北の弾道弾、中身は韓国製

皇紀2679年(令和元年)5月8日

 今月一日記事の末筆に言及しましたが、内閣支持率が急落中の英連邦加州のジャスティン・トルドー首相は五日、首都オタワで開かれた夕食会の席上、「私は寿司が食べたかった。私は中華料理が大好きなんです」と語り、出席者や取材記者たちの失笑を浴びました。この人、あらゆる意味で本物の莫迦なのでしょう。

安倍首相、日朝会談「条件付けず」=米大統領と北朝鮮対応協議:時事ドットコム

安倍晋三首相は6日夜、トランプ米大統領と電話で約40分間会談し、北朝鮮の日本人拉致問題に関し「あらゆるチャンスを逃さない。私自身が金正恩朝鮮労働党委員長と条件を付けずに向き合わなければならない」と述べ、前提条件なしに日朝首脳会談を模索していく考えを伝えた。

(時事ドットコム)

 さて、よその莫迦は放っておくとして、六日記事で申した日朝首脳会談の開催条件について、安倍晋三首相が方針の転換を明示しました。全ては、六日記事で申したことが原因です。

 問題なのは、北朝鮮が四日に日本海へ向けて撃ちくさった……いや失礼、北朝鮮に対してではなく皆さんに対して言葉が汚すぎました。北朝鮮が発射した短距離弾道弾を韓国軍が「飛翔体」という表現に改めたことにあります。逆の順序ならまだしも、短距離弾道弾と判明したものをわざわざ飛翔体に置き換えたのには、わけがあるのです。

 はっきり短距離弾道弾ということになれば当然、連合国(俗称=国際連合)安全保障理事会の決議違反になり、目下の米朝交渉が一切中止になります。交渉継続を演出して見せた米国のドナルド・トランプ大統領にとって、それでは朝鮮労働党の金正恩委員長を私たちの世界に引っ張り出すことができなくなってしまうのです。

 そこで日米両首脳が電話会談の結果、これを一旦見逃して金委員長に最後の機会を与えようということになった結果が「条件をつけない」という餌まきでした。

 もう一つの問題は、先述の言葉の置き換えが日米の注文事項だったのか、韓国の文在寅大統領(北朝鮮工作員)の指揮下にある韓国軍が「しまった! 北朝鮮に殺されるわぁ~」と恐怖に震え泣きながらの自重工作を図ったものなのか、ということです。

 五日記事で申したように今回の弾道弾発射は、明らかに「役立たず」の文大統領に向けて「南に潜伏してきた貴様よ、米国に制裁解除ぐらい迫れ! もっとカネとモノを送ってこい! その原資として差し押さえさせた日本企業の資産をさっさと現金化して持って来い! 韓国国民とその財産をわれわれに差し出す用意を早めろ! このまま莫迦っぷりを全世界にさらし続けているだけなら殺すぞ」と脅す目的があったと思われ、いわば日米にとって直接的脅威はありません。

 ですからどちらの可能性もあるのですが、さらに拓殖大学の高永喆客員研究員(元韓国国防部の北朝鮮分析官)は、発射された弾道弾について、報じられた露国のイスカンデル(9K720)というのは外観だけで、中身は韓国の玄武二号に酷似しているという点を指摘しています。

 もしもこれが事実であれば、かつて一回目の文金会談(南北首脳会談)で、文大統領が任鍾晳大統領秘書室長(当時)の用意した軍事機密入りのUSBメモリーを渡したことをここで暴露しましたが、その中に玄武二号の設計図が入っていた可能性があり、決議違反の弾道弾がよもや「韓国製」となれば、ますます文大統領もこの世界からつまみ出されるでしょう。

 既に米軍は、文大統領への不信をあらわにし、機密漏洩を回避すべく米韓軍事演習を中止していますから、日米はそれらを全て分かった上で当面自分たちの対朝方針のために利用していると考えられます。つまり、韓国の慌てぶりを全て見透かして利用し、一方で文政権への制裁という方針も隠し持っているわけです。

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