暮らしの邪魔する希望公約

皇紀2677年(平成29年)10月7日

【衆院選】保身の権化のような政党が「身を切る改革」…どの口が言うか 希望の党公約発表

小池百合子東京都知事率いる新党「希望の党」が6日に発表した衆院選公約に苦笑を禁じ得なかった。「国会議員みずから身を切る改革を…」。議員バッジほしさに「踏み絵」を…

(産経ニュース)

 国家権力(立法・行政・司法)と報道権力(新聞社・放送局・ネットニュース)が絶対にやってはいけないのが国民の自由な暮らしに介入することです。そこを決して侵さず、守るための立法と行政、司法、報道でなければいけません。

 それが分からない政治家ほど余計な政治活動にばかり執心します。東京都の小池百合子知事率いる希望の党の公約は、とにかく「ゼロ」をつけるというキャッチーな手法をとったわけですが、既に新潟県の米山隆一知事に指摘された通り「花粉症ゼロ」といっても政治にできることはせいぜい新薬の開発助成ぐらいであり、わが国をはげ山だらけにするとでもいい出すならむしろすぐに制止しなければなりません。

 また、「受動喫煙ゼロ」に絡み、先に東京都議会で「子供のいる家庭は絶対禁煙」の条例を可決させてしまいましたが、これこそ国民の暮らしに介入する権力の悪そのものです。「子供にたばこの煙を吸わせないほうがよいのだから」というのは、家族の勝手であり、権力が法や条例に定めて国民に押しつけることではありません。

 私がかねてより思うのは、家族や個人の自由を侵すのではない公共のための政治として、まずポイ捨ての厳罰化が先です。これは、たばこの吸い殻は当然のこと、缶や瓶、ペットボトルなどのポイ捨ては、正確に申せば廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)違反に当たりますが、実際にはたとえ巡回中の警察官の前でポイ捨てをしても、ほとんど見逃されています。

 これを(シンガポールなどと同様に対象を外国人観光客も含め)徹底的に厳罰化(十年以下の懲役または五十万円以下の罰金ぐらいにして必ず逮捕、起訴)せよ、というのです。以前にも申したように科学的根拠をめぐって、実のところ「議論は尽くされた」などととてもいえない受動喫煙について、政治家が勝手に健康被害の一つと断定する暴走に加え、法や条例でそれを取り締まろうというのは、わが国土のためにすべきこともせず、政治家個人の思い込みで私たち国民を圧政で踏みつける手口そのものと指摘せずにはいられません。

 大企業の内部留保に課税するかのような政策提言も、麻生太郎副首相兼財務相のいう通り「二重課税」である以前に、デフレーションからの脱却なくして内部留保の解放はないということを知らないのか、或いはデフレ脱却に自信がないので気づかないふりをしているのでしょう。もうここまでくると私たち国民を莫迦にしているとしか思えません。

 安倍晋三首相を引きずり降ろすためだけの戦いに乗った小池都知事の「ユリノミクス」なんぞ、まるで「小便経済」にしか聞こえませんし、エンジンから煙を吹いて止まっているアベノミクスを再稼働させて健全化するには、あまりにも邪魔なことばかりいい出したのが小池の希望なのです。

■10.29東京「第五回 救国の提言」■
 平成29年10月29日(日曜日) 東京都内で開催決定!
 詳細は、後日お知らせします。皆さんのご参集を心よりお待ち申し上げます。
 なお、大阪でも11月25日(土曜日)開催予定です。

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『暮らしの邪魔する希望公約』に4件のコメント

  1. 心配性:

    >米山隆一知事に指摘された通り「花粉症ゼロ」といっても政治にできることはせいぜい新薬の開発助成ぐらい

    製薬会社や耳鼻科が儲かるかも知れませんが、元はと言えば、戦後の復興需要、高度経済成長期の需要などを当てにして、国中「スギ林だらけ」にしてしまったのが原因ではないでしょうか?人間だけではなく、犬や猫や猿までもが花粉症で苦しむようになった有様を、「風物詩」だの「国民病」だのと表現するのも間違っています。
    目先の利益だけを考えてなりふり構わず行動すると、数十年後に思わぬ「悲劇」に見舞われるという事です。何事も。

    小池都知事は、かつて自民党の「国際人材議連」の会長を務め、石破氏が顧問をされていたと思いますが、「移民」にしても、どういう基準で受け入れを進めるつもりでしょうね?

    本日、テレビ朝日で、池上彰氏司会の番組があります。
    「最新の親日国と反日国」の実態を解説する内容のようで、「中国人や韓国人は、実は日本が大好き」という事を紹介するそうです。

    中国人は、中共独裁である事や、「抗日の歴史」を引きずる国民党や共産党の存在によって「反日」が維持されているように見えます。
    しかし、民主国家韓国の場合は、「歴史的悲劇」や、文化や遺伝子にまで「上下関係」を求める独特の社会風土や国民性が、半島が統一されたぐらいで治るとも思えません。

    数年前、「朝鮮半島から来た『水田稲作渡来民』の言語が、アイヌ語の様な縄文語を駆逐したのだ。(だから韓国は日本よりも「上」なのだ。)」という事を滔々と説教された事があります。

    私は、関東地方の縄文時代人や、大陸に近い九州の縄文時代人たちが「日本語」のような言葉を話し始めていたとしても驚きません。
    関東の縄文人は、母系のルーツだけを見ると、東南アジア人や東アジア人の寄せ集めのように見え、「縄文らしさ」があまりなく、ハプログループの構成が、現代の関東人や現代日本人にも近く見えます。
    彼らが、日本語っぽい言葉を話し始めていたとも、不自然な印象を持ちません。

    「骨を読む」 手がかりは
    DNAhttp://globe.asahi.com/feature/110501/01_2.html
    >北海道の縄文人の6割を占める最大のグループは、関東では見られないものだった。このグループは、サハリンなど現在の極東ロシアの先住民に目立つ。2番目と3番目に多いグループも、カムチャツカ半島などの先住民に多い。東北の縄文人も北海道と似たグループ構成だった。

    >対照的に関東の縄文人のミトコンドリアDNAを見ると、東南アジアの島々や中央アジア、朝鮮半島に住む現代人の特徴があった。「北海道・東北と関東では違いが大きく、同じ縄文人とくくるのがためらわれるほどだ」と篠田は言う。

  2. きよしこ:

    私自身は生涯に一度も煙草を吸ったことがありませんし、超がつくほどの嫌煙家ですが、「子供のいる家庭の全面禁煙」の法制化と聞いて「やれるもんならやってみろよ」と思いました。子供に煙を吸わせるのが良くないことは確かですが、それはベランダで煙草を吸うとか子供の前では吸わないとか、もはや親の意識の問題であり行政が介入すべき問題でないことは誰の目から見ても明白です。それ以上に、どのようにして取締りを行うのでしょう?ナチスの憲兵よろしく、子供のいる家庭の玄関をいきなり突き破って突入して親の身柄を拘束するのでしょうか?それがファシズム以外のいったい何だというのでしょう。小池知事自身がどれほど莫迦かは知りませんし、もう知りたくもありませんが国民の知的レベルを自分の水準にまで貶めることはやめていただきたいものです。

    米山某なんぞに正論を吐かれる「花粉症ゼロ」のくだらなさには閉口するしかありません。杉や檜を伐採し尽くしましょうというのならば、それは全国各地の製材所をはじめとした林業関係者に対する死刑宣告以外の何だと言うのでしょう。本当にふざけた話です。内部留保に対する課税にしても、企業の経営者が聞けば仮に小池知事に対する殺意が湧いても当然の話であり、有権者を舐め切っていなければ出てこない発想です。アベノミクスが「アホノミクス」なのか「ダメノミクス」なのかは知りませんが、さしずめ「ユリコノミクス」とやらは(大変下品で申し訳ないのですが)「ウンコノミクス」とか「大便経済」などと嘲笑したのちに葬り去らなければなりません。軽々しく平和だの希望だの口にする人間にろくな人間はいないということが証明されただけでも、今回の解散に意義はあったのかなと思います。

  3. アンチレッド:

    財務省の、国の借金を返済しないと財政破綻する、という話に騙されないためには、経済・通貨の知識が必要ですが、実際知識を得るのはなかなか大変です。
    そんな中、数ヶ月前に見つけた、ネコでもわかる経済問題、というサイトが非常に勉強になってます。
    https://sites.google.com/site/nekodemokeizai/home
    リンクにブログ・ツイッターもあります。

    稚拙ですが、国債・通貨発行・国の借金・内部留保・消費税、などを盛り込んで、”ゼロ”から考えて見ました。
    対象者(資産,負債+純資産)という形式で表現してます。
    1.全てがゼロからスタート。
     国(0,0)
    日銀(0,0)
    国民(0,0)
    フロー =世の中で動いているお金:0
    ストック=世の中で動いてないお金:0

    2.国が無利子国債1000兆円発行して、日銀が国債直接買い取り+銀行券発行、
      日銀券1000兆円を国民に所得として給付。
     国(      0,借入金1000)
    日銀( 国債1000,日銀券1000)
    国民(日銀券1000,純資産1000)
    フロー :1000
    ストック:0
    歳入(国債1000)➡歳出(政策費1000)、政策=国民へ給付金

    3.国民が500兆円を内部留保(ストック)
     国(      0,借入金1000)
    日銀( 国債1000,日銀券1000)
    国民(日銀券1000,純資産1000)
    フロー :500
    ストック:500

    4.フローを1000兆円にするため、追加で500兆円を国民に所得として給付。
     国(      0,借入金1500)
    日銀( 国債1500,日銀券1500)
    国民(日銀券1500,純資産1500)
    フロー :1000
    ストック:500
    歳入(国債500)➡歳出(政策費500)、政策=国民へ給付金

    5-1.国の借金返済のため、消費税(フロー課税)として500兆円徴税し国債償還。
     国(      0,借入金1000)
    日銀( 国債1000,日銀券1000)
    国民(日銀券1000,純資産1000)
    フロー :500
    ストック:500
    歳入(税金500)➡歳出(国債500)

    5-2.国の借金返済のため、内部留保税(ストック課税)として500兆円徴税し国債償還。
     国(      0,借入金1000)
    日銀( 国債1000,日銀券1000)
    国民(日銀券1000,純資産1000)
    フロー :1000
    ストック:0
    歳入(税金500)➡歳出(国債500)

    取り敢えず以上ですが、これは極端に単純化したもので、実際は民間銀行の預金通貨や日銀当座預金などがありもっと複雑です。
    通貨の種類に区別があることを知ったのも今年に入ってからで、通貨の分類の簡単な資料を紹介すると、日銀の資料(PDF)5ページ図表4 「通貨」の分類
    https://www.boj.or.jp/announcements/press/koen_2008/data/ko0809b1.pdf
    この資料の本文は
    https://www.boj.or.jp/announcements/press/koen_2008/data/ko0809b.pdf

    現在の通貨システムでは上記のように、国の借金とは通貨供給で、借金返済とは通貨回収です。
    財務省が訴える、国の借金返済の行き着く先は上記1の全てゼロに向かう方向です。
    今回の例で国の借金返済最大は4ですが、1と4、どちらが国民にとって良い状況か、当然4でしょう。
    問題なのは、財務省のいう国の借金ではなく、過剰なフローになるインフレリスクだと思います。
    内部留保はデフレ状況では更なるデフレ要因、インフレ状況では更なるインフレ要因なり、悪者扱いされる部分もありますが、考え方によってはフロー調整の役目を担うことも可能かもしれません。

  4. やす:

    小池第一党の公約見ただけでも、彼女が如何に無能かということが分かるというものです
    彼女の弱点は実務能力の圧倒的な低さであり、ドラゴンボールでいう所のウーロンと同じで、姿形で人々を惑わすことはできても戦闘力はほとんど0ということです
    花粉症0だとか受動喫煙0だとか一言で言えば「余計なお世話」の一言で終わりです
    これほど国民を莫迦にした話はないですし、許されるものなら本気で天誅を加えたいです
    だいたい産経新聞もこんなものを写真付で記事にする必要はなく、ただ文章で小さく載せればいいだけで、何度も言ってますが、報道機関は無能小池ファースト都知事を取り上げすぎで、無視してればいいだけなんですよ
    彼女を消す方法は話題にしないこと 無視すること 公約を掲げてきても見てみぬふりすることだと思いますし、彼女に政策を実現するだけの実務能力はまったくありませんし、花粉症0どころか公約実現そのものが0です
    0とはまさに彼女の実務能力のことを表した数字であります
    無能小池ファースト都知事は我が国の敵以外の何物でもなく、支那工作員ではありませんが、やっていることは支那工作員とほとんど同じです
    小池第一党が政権を取ったら、間違いなく皇室に手を出してきます
    そして大量の移民を受け入れ国内大混乱 しかし小池第一党は何もできない
    そんな絶望の日本に誰もしたくないはずです
    それでも小池第一党に票を入れるようなら、遠慮なく外国に亡命していただきたいですし、個人の意見として選挙権は18歳以上の国民全員に配る必要はまったくなく、莫迦に選挙権を持たす必要はないと思ってます
    議員だけではなく、これからは選ぶ国民も選別していく必要があるのではないかと私は考えてます