韓国首相、竹島は日本領?

皇紀2683年(令和5年)4月7日

 沖縄県宮古島市の池間島周辺を飛行中だった陸上自衛隊ヘリコプター「UH60」の機影がレーダーから消えた事故で、着任六日目だった坂本雄一第八師団長ら搭乗していた十名の自衛官とそのご家族に、衷心よりお見舞い申し上げます。

 航空自衛隊宮古島分屯基地を十五時四十六分に離陸後、北上して池間島上空に差しかかったわずか十分後にレーダーロストとなり、捜索を始めてから十八時三十分ごろ、周辺海域から機体の一部とみられるローターや「陸上自衛隊」と書かれた救命用ボートなどが見つかりました。

 十七時五分同基地着陸予定の視察飛行は、痛ましい事故に終わってしまいましたが、視察・偵察の必要があったのは、奇しくも前日の十八時ごろ、中共・共産党人民解放軍海軍空母「山東」が初めて同県八重山郡竹富町の波照間島近海を航行したことが確認されたほど、中共による軍事的威嚇に沖縄県が晒されてきたことからも明らかです。

 第八師団の司令部は熊本市北区で、本土から沖縄防衛に向かう自衛官の姿は、大東亜戦争末期に「早く沖縄へ行かなければ」と書き遺して南の海に散った戦艦大和(本日でちょうど七十八年目)の乗組員たちとほとんど変わりません。かつて守り切れなかった沖縄を、今生では何としても守ろうとしているのです。

 台湾の蔡英文総統が中米歴訪後に訪米し、連邦議会のケヴィン・マッカーシー下院議長(共和党)と会談したことに「その権利なく抗議」した中共は、わが国至近の海域で空母を徘徊させる好戦的行為に及びました。

 これは、わが国と台湾の危機が地政学的連動していることの証左であり、なお一層今回の事故が恨めしく、悔しくてたまりません。一部では「共産党軍に撃墜されたのでは?」との声が上がるほど、私たち国民の危機感も切迫しつつあります。

 国民感情の高ぶりは、必ずしも良い結果を招かない(集団暴力化の可能性がある)ため、そうなる前にわが国の政治家が打つべき手を打っておかねばなりません。それが安全保障の基本であり、毅然たる対中外交が必要です。

 それを唱えて政権の中枢から排除されるようなことがあってはなりません。高市早苗内閣府特命(経済安全保障)担当相の身に起きていることから、岸田内閣と自民党がその基本を捨て置く可能性を、今のうちに私たち国民が厳しく指弾しなければならないのです。

「独島は韓国の領土か?」との国会質問に…韓国首相「絶対に違う」とトンデモ答弁

韓悳洙(ハン・ドクス)首相が5日、国会の対政府質問で「独島はわが国の領土か」と質問され、「絶対に違う」と答弁するハプニングが起きた…

(朝鮮日報日本語版)

 島根県隠岐郡隠岐の島町竹島についても、全く同じことが申せます。韓国の韓悳洙国務総理の国会答弁は、国際法上では「トンデモ」でも「言い間違い」でもありません。

 日米韓関係を重視してきたわが国の「お目こぼし」で見逃されている不法侵入・不法占拠が、ことほど左様に「盗人猛猛しい」ことになっているなら、わが国の対韓配慮こそ「トンデモ」であり「大間違い」なのです。

 まさに「ネズミにクッキーを与えると、次はミルクを要求してくる」のであり、大東亜戦後のドサクサに紛れた強盗犯を甘やかしてよいことなど決してありません。

 竹島の不法占拠に方をつけてこなかったわが国の対応は、日韓関係の悪化を誘ってきた北韓(北朝鮮)と中共の思うつぼです。

 私たちは、こうした政府の過ちを、国民的対韓憎悪を抑えるためにも鋭く指摘して正させねばなりません。指摘することが「対韓憎悪だ」などと叫ぶのは、むしろ憎悪を長引かせたい連中のヘイトスピーチ(憎悪差別扇動)そのものなのです。

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『韓国首相、竹島は日本領?』に2件のコメント

  1. 日本男児:

    益々、日本近海波高しの危険・危機が高まる中、陸自のヘリコプターがレーダーから消え消息が絶えたとのニュースが飛び込んで来た。一瞬、私の頭に過ったのはシナ共党所有の人民解放海軍・陸軍・空軍・宇宙軍等の内の何処かの部隊が、陸自の監視と情報収集活動中のヘリコプターに何か不都合なものを掴まれてはならじとばかり、ミサイル等での攻撃に拠って撃墜されたのではないかと言う心配事だった。ユーチューバー百田尚樹氏も先ずは10名の搭乗員の安否を気遣い乍らも動画で同様の心配を述べていた。更に、氏は若しも現実にそんなことが起きれば、岸愚相内閣や愚民政府等は蜂の巣をつついたような騒ぎとなり何をどうすれば良いのか思考停止し戸惑うばかりだろう、とも心配していた。恐らくは、心ある日本人なら同様の心配をしたであろう事は、想像に難くない。陸自・海自・空自・海保一丸となって必死の捜索が行われ搭乗者の安否第一に取り組まれている様だし、第一の心配事は未だ発表されず、まさか隠蔽・秘匿している様にも思えない。そして、未だ生存者発見の報も無く依然として心配が募るばかりだ。徹夜で捜索が行われたが、未だ生存者発見されずの報が続く。その内、現在確認中の機材の一部発見は、恰もヘリコプターの空中分解を物語る様だ。果たしてヘリコプター分解の原因追及の今後はどの様な事になるのか見守るしかない。

  2. 日本を守りたい:

    習近平政権は訪中した林芳正外相を歓待したようにみせかけ、習側近ナンバーワンの李強首相、さらに外交トップの王毅党中央政治局委員および秦剛外相と相次いで会談をセットした。李氏は笑顔で「より高いレベルの互恵関係」を持ちかけた。

    驚いたことに、林氏はこの呼びかけに対し「日本は脱中国化というやり方をとることはない」と応じたと、中国外務省は発表した。邦人が理不尽にも拘束されようが、投資リスクが高かろうと、日本は対中投資を続けると林外相が約束したとみなしたのだ。林氏はいくらなめられても北京にゴマをするのか。 (産経新聞特別記者) 以上は zakzak より引用。

     日本の公務員および公職に就いている者は 法と強制力によって形成されている秩序についての 直接の責任を担っているのだが、実に無責任な事に、林芳正がシナ共産党のハニトラに引っ掛けられて シナ共産党の手下に成っている事を 日本の公務員および公職者の誰一人も 弾劾しようとしない。国防の責務を放棄しているのだ。堕落の結末は滅亡。