三千円台(最安期は二千円台)の綺麗な安宿に泊まってきましたが、それらも現在は五~六千円台にまで値上がりしています。

 一方、格安な夜行バスの利用料金は、それほど変動していません。私のような「貧しい旅」を共にしている方ならお気づきでしょう。それだけバスの運転手さんたちの給与が上がっていないのです。

 私が伺った限りでは、実はホテルではたらく方がたの給与も大して上がっていません。先述の「荒れ果てる客室」のせいかは分かりませんが、客室清掃係がすぐに辞めていくなどの問題もあるらしく、給与と勤務内容が釣り合わない状況が続いているそうです。

 円高終焉でますます財を増やしている政府が平成以来の「緊縮財政」の基調を崩さないため、財務省に騙されて、私たち国民の多くに「有り余っている円」が届かないよう仕向けています。私は、一貫して税制改正と社会保険料等制度の改正を申していますが、皆一様に「そうですね」と言うわりには財務省が恐くて実行に移そうとしません。

 その間にも「安くなった日本人」が中共人観光客の相手をさせられているような始末で、私たちの多くが懸命にはたらいても、休日の旅行でビジネスホテルを利用するのがせいぜい、といったところでしょう。わが国は、一体どこの国民のためにあるのでしょうか。

 いわゆる「インバウンド(外から入ってくる)」という言葉に湧くよう報道権力らに煽られるがまま、内需回復に舵を切らない政府を厳しく断罪する声が小さく、私たち国民の利益は、外から入っているようで実は外へ漏れ出しています。

 さぁ皆さん、大いに怒ってください。内需回復の声を!

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