統一教会のスパイ防止法?

皇紀2683年(令和5年)4月15日

 自民党の溝手顕正元参議院議員(広島選挙区)が十四日夕方、死去しました。八十歳でした。お悔やみ申し上げます。

 平成十八年九月の自民党総裁選挙で、安倍晋三元首相の推薦人に名を連ねながら、第一次安倍内閣(国家公安委員長などで入閣)の崩壊寸前で安倍首相を批判し、第二次内閣発足前にも「もう過去の人」などと発言したため、これが河井案里元被告のような出鱈目な候補を出してしまうきっかけになりました。

 失言の多い政治家でしたから仕方がないのですが、自民党本部が本気で「潰し」にかかればこうなるのです。つまり、奈良県知事選挙が「何事もなかった」はずなどありません。

 それこそ「もう過去の遺物そのもの」の古賀誠元幹事長が絡んでくると、本当にろくなことがないのです。

スパイ防止法に反対するのはスパイか? (4)

真っ当な世の中だったら、「スパイ防止法に反対するのはスパイ」誰だってそう思います。私だってそう思います。ここに統一教会が求めたスパイ防止法の話があります 動画もご紹介しますのでご覧ください…

(足湯でよもやま話(笑))

 さて、十二日記事のコメント欄に、一言申しておかねばならない情報をご提供いただきました。統一教会(世界平和統一家庭連合)がいわゆる「スパイ防止法」の成立を自民党に求め、議論の俎上に載せたというものです。

 この記事をまとめた上記ブログ主さんが思わずスパイ防止法を推す声に対して疑心暗鬼になるのも、無理はありません。皆さんも、こう聞いた途端に不安を抱かれるでしょう。

 しかし、統一教会がわが国にスパイ防止法を置くことで狙った真の目的は、まさに日本国民大虐殺でした。それは、どういうことでしょう。

 在日韓国人の多くが済州島四・三事件から逃れてきたという話は、よく知られていますが、わかりやすく申しますと韓半島(朝鮮半島)を二分させてしまった共産主義の侵略という現実を前に、それこそ「アカの工作員が潜んでいる」という疑心暗鬼が招いた、無関係な人びとまでもをつぎつぎに虐殺した情報当局の過ちがこうした事件を引き起こしました。

 互いに互いを密告し合うことにも繋がった保導連盟事件もそうですし、麗水・順天事件や聞慶虐殺事件などで数えきれないほどの韓国人が韓国政府に虐殺されたのです。

 統一教会が描いたのは、それらと同じ致命的混乱をわが国にも起こすことでした。北韓(北朝鮮)カルトという正体を「勝共」で偽装・隠蔽していた統一教会にとって、非常に都合のよい主張でもあったわけです。

 そもそも「われわれが自民党を動かした」という類いの統一教会の主張は、九割が嘘だと思って間違いありません。信者とカネを獲得するための誇大広告であり、だからこそ統一教会は、自民党の議員に秘書を送り込むなど必死の作戦に邁進していました。

 というわけで、私たちが求めている中共や北韓らの工作員を野放しにしないための法律と、統一教会が求めたらしいスパイ防止法は、全く似て非なるものです。ご心配なく。

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『統一教会のスパイ防止法?』に1件のコメント

  1. みどりこ:

    ご説明ありがとうございます。
    引用ブログのブログ主さんにも伝えます。