なぜ蓮舫で民進党はダメか

皇紀2676年(平成28年)9月16日

 http://www.sankei.com/world/news/160912/wor160912……
 ▲産經新聞:中国・天津市の事実上トップが失脚 習近平氏側近で初「習氏という核心を断固守る」と忠誠競争に先鞭つけたはずが…

 中共共産党の習近平国家主席と李克強国務院総理の権力闘争が激化しています。経済政策を主導するのは習主席になりましたが、それでは悔しいとばかりに習主席の「反腐敗」を逆手に取り、誰にも感づかれないよう李総理側が習主席の側近だった天津市の黄興国委代理書記兼市長をいきなり失脚させました。

 すると習主席側は、李総理の側近が多い遼寧省選出の全国人民代表大会(全人代=共産党大会に相当)代表四十五人を突然クビにしたのです。不正な選挙結果だったというのですが、遼寧省だけが指弾されるのは明らかにおかしく、ならば「よその省も」となりかねません。

 私たち日本人が一切関与すべきでない「血で血を洗う支那大陸の権力闘争」ですが、状況を把握しておくのみ必要があるでしょう。これでは、失速した中共経済の回復も見込めません。

 http://www.sankei.com/world/news/160915/wor160915……
 ▲産經新聞:【民進党代表選】「華僑にルーツ」「日本のヒラリー」 中国メディア、蓮舫氏に高い関心

 そのような中共から祝福されたのが、北京語が話せないはずの民進党の蓮舫新代表です。党所属の国会および地方議員や公認予定者、党員たちは、彼女が嘘をつき誤魔化そうとした国籍法違反事案を全く無視し、予定通り蓮舫候補に投票してしまった以上、民進党はこれでおしまいでしょう。

 何度でも申しますが亜州や欧州に友人が何人もいる私は、彼女が国会議員になる前から二重国籍だったことや、日中(彼女の発言によると正確には「日台」ではない)のいわゆる「ハーフ」であることなど何ら問題にしていません。ついでに申せば私の大切な教え子には、日欧ハーフも在日韓国人もいました。

 蓮舫参議院議員の問題は、記者に「意味が分かりません」などと強がった事柄で嘘をついたことや、そもそもわが国の技術発展を「仕分け」で意図的に妨害したこと、態度の悪い自民党の松島みどり元法相の「うちわ」問題を追及しながら自身の陣営もうちわをばらまいていたなどに象徴される「舌鋒鋭い風であるが思慮に欠け、責められると弱い」ことに他なりません。

 東京都の小池百合子知事への嫌がらせが目下じわじわと始まり、政治とカネの問題が週刊誌で取り上げられましたが、恐らく多くの都民は、舛添要一前都知事とは違ってこの「初の女性都知事」を引きずり降ろそうとはしないでしょう。豊洲新市場の問題など、彼女でなければ闇に葬られたに違いないと皆が感じているからです。私も彼女に対する好き嫌いを除外して申しています。

 賢明な読者がご指摘の通り早速、英BBCが「ハーフの蓮舫氏に対する侮蔑的差別が日本のインターネット言論にはある」と伝えていますが、わが国私たちのためになる働きを見せた政治家に対し、私たちは根拠もなく非難しません。

 私たちの暮らしがよくなることとは逆のことを画策し、嘘をつくような政治家は、日本人だろうが男性だろうが断罪されてきました。外国出身だから、女性だからという理由で不正に目を瞑ろうとする態度こそ人を侮辱する差別行為なのです。

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『なぜ蓮舫で民進党はダメか』に5件のコメント

  1. 心配性:

    BBCは、今日まで「日本は世界に類を見ない程排外的な国」「移民も難民も拒否している」「日本の人種差別は酷い」「ハーフ差別は凄まじい」といった報道を行い、世論を誘導して来ましたから、その路線を修正できずに変な報道を行っているようです。

    今回も、ミスユニバース元日本代表宮本エリアナさんが、アメリカ人(黒人系)と日本人のハーフである為「肌の色」を理由に虐められた話やら、インド系ミスワールド日本代表の吉川プリアンカさんが「ばい菌」の様に扱われた話だの、本当かどうかは知りませんが、そうした例を並べては、「日本は人種差別、混血差別、有色人種差別の酷い国だ」というイメージの刷り込みに必死だと感じます。

    そもそも、蓮舫氏は、毎回選挙で驚くほど多くの票を獲得しており、今回の代表選でも圧勝でした。
    その時点で、「ハーフ差別」など全く関係ないのは明白で、これ以上欧米メディアが「ハーフ差別」や「日本のグロテスクな純血主義」といった歪曲宣伝をするなば、日本の有権者に対する差別となります。

    ハーフの赤ちゃんの割合が少ない件だの、「人種差別」だのが、総理を目指す政治リーダーの重国籍問題に関係ない事は明白です。

    Japan’s opposition chooses female, half-Taiwanese leader Renho
    http://www.bbc.com/news/world-asia-37315148

    >Her late father was from Taiwan and her mother is Japanese. In Japan, where only 2%-3% of newborn babies are mixed-race, that is significant.

    >And if your non-Japanese parent is darker skinned, you are likely to face an even tougher time.

    >The first mixed-race person to win Miss Universe Japan in 2015, Ariana Miyamoto, remembers being bullied for having darker skin than other children as her father is African American.

    >This year’s Miss World Japan who is half-Indian Priyanka Yoshikawa remembers being treated like “a germ”.

  2. 心配性:

    先ほどの投稿において書き忘れましたが、日本は世界的にも珍しく「共謀罪」の存在しない国であり、また、全てにおいてグダグダしている国ですから、長年世界中から「極東のセキュリティーホール」と見なされている可能性があります。

    しかし、あまりにもBBCが「日本はイスラム教徒差別の酷い国」と偏った報道を行た為に、将来的にテロが起る可能性さえあります。

    日本人は、クリスマスにケーキを食べ、正月に神社を参拝し、教会で結婚式を挙げ、死んだらお坊さんにお経をあげてもらう国民性ですから、「宗教差別」「信仰の自由の弾圧」といった事は、そもそも現代においては馴染みがありません。
    誤解が蔓延しており困っています。

  3. 無知:

    都民ですが、小池知事の件は新潮が取り上げているのでしょうか、読むつもりもありません。
    新潮は、どこからか情報と金を貰って動いているんだろうなという評価です。実際はどうかは知りませんが、新潮そのものの評価が落ちるでしょう。

  4. 片岡邦夫:

    蓮舫氏の二重国籍が問題になっています。が、一番問題なのは日本の司法がどのように判断するかです。二重国籍者は蓮舫氏だけではないと思います。司法がきちんと対応しなければ今後同じ問題に対して司法解決は出来なくなります。

    蓮舫氏の二重国籍を合法とするのか、違法としてどのような措置をするのか。
    その対応次第でこれからの「国籍問題」がややこしくなります。

    努力義務などといった国籍法があるから起きるのです。
    日本国籍を取得すれば無条件で母国の国籍を放棄すべきではないかと思います。

    二重国籍を許せば、3重、4重国籍も認めなければならなくなります。

  5. きよしこ:

    様々なブログやSNSなどを覗いてみると、かなりのベテランと呼ばれる政治ウォッチャーにも、好き嫌いで政治家や政党を判断する(もちろんそれも個人の自由)人が少なからず存在しますが、個人的な感情よりも、政治家として自らが属する国家に対してどれだけ身を粉にして貢献するかで彼らを正確に判断し批評するのは、私達の将来のために他なりません。

    これもどこかの記事で読んだのですが、今は「仕事のできるネクラ」より「仕事のできないネアカ」のほうが受けが良いそうです。転職して間も無く、早く仕事を覚えて戦力になりたいと焦りを募らせている私からすれば信じ難いのですが、現実社会とはそんなものかもしれません。

    しかし、平気で嘘をつき日本どころか日台関係まで危機に陥れ、それでいて追及されれば国外の反日メディアまで味方につけて即座に被害者ぶるような卑劣な人間を嫌悪し、国会の場から消え去れと言葉を浴びせる権利は、特定個人に対する好き嫌いの次元を超えており、どんなに我々が国民として未熟だとしても確実に有しているはずです。ましてその相手は敵国からやってきた工作員なのですから。