だからRCEP抜けろって

皇紀2680年(令和2年)11月17日

中国、「戦争準備」本格化 制服組トップ、態勢転換に言及―台湾などの緊張にらむ:時事ドットコム

【北京時事】中国で先月下旬に開かれた重要会議を受け、中国軍が「戦争準備」の動きを強めている。制服組トップの許其亮・中央軍事委員会副主席は「能動的な戦争立案」に言及。習近平国家主席(中央軍事委員会主席)は、米国の新政権発足後も台湾や南シナ海をめぐる緊張が続くと予想し「戦って勝てる軍隊」の実現を目指しているもよう…

(時事通信社)

 「香港の次は台湾」と申し続けてきましたが、香港特別行政区は中共の中の話としても、台湾は中共ではありません。彼らのこのあまりに好戦的すぎる態度は、明らかに武力侵略準備です。

 このような中共の経済圏に堕ちると申して過言ではないのが域内包括的経済連携協定(RCEP)であり、主導権も握れないまま絶対に締結すべきではありませんでした。

 そのことは、例えばもう七年前の平成二十五年十月六日記事で「恐るべき貿易圏構想」と指摘しています。中共はRCEPで主導権を握り、日豪新韓中と東南亜諸国連合(ASEAN)十か国の計十五か国の頂点に立とうとしているのです。

 だからこそ七年前はまだ交渉に参加していた印国が脱退しました。印中両国は、素手の殴り合いで死者が出るほどの国境紛争を抱えており、共産党人民解放軍の暴力を決して許しません。もう国ごと信用しないことに決めたのです。

 南支那海の現状を見ても、ASEANも参加すべきでありませんでしたし、東支那海の現状からしても、わが国も脱退すべきでした。太平洋防衛の観点から見ても、環太平洋経済連携協定(TPP)の他に英連邦豪州や新州が(まさにわが国も)参加する必然性など全くなかったのです。

 あれほど申していても、豪州は度重なる媚中政権(十五日記事参照)で交渉を加速させてしまい、自由貿易を唱えてしまった安倍晋三前首相が参加を固めてしまいました。誰にも止められなかったのです。

 悔しいですが中共の横暴がこれから始まります。当面は中共自身の自爆に始まった武漢ウイルス(新型コロナウイルス)の蔓延で人の出入りが制限されますが、こうしているうちに弱体化させられるわが国経済は、共産党対日工作の格好にして完全なる餌食です。

 何度も申しますが中共の工作は、極めて長いスパンで考えられています。台湾侵略も日本侵略も数十年をかけてでも最終的に「とにかく達成されればよい」という発想であり、政府が全く分かっていない以上私たち国民が祖国防衛のために警戒行動をとり続けるしかありません。

 わが国の民間企業経営者は政治家や官僚と同様、情けないほど短いスパンでしか物事を考えない自己保身の塊ですから、平気で中共にあらゆるものを買い叩かせて「やむをえない判断」「身を切る決断」「社名守る英断」などと虚飾して日本の財産を叩き売るのです。

 もはや国民が大挙してその都度徹底的に反抗するしかありません。売国・守銭奴の人権など剥奪する勢いでかからないと、気がつけば「あの時の判断が国を滅ぼした」「身を切って出血多量で死んだ日本」「国名自ら消した愚行」と共産党軍に殺害される前に振り返る瞬間が全ての国民にやってくるのです。

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『だからRCEP抜けろって』に3件のコメント

  1. js:

    TPPは国を亡ぼす、絶対反対と息巻いていた連中がこちらには無反応
    わかりやすい。というより、この国の自称保守は、本当に恐ろしい人たちだ

  2. 翠子:

    RCEPは中国が一強となってアセアン諸国に基地などを作らないよう、日本が入ってにらみを利かす意味もありと聞いたのですが、どうなのでしょうか。

  3. 遠藤 健太郎:

     貴重なご意見をありがとうございます。

     おっしゃる通り、だからこそ七年前に「主導権を取りに行け」と申したのです。ところが印国が脱退したのは、中共が全て仕切ってしまったからで、ならばわが国も脱退しなくてはいけませんでした。もう日本はコントロールできません。ほとんど全ての案件について、中共にコントロールされてしまいます。