市長選に関与した宜職労

皇紀2672年(平成24年)2月14日

 http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2012021200172
 ▲時事通信:宜野湾市長に佐喜真氏=普天間の県外移設主張-自公推薦、元市長破る・沖縄

 十二日に投開票された沖縄県宜野湾市長選挙の結果は、すでに報道されているとおりです。どれも「二十七年ぶりの保守系当選」をうたっていますが、その候補を自民党が推薦すれば自動的に「保守系」と規定されるのは、もういい加減に間違いでしょう。要は候補者の掲げる政策公約ですが、佐喜真淳新市長の主張はよくわかりません。

 と申しますのも、本来市長選挙の公約になりうるのか否かの議論が必要だったようにさえ思える在日米軍普天間飛行場の移設問題について、共産党と社民党などの推薦を受けていた伊波洋一元市長と同じく、佐喜真氏も「県外移設」を訴えていました。

 それでもこれが「保守と革新」という対立構造の成り立つところに、現下のすべて選挙の問題があります。これこそが国民的政治不信の原因なのです。

 よって、結束する革新は、姿の見えない保守を相手に違法な組織選挙をたくらみました。防衛省沖縄防衛局長の講和問題どころではなく、あかるみになった大阪市長選挙への市職員の関与と同様、宜野湾市職員労働組合が先月二十五日付で、「イハ洋一さんの勝利を目指して(原文まま)」支持者獲得一人二十人などの指示を文書にして職員(組合員)に配布していたことが明らかになりました。

 この文書は「宜職労第二十号」として配布されており、現物があるからこそ申しているのであって、知らぬ存ぜぬは通りません。違法であるのに罰せられないという法の間違いは、もうたくさんです。革新系活動の卑劣さを、まずは多くの皆様に知っておいていただきたく存じます。

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