皇紀2680年(令和2年)1月6日
刑事事件で起訴されたカルロス・ゴーン被告が出身国であるレバノンへ逃亡した事件は、あらゆる意味でわが国の危機をさらけ出しました。さまざまなことが報じられていますが、問題点を整理してみましょう。
・保釈中の逃亡
ゴーン被告は八日、恐らくわが国に於ける監視体制に「非人道的なものがあった」とか何とかぬかすでしょうが、東京都港区内の自宅から関西国際空港(大阪府泉佐野市)まで簡単に逃げられたことから、彼の訴えは既に通用しません。
・抜け穴だらけの出国
ゴーン被告が音響機器などを入れる大型ケースに身を隠し、自家用機(プライベート・ジェット)に乗り込んで関空から出国してしまえたことは、まず自家用機の荷物検査が事実上「顔パス」状態であることを意味しています。これは、逃亡に米陸軍の元特殊部隊員がチームを組んで計画し、実行しえたことからも、これまでもこれからもわが国は工作員(スパイ)天国であることを意味しているのです。
・レバノンは引き渡さない
わが国とレバノンとの間にいわゆる「犯罪人引き渡し条約」は締結されていません。ましてレバノンに多額のカネを流してきたゴーン被告を、決してレバノンが手放したりはしないのです。逃亡劇にレバノン政府高官が空港で出迎え、その日のうちにミシェル・アウン大統領と面会できた彼は、このままレバノンの庇護の下で刑事被告人の立場を免れるでしょう。
わが国の司法権力が起こした大失態ですが、行政権力と一致団結してレバノンを非難し、わが国史上前例のない最大限の報復措置をちらつかせてでも犯罪人を取り返さない限り、夏季五輪東京大会の開催も危ぶまれるという覚悟を持つことです。
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皇紀2680年(令和2年)1月4日
本日は、奏事始です。
内廷の掌典長が年始にあたり、伊勢の神宮および宮中の祭事について天皇陛下に申し上げる行事です。これまた今ではすっかり報じられることがありませんから、皆様方にまずはお知らせ申し上げます。
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皇紀2680年(令和2年)1月3日
本日は、元始祭です。
天皇陛下が宮中三殿(賢所・皇霊殿・神殿)に於いて、皇位の元始を祝ぐ儀式を執り行われます。今ではすっかり報じられることがありませんから、皆様方にまずはお知らせ申し上げます。
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皇紀2680年(令和2年)1月1日
謹賀新年
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
はい。わが国にとって本来の元日は、基督教歴(グレゴリオ暦)の本年一月二十五日です。この日の朝こそが令和二年元旦であり、実はまだ私たちは本日それを迎えられていません。
皆様方に於かれましては、一月二十五日にもう一度元日の祀りを執り行っていただきたいのです。東から朝日が昇る時、祖先に感謝申し上げ、八百万の神神に実りと平安の喜びを申し上げます。
天皇陛下は本日、宮中にて早朝より四方拝と歳旦祭を執り行われました。
わが国と全ての人びとの繁栄を。天皇弥栄。
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皇紀2679年(令和元年)12月31日
基督教歴でしかないグレゴリオ暦で「大晦日」を本日とするのは、本来祭祀の国であって宗教原理主義の国ではない日本にとって間違いであり、とりあえず国際市場に合わせて仕事をお休みする期間でしかないのが現在の「年末年始」なるものです。
私たち日本民族にとって令和初の大晦日は、邪教歴でいう来年の一月二十四日にやってきます。あの中共ですら、韓国でさえ、台湾や越国(ヴェト・ナム)では今なお自分たちの暦で年末年始の祀りを執り行います。それをしなくなった東亜随一の巨大国家・日本は、まさに明治維新以降、西欧列強に魂を売り渡してしまったのです。
現行憲法(占領憲法)下ではさらにそれが進行し、もはや不治の病のようになってしまいました。これを恥とせずして何とするか、という民族の汚点であることに、私たちの多くが未だ気づいていません。
わが国が現在抱えている問題(特に人権問題、経済問題、財政問題、安全保障を含む社会保障問題など)のほとんどが、古来からの国柄に目を向けることでほぼ解決します。
さて、そうは申してもこうご挨拶しておかねばならないでしょう。
本年も格別のご高配に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
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