中国を干上がらせろ!

皇紀2680年(令和2年)3月19日

「世界は中国に感謝すべき!」中国が振りかざす謎の中国式論理

<新型ウイルスの感染拡大は中国政府の不作為によって引き起こされた人災にも関わらず、世界に対して謝罪するどころか感謝を要求しはじめた> 「新型コロナウイルスで世界は中国に感謝すべき!」 ある作家が書き、新華社通信がシェアしたこの記事のタイトルを見た時、目を疑った。何かの間違いでは? 武漢から始まったこのウイルスに世界の人々が苦しめられ、各国の感染者数も増える一方なのに…

(Newsweek日本版)

 さすがは中共の共産党です。このような「マウントの取り方」はお家芸であり、ナントカ民主党のグーグルアース原口衆議院議員(佐賀一区)は、安倍内閣ではなく習近平体制をこそ「猿軍団」に喩えるべきでした。ま、せいぜい「グーグルアース」さんですから、川内口数多いだけ衆議院議員(鹿児島一区)と共に本人の頭が「お猿さん」並みですし、いえ、それこそ猿に失礼かもしれません。

 国会議員ともあろう連中が例え話に興じるほか現政権の施策を批判できず、何らの提案もないようでは、安倍内閣がやりたい放題で延延と続くでしょう。十七日記事で申した「やってはいけないバラマキ」をどうやら本気でやるようです。それでも緊急経済対策の総額が三十兆円程度ですから、ほとんど効果はありません。無駄なことを中途半端にやるという、実に最悪の対策です。

 今後のわが国のありようとして、以前から申していることですが特に「戦略物資」については、国内生産を基軸にするよう優遇制度などで政策的に誘導しなくてはいけません。

 現在新型コロナウイルス(武漢肺炎)の感染爆発(パンデミック)の中心が欧州に移っていますが、彼らは欧州連合(EU)域内に企業の生産拠点を構えていますが、わが国企業の多くは主力工場を中共なんぞに移していました。共産党体制の暴力的(独裁的)やり方によって、いかようにも影響を受けてしまう国に戦略物資の生産までもを委ねた私たち日本人が愚かだったのです。

 これも繰り返し申してきましたが「グローバル化」というのは、さまざまな国民的危機に対応できなくなることを意味するのであり、それぞれの国が「お国第一」で運営して安定化を図り、その上で世界的調和を模索するという方法でしか私たちは救われないのではないでしょうか。

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『中国を干上がらせろ!』に4件のコメント

  1. 奈々子:

    今月の初め、学校閉鎖要請を決断した後、総理が生産拠点を中国から国内に戻す、東南アジアにも分散するというふうに述べていました。こんな危機が目の前に来なければ経団連が中国離れるなんてしなかったので、総理が言い出しやすい雰囲気になれたと思います。

    渡邉哲也
    @daitojimari
    日本も名指しこそはしていませんが、中国への依存をやめる方針であり、国内回帰を促進し、中国以外への分散を図る戦略に切り替えました。 これは安倍総理による日米連携の動きの一環です。
    (内閣官房日本経済再生総合事務局 令和2年3月5日付け資料の画像あり)

    世界各国 特に先進国は医療品や基礎的物資の自前化又は同盟国との連携に切り替えます。 世界の工場としての中国は終わった。■トランプ氏、医薬品「バイアメリカン」適用の大統領令署名へ=上院議員
    2020年3月12日

  2. 心配性@我は蛮夷なり:

    温暖でコロナが流行し難い東南アジアや南アジアに「マスクの生産」を頼るような話がありましたが、その東南アジアもついに雲行きが怪しくなって来ましたね。

    以下両国に関しては、人気の観光地は中国人観光客でごった返していたようですし、集団で祈る宗教上の理由から流行は必至だと考えていましたので、今さら驚くには値しませんが。

    「感染者ゼロから一転拡大」で大混乱のインドネシア 閣僚も感染、政府の対策も後手で、「首都封鎖論」まで浮上
    https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/59752

    マレーシアが全土を2週間部分封鎖、新型コロナ感染拡大で
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200318-00000097-reut-cn

    マスク生産工場が日本国内にあったなら、たぶん、今日のような過度のマスク不足は生じていなかっただろうと思います。

  3. きよしこ:

    経済のことはよくわかりませんが、とにかくマスクくらいは100%国内生産にしてほしいものです。もはやEUが風前の灯と化したように、共同体なんぞ所詮経済強国の自己満足に過ぎません。まして人の命を何とも思わない中共との協力など自殺行為以外の何だと言うのでしょうか。「アメリカファースト」と唱えただけのトランプ大統領をまるで悪魔のように扱う報道権力に、グローバル化の危うさも保守思想も永遠に理解できないのでしょう。なにしろ中共の横暴には目もくれないどころか理解さえ示す連中なのですから。

  4. js:

    去年の末には武漢で起きていることの重大さが共産党にはわかっていたはずです
    では、春節前に強権発動できたはずであり、あえて時期をやり過ごしたのはあるいは先に米欧日に広めてしまえという危険な意図があったかもしれません
    微妙な時期にきつめの対策を打って、自国の産業はかろうじて残す
    一方的に非難されサプライチェーンのかなめから外されるよりは、一蓮托生とすることでともに人類の敵と戦うという図式のほうが党にとっては有利でしょうから
    まあ、私にも想像がつくこの程度のことは米も考えているでしょうから、この先どうなるやら。官民ともに小回りの利かぬ日本にちょっと心配がよぎります