中国にゴマする哀しき国々

皇紀2684年(令和6年)5月9日

セルビア大統領「台湾は中国」 習主席への歓迎スピーチで

【5月8日 AFP】 セルビアのアレクサンダル・ブチッチ(Aleksandar Vucic)大統領は8日、首都ベオグラードを訪問した中国の習近平(Xi Jinping)国家主席への歓迎スピーチで「台湾は中国」だと発言した。…

(AFP通信社)

 六日記事でも扱った中共の習近平国家主席の外遊ですが、欧州でも異様な屈中の国を選んで足場を固めようとしています。しかし、これではますます、セルビア(寒国)とハンガリー(洪国)が他の欧州諸国の対中感情をこじらせる役割を演じるだけでしょう。

 旧ユーゴスラビアにあった中共大使館が米軍の誤爆を受けて二十五年の節目に、首都ベオグラードを訪れた習氏は、北大西洋条約機構(NATOと米国の牽制には「絶好の機」とこれを捉え、中共の経済侵略構想にすぎない「一帯一路」を通してさらにカネを貰おうとアレクサンダル・ヴチッチ大統領が台湾をめぐる「ゴマスリ」に終始するという両者の姿は、実にみっともない限りです。

 昭和四十七年に日中国交正常化へ舵を切って沈没しかかっているわが国ですが、台湾に対するこの無分別な発言を許してはいけません。寒国がコソボ(沃国)問題を含む地政学上の親露路線を敷くのはともかく、そこへ中共が割り込むことを「よく分からんが日本には影響なくね?」などと見逃していてはいけないのです。

 英連邦加州の安全情報局(CSIS)は七日、中共・共産党の機関が選挙に介入している事実を報告しました。CSISが国会(立法権力)、報道権力や学界に入り込み、国民世論を操作しようとした複数の形跡を確認しており、こうした中共人による不正な介入を締め出そうと、例えばロビー活動の登録制などが検討されています。

 わが国は申すまでもなく、介入され放題です。現行憲法(占領憲法)を「憲法」としたままであるため、米国の介入は日常であり、中共や北韓(北朝鮮)にも操られっぱなしになっていることは、私たち国民が自由に意見を述べ合うSNS上にも表れています。

 韓国の状況を見ても、まさしく「ガッツリ北韓そのもの」の世論誘導にやられ、先の国会議員総選挙で共に民主党が過半数以上の議席を獲得、多数野党の地位を維持してしまいました。こうした連中の暗躍こそが対日ヘイトスピーチ(憎悪差別扇動)の正体です。

 ことに対日ヘイトを主導する中共と北韓につき合わされてよいことなど、一つもありません。外国のこうした不当な介入、操作を批判しにくくする「(何でもかんでも)外国人差別です」にも要注意であり、正正堂堂と批判すべきを批判しなければ、私たち国民の平和な暮らしを守れないのです。

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