前原「だが沖縄の外人は」

皇紀2677年(平成29年)10月6日

 スウェーデン学士院は、よほど村上春樹さんが嫌い「絶対におまえにはあげない、早く死んでくれという記号」なのか、或いは村上氏に近づきつつある「おまえがその名を出していた日系人のところまできた」のか、英国のカズオ・イシグロ(石黒一雄)さんが本年のノーベル賞文学賞受賞者(物故者には授与されない)に決まりました。おめでとうございます。

 私は学生のころ、映画『日の名残り』(ジェームズ・アイヴォリー監督/アンソニー・ホプキンス、エマ・トンプソン主演)を劇場で鑑賞し、この時に初めて原作者の氏名が日本人であることを表していると気づき、小説を拝読したのを思い出しました。この映画が大変よかったので原作を手にしたのですが、とても日本人が書いたとは思えず、完全に英国文学の訳書を読んだという感覚でした。

 ところが、受賞決定発表後初めての会見で、イシグロ氏は「私の頭の中には、常に(ほとんど話せない)日本語があった」と述べています。しかし彼の作品は、至極伝統的な英文学そのものであり、英国における少数派の日本人を思わせる部分が全くなかったのです。

 それは、移民のたしなみかもしれません。声高に日本人であることを強調していれば、さだめしブッカー賞の受賞もなければ大英帝国勲章の授与もなかったでしょう。

 かつて私は、オーストリア(墺国)の首都ウィーンが決して中華街を作らせないことに触れ、同じく移民のたしなみを述べたと思いますが、本人が強く望む(政策的・経済的に誘引されるのではない)移民が国家の混乱、或いは憎悪犯罪(ヘイトクライム)を生まないためには、あえて移り住むほうに知恵が求められます。これは、私たちの全員がどこへ行こうとそうです。

 例えば私たちがタイ(泰王国)やマレーシア(馬国)の文化・風習などに強い関心を抱いて移住したとして、ところがいつまでも「日本ではそうしない」「日本人は違うんだ」といっていれば、間違いなく現地の人びとと打ち解けません。下手をするとひどく嫌われ、何のために移住したのか分からなくなります。

【衆院選】民進党の前原誠司代表「離島の外国人への地方参政権付与は慎重であるべき」

民進党の前原誠司代表は5日、希望の党が合流希望者に署名を求めた「政策協定書」に外国人の地方参政権反対が盛り込まれていたことについて「沖縄や長崎の離島で外国人の地…

(産経ニュース)

 で、民進党を東京都の小池百合子知事に叩き売ってバラバラに壊した前原誠司代表は、恐らく自分では現実と理想を好均衡化した発言と自負しているでしょうが、これほど私たち国民を莫迦にした態度はありません。もはや差別発言でしょう。

 以前ここで申したように在日朝鮮人の在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)は、朝鮮大学校名義で金正恩独裁者に「日米を壊滅できる力を整える」などと書いた手紙を出し、全校生徒に決起を指示しました(産經新聞社該当記事を参照)。彼らこそ打ち解けられない、好きになれないどころか犯罪の匂いしかしない連中の典型です。

 これを放置したままで何が外国人地方参政権付与ですか。ほかの在日韓国人(韓国民団)も在日中共人(国防動員法)も、わが国の三権力が対日ヘイト(反日)に反論してはならないような社会を形成したため、ひどく疑われるか嫌われるよう仕向けられています。対日ヘイトに優しくうなづくことが「リベラル」だと思ったら大間違いです。

 これだからわが国には真っ当な左翼がいません。対日ヘイトに同調した途端、憎悪と差別が始まるのです。この正体が分かっていない政治家や政治活動家の何と多いことでしょう。

 仮に海外へ移り住んでまで「日本の悪口」をいうような日本人は、必ず現地の人びとから軽蔑されます。これも以前に泰王国の現実を例に挙げて申しました。やはりそれでは何のために移住したのか分からなくなるでしょう。

 京都の在日朝鮮人から違法献金を受け、彼らの手引きで訪朝までしていた前原氏(京都二区)は、優しさをはき違えた残酷な人間です。そんな日本人の、何と多いことでしょうか。

■10.29東京「第五回 救国の提言」■
 平成29年10月29日(日曜日) 東京都内で開催決定!
 詳細は、後日お知らせします。皆さんのご参集を心よりお待ち申し上げます。
 なお、大阪でも11月25日(土曜日)開催予定です。

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『前原「だが沖縄の外人は」』に6件のコメント

  1. 心配性:

    「朝鮮難民(移民)の流入」を想定しているわけではないでしょうが、ほんの数日前にも、ネット上で、「日本人と韓国人は遺伝的にも言語的にも最も近いのだから、殊更仲良くすべき」といったコラムを読みました。

    「日韓同祖、だから兄弟姉妹の様に仲良くすべき」というプロパガンダは、過去何度も目にした事があります。(戦前にも宣伝されていました。)

    それに加えて、韓国では、遺伝子にも、上下、長幼、序列、「本家」と「分家」の格差をつけたがる癖があるようで、やや理解し難い感覚であり、一歩間違えればナチスです。

    中韓が「日本人のルーツ」をめぐって議論を展開? =中国報道
    http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20170428/Searchina_20170428030.html

    日本では幸い、古代の宮廷文学や、皇族や貴族が詠み交わした大量の「和歌」が存在します。
    それらを読んでも、「こてこての日本語だなあ」と感じるだけで、全く朝鮮語っぽくありません。
    飛鳥時代や古墳時代も、現代と似通った言葉が話されていたと思われます。
    卑弥呼の時代から僅か数百年の間に言語が完全に置き換わり、「こてこての日本語」に変貌を遂げたとは考えにくいですから、縄文後・晩期頃から、日本列島の中で「日本語」が生まれ始めていたのかも知れません。
    (縄文人自体が、複数ルート、異なる時期に日本列島に渡って来た人々の集まりに過ぎず、容貌が似ている為に一緒くたにされているだけなのかも知れません。)

    戦前は、政治的思惑によって「日朝同祖論」が吹聴されたり、「併合」が推進されたり、「内鮮一体」が強調されたりしました。

    しかし、もう戦争は終わりました。
    日韓も北朝鮮も「別の国家」となっております。
    いつまでも「同胞」「兄弟姉妹」意識を強要すべきではないと思います。

  2. 赤飯子:

    離党だけなら可????
    とんでもない。

    東京都の釘選挙の再開当選者と次点当選者の得票差と得票数を調べてみてください。

    百票くらいの帰化人票をエサに、反日団体が、当落スレスレの候補者に接触してくるでしょう。
    そしてアメとムチで弱みを握り、その候補者を自分たちの手先としていいように使うでしょう。

    どんなカタチにしろ、外国人参政権賛成を主張するような者は反日売国奴に決まっています。
    外国人参政権がなくても、やつらにいいようにやられているというのに。

  3. 赤飯子:

    訂正

    離党  →→ 離島

  4. 赤飯子:

    たびたびすみません。アタマに血がのぼって・・・

    訂正追加

    釘  →→  区議

  5. ポッポ:

    >それは、移民のたしなみかもしれません

    アジアからの難民という名の移民と、その自己主張の強さには辟易しています。たしなみを持っていない移民を、認めてはならないと思います。

    >対日ヘイトに優しくうなづくことが「リベラル」だと思ったら大間違いです。

    優しく頷いても、その裏には面従腹背があることを、忘れてはいけないと思います。

  6. アンチレッド:

    すみませんが、リンクの記事全文引用します。

    >民進党の前原誠司代表は5日、希望の党が合流希望者に署名を求めた「政策協定書」に
    外国人の地方参政権反対が盛り込まれていたことについて「沖縄や長崎の離島で外国人の
    地方参政権を認めれば、地域が支配され、行政がゆがめられる懸念がある。慎重であるべきだ」
    と述べた。都内で記者団に語った。
     また、前原氏は「もともと私は外国人の地方参政権について賛成の立場だ。在日の方々
    には日本で生まれ育ち、言葉もしゃべれない人もたくさんいる。そういった人には参政権を
    認めるべきではないか」とも語った。

    日本に自主的に住む外国人は、日本が気に入って住んでいると考えるのが普通だと思います。
    これは言い換えると、日本を「現状肯定」して住んでいると言えます。
    だから外国人参政権など必要ないはずです。

    前原氏の言う、日本で生まれ育ち、(日本語以外)言葉もしゃべれない人、これって普通の日本人も同じです。
    この日本人が外国を気に入ってその国の言葉を勉強し職を得て、外国人移住者として暮らしている日本人は大勢いるでしょう。
    だから在日外国人が祖国の言葉を喋れないからって、祖国に帰れない理由にはなりません。
    日本を「現状肯定」出来ない外国人は日本から出て行けばいいだけです。

    外国人地方参政権を要求する外国人は、前原氏の言うように日本を「現状変更」し支配することを企む外国人だと言えます。
    日本を自分たちの思うような国(地方)に変えようとする外国人。
    これはもうはっきり言って侵略者でしょう。
    だから、このような外国人=侵略者に対する排他的言動はヘイトスピーチなどではなく、日本人として当然の正当防衛です。

    また茶番劇を演じている衆議院議員志願者について、
    自分たちは自己保身のために政党や政策を平気でコロコロ変えて、国会議員の職を得ようと必死になってるくせに、外国人地方参政権付与に賛成って、日本人の地方議員の職を奪うことにつながるではないか。
    自分が必死で得ようとしている国会議員の職を外国人に奪われることを考えてみろ。
    本当に人間のクズみたいな連中です。

    こんな連中が今までに国会議員だったということは、私もその他多くの国民もバカだったってことです。
    日本を良くしたければ国民が自覚をもって賢明にならなければと改めて思います。