陸自の靖國参拝、何が悪い

皇紀2684年(令和6年)1月13日

 台湾の総統選挙・立法委員選挙は本日、投開票されます。連日申してきましたように、現与党で左派の民主進歩党に対し、中共工作員だらけの国民党と民衆党が迫っており、立法委員選(定数=百十三)で特に民進党が過半数を獲得できるか否かに「中共が」注視しているでしょう。

 国民党の馬英九前総統が八日、中共の習近平国家主席を「信用できる」などと莫迦げた発言に及んだことで、台湾人が危機感を募らせれば民進党の少数与党化を阻めるかもしれません。新総統は、ほぼ民進党の頼清徳副総統で決まるとは思いますが。

陸幕副長ら集団で靖国参拝 規律違反の可能性、防衛省が調査

防衛省は11日、陸上自衛隊の小林弘樹陸上幕僚副長(陸将)が9日に公用車を使い、東京都千代田区の靖国神社を参拝していたと明らかにした。小林氏が委員長を務める陸自…

(産經新聞社)

 さて、いきなりですが、はっきり言わせていただきます。靖國神社へ参拝して何が悪い? まして自衛隊(制服組)の幹部が皆で参拝するのは、当たり前のことです。この際、大型車両を手配して(つまり公的に)全自衛隊員が毎年春と秋の例大祭に参拝すべきでしょう。

 この産經新聞社記事も気に喰わないです。防衛省(背広組)の事務次官程度が書いた通達に「違反」ですと? 勤務時間外で、能登半島大地震の緊急対応を考慮しての公用車使用だったことも明白、且つ部隊参拝でも強制参拝でもなかったにもかかわらず、何が悪いと思ってこう書きましたか?

 厳密には通達に反してもおらず、仮にも法律でも何でもないただの通達は「到底従えないので無視」という表現が適切なのです。その是非を問うなら問いなさいよ、と。

 霞が関官僚の通達には、質の悪いものがいくつか存在します。これまで申してきたものでは、わが国の国民以外の者に生活保護をするよう書いた旧厚生省社会局長通達(昭和三十八年四月一日告示)がその典型です。

 これらは「法の外で物事を動かす」よう画策した出来損ない官僚の悪知恵であり、背広組の「阿呆」が書いた文章などほとんど重要ではありません。そして、もういい加減に米軍占領統治から脱却し、神社を「宗教施設」とした宗教法人法を大きく改正することです。

 官僚たちが公用車で創価学会や統一教会(世界平和統一家庭連合)の掘っ立て小屋へ行ったというなら大問題ですが、神道は宗教の要件を満たしていません。もう占領統治で汚染された宗教論争にもうんざりです。

 神社を占領統治の呪縛から解放できるか否かは、政治の決断力にかかっています。このままでは、ますますわが国の「神力」が落ちていくばかりです。

 そもそも一国の首相たる者は、赤紙(召集令状)一枚で先人たちを戦場へ送り死なせたことに、毎日参拝して頭を垂れるのを習慣にしてもらいたいものです。それをしない行政権力の長は、私たち国民を何度でも平然と殺し、招魂もしない(感謝しない)でしょう。それのどこが「平和主義」ですか?

 毎日参拝していれば、韓国も中共も毎日抗議してはいられず、そのうち静かになるでしょう。それでも毎日抗議してくるなら「まぁご苦労なこって」と吐き捨ててやればよろしいのです。

 現行憲法(占領憲法)にやられたわが国の現状で、制服組が「われわれに頭を下げに来た」のに非難されているさまを靖國の御霊が「こんな国なら滅んでしまえ」と脱力なさるかもしれません。本当に申し訳なく思います。

 この際、昭和四十九年十一月十九日公示の旧防衛庁事務次官通達(殉職隊員の合祀などの項目)を問題化し、宗教法人法を巻き込んで国会議員(立法)が動くよう訴えることにします。

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『陸自の靖國参拝、何が悪い』に1件のコメント

  1. sana:

    > 厳密には通達に反してもおらず、仮にも法律でも何でもないただの通達は「到底従えないので無視」という表現が適切なのです。その是非を問うなら問いなさいよ、と。

     霞が関官僚の通達には、質の悪いものがいくつか存在します。これまで申してきたものでは、わが国の国民以外の者に生活保護をするよう書いた旧厚生省社会局長通達(昭和三十八年四月一日告示)がその典型です。<

    わたしも、このニュースを一読して、そう思いました。
    まったく同感です。
    シビリアンコントロールについても、一考すべきだと思います。
    現場を知らない官僚は、実際の軍事についてまったく無知でしょう。
    どうして、愛国心を削ぐことばかりするんでしょうか。

    最高裁の判決も出たことですし、日本はすみやかに外国人への生活保護はやめるべきです。
    各国大使館が面倒みるか、生活能力のない外国人はすみやかに母国に送還すべし。