日米韓再連携遠い?韓国軍

皇紀2676年(平成28年)1月15日

 http://www.sankei.com/politics/news/160113/plt160113……
 ▲産經新聞:海自と韓国海軍が共同訓練 韓国、「自衛隊アレルギー」に配慮し非公表求める 昨年12月、ソマリア沖

 昨日記事で、日韓通貨交換(スワップ)協定の締結交渉が始まりそうだと申しましたが、旧年十二月二十三日に行われた阿大陸東部ソマリア沖アデン湾での日韓共同訓練について、韓国海軍が訓練実施の公表を控えるよう海上自衛隊に求めていたというのです。

 その結果、私たち日本国民までもが訓練実施の事実を今月十二日まで知らされなかったということでしょうか。

 韓国海軍が気にしたのは、産經新聞社配信記事にある通り国内の激情的な「反日」の存在であり、これに日米が呆れて「韓国外し」をし始めたというのに、軍ともあろう機関が国家国民の安全保障より一部の誤った「ヘイトスピーチ」を優先するというのでは、相変わらず(わが国政府の実は思惑通り)日韓の「雪解け」など遥か遠いと断じざるを得ません。

 ところが、日韓外相会談に臨んだ首相官邸の思惑は、確かに「どうせ韓国国内はまとまらないだろう」というところにあるものの、意思決定がまとまっていないのは残念ながらわが国のほうで、日韓スワップの話には乗ってしまうのです。

 また、前出の昨日記事冒頭で言及した通り、日中スワップの締結交渉も日本銀行と中共「中国人民銀行」で進められているという情報があります。

 http://www.sankei.com/world/news/160113/wor160113……
 ▲産經新聞:中国紙が社説で「尖閣に自衛隊派遣なら軍艦出動」「数、日本の比ではない」

 中共共産党が南支那海や東支那海でしていることは、間違いなく武力侵略です。日米のみならず東南亜各国が本当に困っています。

 旧年十二月二十七日記事で申したように、習近平国家主席はかつてない規模の「共産党人民解放軍改革」を党中央軍事委員会で成しました。

 特に従前の陸軍主体だった指揮体制を見直し、軍管区制から戦略区制へ改めたことが大きく、一方で沖縄県石垣市尖閣諸島近海の領海侵犯に及んだ武装船団は、中共「中国海警局」の三千トン級の海警船であり、すなわち軍艦ではないのです。

 中共共産党は、軍と武装警察を併せ持ち、ともに軍事的行動をとるよう指示しています。わが国に置き換えれば、まるで海上保安庁や警察庁・警視庁までもが他国を攻撃できるだけの武装をしているようなものです。

 これでも彼らの目前に迫っている経済危機に於いて、わが国が通貨を融通しなければならないのか、もっと統合的決断を政府がしなければなりません。

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『日米韓再連携遠い?韓国軍』に1件のコメント

  1. UMI:

    外交と軍備は表裏一体といいますが、いくらアメリカの傘の下にいるとはいえ、サイコパス国家、誇大妄想国家をまともに相手にするのはいやです。出来るだけ離れて目が合えばドーモ,ゴキゲンヨウ、、程度の付きあいは出来ないのですか。問題はあの経団連ですか?中国崇拝、半島崇拝の国会議員たちですか?このままでは反米も増えることになりませんか。もしかしたら日本が一番注意しなければならないのはアメリカかもしれません。