中国初の空母が西太平洋へ

皇紀2676年(平成28年)12月25日

 韓国では、政権の混乱により鳥インフルエンザの猛烈な拡大を許し、わが国の対応とは歴然たる差が開いてしまいましたが、国立感染症研究所によりますと、目下わが国の懸念は、ノロウイルス(感染性胃腸炎、或いは非細菌性急性胃腸炎の一種)の患者数が爆発的に増加していることです。

 皆さんも私も気をつけなければならないのは、流行中の新型ノロウイルスに対する私たちの免疫はほとんどないので、まず予防に努めることと、次に発症した場合はできるだけ他人に感染しないよう努めることでしょう。

 予防は、とにかく流水による徹底した手洗いであり、アルコール除菌などはあまり効きません。なお感染を防ぐには、排泄物や吐瀉物の処理に於いて部屋の換気を行い、使い捨てのマスクと手袋を装着してペーパータオルなどで除去、汚物を中心とする半径二メートルの範囲を徹底的に「花王キッチンハイター」などの次亜塩素酸ナトリウムを吹きつけて清掃してください。

 感染すればわずか一日で発症することがあります。激しい嘔吐と下痢を伴い、脱水症状に陥ることに注意が必要で、大抵は二日ほどで治まるそうですが、ウイルスはそのまま一か月ほど体内に潜伏しますから、他人とタオルなどを共用するのは避けてください。

 http://www.sankei.com/world/news/161225/wor161225……
 ▲産經新聞:中国の空母艦隊、西太平洋へ 第1列島線通過、トランプ氏牽制か

 さて、体内に入り込む細菌やウイルスのように恐ろしいのは、他国の生活空間を脅かす侵略者も同じであり、それが中共共産党人民解放軍です。

 昨日記事でも扱った中共による沖縄県での「日本分断工作」は、改めて申しますと中共が太平洋を侵略する上に於いて最初に越えなければならない通称「第一列島線」の先に共産党軍が出たところで、その必要性が分かります。

 つまり、沖縄とグアムから米軍の挟み撃ちにされる可能性を排除しない限り、共産党軍の侵略は達成しません。だからこそわが国の沖縄を、日米の太平洋防衛に於ける重要な兵站として機能しないよう人びとを洗脳し、日本から引き剥がして中共の支配下に置きたがっているのです。

 これを理解しないで「沖縄が」「沖縄を」と語ることは、まんまと自分たちを軍靴の足音鳴り響く恐怖の世界へ引きずり落してしまいます。もう二度と世界大戦が起きないよう日米が連携して太平洋を守ることにしたのは、一体何の反省からだったのでしょうか。

 海上自衛隊は、私たちがクリスマスイヴに興じているころも、共産党海軍空母「遼寧」とミサイル駆逐艦三隻、フリゲート艦三隻、補給艦一隻が東支那海を抜けていくのを確認しています。もし自衛隊が存在しなければ通過するだけで終わっていないに違いありません。公務の遂行に感謝します。

 その公務が自衛隊のように「国民を守るため」なのか、共産党軍のように「他国民を脅かすため」なのかでは、まるで大きな違いがあり、中共の態度は、俗に「国防に関心がない」とされてきた米国のドナルド・トランプ次期大統領を目覚めさせてしまうことでしょう。

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『中国初の空母が西太平洋へ』に3件のコメント

  1. 心配性:

    前回も申しましたが、本土の小・中・高校で、「琉球語」の授業を義務化すべきだと強く思います。

    日本人なら、2~3か月真面目に勉強すればだれでもペラペラになるという、日本語の姉妹語である「琉球語」を学ぶ事は、即ち日本の文化を学ぶ事でもあります。
    ちなみに、奈良時代や平安時代の文学など、「古典」の素養があれば、一段と琉球語の学習は楽しくなるそうです。

    それから、アイヌ語の授業も行うべきでしょう。
    日本語の姉妹語ではありませんが、語順も近く、借用語も豊富だそうですから、独特の神話などを通して、子どもたちは楽しく学べるかも知れません。

    近年、日本の小学校では、授業中、韓国の文化や韓国語を学ばせる事があるそうですが、先ずは、自国の文化や言語である、琉球語やアイヌ語を学ばせるべきだと思います。
    その際、日教組の先生方が張り切って「沖縄戦」の話ばかりするでしょうが、そういうキナ臭い「政治」や「イデオロギー」は置いておいて、子どもたちに楽しんで文化や言葉を学んでもらうべきですね。

  2. 心配性:

    それから、先日エマニュエル・トッド氏に関する番組を見ました。

    トッド氏が、‟中国の軍隊はあまり強くない。中国はさほど覇権主義的でもない。中国がああいうとんでもない国になってしまったのは、日米欧などの「儲け主義」によるところが大きい。中国が内側から崩壊したら大変だ。中国が「反日感情」を利用してガス抜きをしようとする事に対して不満を持つだろうが、日本人はナショナリズムに走ってはいけない。我慢して中国に手を差し伸べよう。”というような事を仰っていました。

    欧米では、ロシアはより民主化すべきだ、プーチン氏は権力の座から降りるべきだ、と主張する人は多いですが、中国に対してそれを望む人は少ない印象です。
    中国は市場としても有望ですし、何よりも、日本や台湾やフィリピンがどうなろうと知ったこっちゃない、ウイグルやチベットも所詮「よその地域」の話だと思う人が多いからでしょう。

    胡錦濤政権末期の反日暴動の際、欧米の自動車メーカー各社は、こぞって「釣魚島は中国のものです。日本車から乗り換えるなら今がお得。」と自社の宣伝をしておりました。
    「日本企業が燃やされ、日本製品がボイコットされれば、自国企業が儲かる」ぐらいにしか考えていないのではないでしょうかね。

  3. AD:

    「遼寧」自体は練習艦であってそれが空母打撃群であっても、現時点において米海軍の敵ではない。

    ただし、現在中国は新空母の建造をしていて、それの能力が米空母群に劣っていてもそれを凌駕しようという意思を持っている。

    今、中国艦隊で気にするのは潜水艦でえあり、過去の潜水艦よりより能力をあげているところが注意点だろう。

    南シナ海、そして無人潜水艇捕獲、その後の空母の演習。
    米国のトランプはしっかり見ているだろう。