静かに死なせなかった反日

皇紀2678年(平成30年)8月9日

翁長県政 功罪相半ば 際立つ発信力も「反対」に終始

 米軍普天間飛行場の辺野古移設阻止を県政運営の柱に掲げた翁長雄志知事。「オール沖縄」と称される保革共同体を構築し「沖縄の民意」として米軍基地の負担軽減要求を全国に発信した。一方で国との対立は激化し、保守派からは、基地反対を訴えるばかりで安全保障政策の

(八重山日報)

 中華人民共和国福建省福州市名誉市民の翁長雄志沖縄県知事が八日、入院先の病院で意識混濁状態になり、職務代理に就いた謝花喜一郎副知事が県庁でその旨の記者会見を開いた直後の午後六時四十三分、死去しました。お悔やみを申し上げます。

 五日記事でも改めて「静かに死なせてやれ」と申したばかりでしたが、翁長知事をさんざん利用してきた対日ヘイトスピーチ(反日)活動家たちは、まさか本気で十一月の知事選挙まで、そして次期までもつと思っていたのでしょうか。

 しかしながら彼の場合は、そもそも同じ自民党系だった仲井眞弘多前知事に取って代わりたい一心で変節し、県内企業のかりゆしや金秀をたらし込み、またたらし込まれ、中共に媚を売って「名誉市民」の称号を獲て悦に入り、カネと権力にまみれながらも「オール沖縄」などと虚勢を張って(実態は全く「オール」ではなかったため)大いに県民を裏切って去った「日本一恥ずかしい知事」でした。利用されたのは自業自得です。→動画「沖縄県知事・翁長雄志の正体」を参照。

 その意味では、在日米軍普天間飛行場の辺野古移設「途中から反対へ変節」と那覇軍港の浦添移設「初めから推進のまま」で既に論理破綻をきたしていましたから、まるで知事在任中ずっと意識混濁のような状態でした。

 やせ衰えてまで先月最後の記者会見を開き、わが国を呪い続けたような形にされた(実は本人にそこまでの政治信念があったと思えない)まま意識を失いこの世を去った翁長知事は、私たちに「カネと権力に目がくらみ一部の活動家と、活動家にたぶらかされた危険な人たちだけの味方をして多くの国民に迷惑をかけると人はこんな死に方しかさせてもらえないものなのか」と思わせました。

 かねてより申してまいりましたように私は、太平洋防衛を日米で共闘することにより第三次世界大戦を防ぐという安全保障政策を(現行占領憲法のままでは「共闘」になっていませんが)大前提としても初めから辺野古沖移設には反対です。普天間は単純返還のはずでした。

 たとえ移設するにしても、辺野古沖ではわが国の貴重な自然資源を破壊して米軍へ差し出す行為になり、これほど屈辱的なことはありません。東京都小笠原諸島近海の珊瑚が中共の不良漁民たちに荒らされた際「資源を守れ」と叫んだ保守派が、対中売国には神経過敏なくせに日米協調の枠を超えた対米売国には不感症のごとくなのも許せません。

 翁長知事やその取り巻き(何十年といる活動家)たちがやらかし続けてきた騒動は、そうした問題提起をさせないようにした最大の罪があります。私と全く同じように主張している保守派はいるのに、この提起ができずに、一部保守派からも勘違いされて議論をうやむやにされてきたのです。

 結局、少人数のくせにやかましくて暴力的な対日ヘイトの主張ばかりが取り上げられ、ますます私たちはどうしても主張・提起が通らない状況へと落とし込まれていきました。それが沖縄県民を裏切った当然の報いといわんばかりに穏やかなるはずの人生最期の日日さえ奪われ死んだ「日本一恥ずかしい知事」の所業であり、私がそう呼称する理由なのです。

 中共が籠絡可能とみたその知事に名誉市民の称号まで与える沖縄県の防衛は、本来保守派のうちでかくのごとき多少の意見対立をみながら議論を深め、方針を決定し、実行に移すべきなのであり、それがどれほど「そんな傲慢な考えがあるか!」とわめき散らされようとも対日ヘイト派のいうことなど絶対に聞いてはなりません。

 それを聞いた途端、県民はいずれ中共の共産党に管理・統制され、一部の米兵が起こしてしまう暴力事件にも腹立たしい想いではいますが、それをはるかに超える弾圧を受けて確実に死が待っています。それはもう中共で今この瞬間にも起きていることです。

 翁長知事のしたことは、その現実から県民の目を背けさせただけでした。そんな彼を静かに死なせてやろうともしなかった「何でも反対」の連中は、人でなしです。知る恥もないのか。

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『静かに死なせなかった反日』に3件のコメント

  1. 心配性@我は蛮夷なり:

    翁長氏のご冥福をお祈り致します。
    治りにくいと評判の「膵臓癌」と聞いて嫌な予感がしていました。
    肝臓にも転移が見られたそうで、最悪な体調の中、かなり無理をして仕事をされていたのでしょう。
    お疲れさまでした。

    共産党の志位氏が無責任に翁長知事の「続投」にエールを送っていた時、「健康第一」であるべきで、気の毒な事をしないで欲しい、また、最悪の事態に陥ってもそれを「美談」にしないで欲しいと、こちらに書き込ませていただいた経験があります。
    案の定、社民党の福島みずほ氏らが、翁長氏のご冥福をお祈りするのもそこそこに、やれ「辺野古」がどうのと「選挙」を念頭にネットで呟き、「不謹慎」だと批判されているようです。

    今日は、長崎に原爆が投下された日です。

    米軍の「攻撃」にはある共通点があったようです。
    それは、軍港や軍事施設をピンポイントで狙うのではなくて、民間施設や民家や民間人を、執拗に「焼夷弾」などで狙うという傾向です。
    我が地元の各都市を狙った「空襲」がどのようなものであったか調べてみましたが、やはり「民間人」を殺す事を目的にしているとしか思えない、凄惨なものでした。
    そうした無差別攻撃の最中、私の親族(女性や幼児)も命を落としたようですが、あれは、某国の方々が強調するような「神の懲罰」などではありません。

    70年以上も国民に「懺悔」を強いたままでいる国など、およそまともな国ではありません。
    幼少で命を落とした私の親族を、いつまでも「悪者」にしないでいただきたい。

    「沖縄」vs「本土」、「良い沖縄人」vs「悪い本土人」というイメージも、未来の子供たちに押し付けるわけにはいきません。

  2. きよしこ:

    日本ボクシング連盟の山根会長による謝罪を見て「可哀想に」と思ってしまう「甘ちゃん」なものですから、翁長知事の訃報を聞いてもまた(外見からは想像もできないですが67歳という年齢もあって)「可哀想に」と同情してしまいました。こんな私もれっきとした戦後占領体制の申し子と言えるでしょう。それはともかくとして、この両者の境遇には似通ったところがあると思いました。それは「絶大な権力を握った途端、その恩恵に与かろうとした屑どもにより担ぎ上げられ、最後は袋叩きにされる」ということです。

    ボクシング連盟の理事らも相当な屑ではあるものの「所詮はアマチュアスポーツの話だから」とあえて流してしまいますが、こと沖縄県の行政に関してはアマチュア意識では困ります。膵臓癌から退院したばかりの「死にかけ」を表に引っ張り出して、できるはずもない奮起を促した「オール反日」の連中は、文字通りの人殺しではありませんか。

    私も米国のためなら環境破壊を正当化する前例を作りかねない辺野古埋め立てには断固反対ですが、この屑どもはコンクリートの代わりに生きたまま海に沈めるべきとさえ思います。海が穢れるから駄目ですかね。先生が記事で御指摘の通り、
    >対中売国には神経過敏なくせに日米協調の枠を超えた対米売国には不感症のごとく
    な「ビジネス保守」には近頃特に腹が立つようになりました。この手の集団が恥ずべき「生前退位」という最悪の結果をもたらしたとさえ思っています。私は既に屍と化した人間を「日本一恥ずかしい」と糾弾する気はありません(というよりそんな気力も残っていない)が、「日本には2678年の歴史を有する皇室云々」と言いながら御譲位に対して何ら疑問を呈さない「愛国莫迦」は「世界に恥ずべき日本人」としてしつこく批判していきたいと思います。

  3. K.G.:

     沖縄には在日アメリカ軍事基地の75%もあると言われているが、その負担の重圧は沖縄に大きくのしかかっているようだ。日米安保上の問題として日米両政府はもう少し沖縄の基地負担軽減を考えてもいいのではないか、普通の日本人としてもそう思う人はたくさんいるであろう。沖縄にばかり重圧がかかると言う思いを軽減する何らかの精神的柔軟策がなかったように思える。
     日米にとってシナ政府は友好相手ではない。はっきり言って敵である。シナは虎視眈々と日本の領土を狙うもっとも危険な国である。現代から何世紀も遅れたシナであることを忘れてはならない。野蛮国である。シナに隣接している日本。そしてシナを牽制するための辺野古に基地を持つ意味は大きい。日本政府もその点何らかの働きかけを沖縄県民に対してフォロウする点ぬかっていたように思える。単に経済的なフォロウだけでは不十分であろう。 翁長県知事も単に基地反対だけで、かえって自分も大きく傷ついてしまった人物であったと思う。まあ、この人(翁長)に知能がもう少しあればよかったのだが・・・ 無理であった. 
    蛇足; シナは日本にとっての中心国ではない。何世紀か民意の遅れたシナである。日本を辺境の国と見る中華思想に阿る必要はない。 中国とかいう言葉を平気で使う日本人ももう少し頭使ってほしい。
        駄文御免あれ。