TBSブルーリボンを冒涜

皇紀2675年(平成27年)9月4日

 初披露の兵器も飛び出した中共の「軍国主義丸出し」の軍事パレード・閲兵式。習近平国家主席が左手で敬礼したり(全体としてはあまりに小規模だが)三十万人規模の兵力削減を表明してみせたりしたため、共産党人民解放軍からは総スカンです。

 そのような中、勝手に訪中して出席していた村山富市「元首相」が、参加予定だった軍国主義丸出しの行事を欠席し、現地で緊急入院しました。

 もしも記者に「(中共の)軍靴の音は聞こえましたか?」などと質問されては答えられないと土壇場で気づいたからでしょうか。どうぞそのま……。

 http://www.sankei.com/affairs/news/150903/afr1509030029-n1.html
 ▲産經新聞:印象操作か? 拉致解決のブルーリボン TBSドラマで悪徳代議士に着用

 さて、もはや呆れて開いた口が塞がりません。東京放送(TBS)系ドラマ『SP八剱貴志』(八月三十一日放送)で、逮捕される悪徳国会議員役(配役=寺田農さん)の胸元にわざわざ北朝鮮による拉致事件被害者の救出を祈るブルーリボンバッヂをつけさせたのですから。

 これは衣裳担当か小道具担当の仕業でしょうが、プロデューサーか演出(監督)がそれを指示しなければ勝手に役者の胸元につけさせることはありません。悪徳代議士とブルーリボンを結びつける悪意があったのは明白です。

 リボンはブルーのほかにも乳癌検診の早期受診を推すピンクなどもありますが、このような想いをのせたものを使用する際には、自主規制というよりも単純に注意が必要であり、その活動に熱心な人物という設定の役にしか必要ありません。

 いわゆる「安保報道」でも突出してテレビ朝日とともに「反安倍」を先鋭化させているTBSは、安倍首相のことを何とも思っていない人や安保法案をどう考えるべきか思いあぐねている人から見ても異常です。

 何ごとも加減が重要で、あまり「反日」をやりすぎるとかえって逆効果でしょう。

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『TBSブルーリボンを冒涜』に5件のコメント

  1. 心配性:

    歩くハンムラビ法典にして、21世紀の中華皇帝でもある習近平国家主席は、朝貢に来た遠来の臣を出迎える中共王朝の支配者そのものの振る舞いでしたね。
    あのプーチン大統領が、卑屈な蛮族の王に見えました。

    安倍総理に対しても「たとえ旧日本軍将校の娘であっても、朕に恭順の意を示す者は手厚くもてなすぞ。韓国の事も持ち上げてやるぞ。しかし、お前の様に抵抗する者には、犬の餌もやらん。反日もやめん。」という態度を敢えて見せつけている様な気がしますね。
    私の見立て通り、習近平が古代の「中華皇帝」の「徳」を意識しているのなら。

    安倍総理は「抵抗の人」ですから、目下「蠅虎退治」で人気絶大、権力を固める習近平国家主席は、5日間に渡り娯楽番組の放送を禁止し、一日中「抗日番組」を放送する気合の入れようでした。

    時々中国共産党のスポークスマンの様な中国人が日本にも湧き出して、「70年前の軍国主義を標的にしているのであって、今の日本人を標的にしているのでは断じてない!」と言いますが、それが大嘘だという事は見抜かれているようです。

    しかし、「敵は潰す」「すり寄る者は厚遇する」という彼のやり方を知れば、意外に付き合うのは簡単かも知れません。
    大人しくしていれば朴正煕の過去を責めないが、そうでなければ岸信介の孫を「戦犯の孫」と呼んで徹底批判するというわけですから。

    「軍事力ひけらかす中国パレード」(WSJ紙)を「覇権唱えず」(朝日)と報道するのはひどすぎないか
    http://bylines.news.yahoo.co.jp/kimuramasato/20150904-00049146/

    >「北京に張り巡らされたポスターでは、日本が戦時に行った残虐行為に関するグラフィックイメージが描かれている。(略)中国の政治的目的は今の日本に対する怒りをあおることだ。一方、先頭に立って平和を促し、中国に援助や投資を行ってきた戦後の日本の立派な実績は無視している」とWSJ紙は指摘する。

  2. AD:

    知らずに行ったのなら、最低の人間であり、メディア。
    知っていて行ったのなら、卑劣な人間であり、メディア。

    TBSらしい。

    プロヂューサーは誰だ。

  3. ゆき:

    戦時中の広東での話。米軍の飛行機の機銃掃射に会い、行軍中の親類の男性は殺されかけたとか。絶対戦争の話はしなかったが、この時ばかりは怒り狂ったと言った。その飛行機は不時着したらしいが。また町に空襲があると(米軍かどこか聞き忘れた)電信柱にバラバラの遺体がひっかかって通信隊がその後始末をさせられたという。ISISの首切りの映像には顔をしかめるが、シリアやイラクの米軍の爆撃後は遺体が飛び散りあちこちにひっかかるとテロリストらは嘆く。実に勝手な奴らだが。犠牲者は一般の市民だ。だから難民が船が引っくり返ろうが、遠方まで非難してくるのだ。しかし、西洋の文明国家の爆撃には日本人は残酷だと顔をしかめることはない。原爆被爆者は仕方なかったとする風潮と同じように感ぜられる。

  4. きよしこ:

    以前にも僭越ながら同じことをしましたが、リンク先に変更および修正が必要な箇所があるようです。

    本日の産経の記事は、「『抗日記念式典』の取材証を産経の記者には発行しない」ニュースへのリンクになっています。

    中山恭子先生のHP→HPのアドレスの前にこちらの記事のアドレスが付いたままになっています。
    石原修三議員のHP→アドレスが変更になっているようです。http://www.ishihara-syuuzou.net/

    いつもいつも莫迦丸出しのコメントばかりで恐縮なのですが、今回のこの件に関しては、さすがの私も黙っていられません。いわゆる占領憲法護憲派や、「拉致より憲法」の連中に対しても申し上げたいのですが、拉致被害者とそのご家族が一体何をしたというのでしょうか?

    それぞれの生まれつきの思想や人生観、さらには受けた教育により、「日本に生まれ育ちながら日本が大嫌い」という考えを持つのもそれはそれで自由かもしれません。法に則った範囲であればたとえどんなに下品であろうと日本を貶めるような言動だって私は頭ごなしに否定することはしません。
    しかし、(いわゆる保守派にも言えることですが)極力中立的でいることや無関係であることを望む人間を巻き添えにすることはどんな理由があっても許されることではありません。

    拉致被害者ご家族や被害者救出を願い活動する方々の多くが、「せめて、ブルーリボンをモチーフにしたただの小道具であってほしい」と望んだはずですが、ある方がTBSに問い合わせたところ、拍子抜けするくらいにあっさりと「ドラマで使用するために、救う会のHPから1000円で購入した」と返答したとのことです。「空いた口が」を通り越して、完全に「キレて」しまいました。現在、ツイッターの検索窓に「TBS」と入力すると「TBS ブルーリボン」と表示されます。おそらくそれで初めてこの件を知るという方も大勢いるでしょう。もう永遠にそのままの表示であり続ければいいと思います。

    先日のパロディ動画の件で報道が死んだTBSは、たかだか単発の2時間番組でドラマ部門まで死なせたわけです。古くは「私は貝になりたい」「岸辺のアルバム」「金八先生」「渡る世間」、近年では「ビューティフルライフ」や「半沢直樹」など、上質でなおかつ視聴率の取れる作品を長く提供し続けてきたわけですが、「リアリティのある演出」の名を借りた「冒涜」で輝かしい歴史を台無しにするのですから大した度胸です。

    そして、ブルーリボン以上に悪印象を植え付けられた、寺田さんを初めとした出演者の皆さんに、TBSはどうお詫びをするのでしょうか?まさかどこぞやのデザイナーやナントカ組織委員会のお歴々のように、部下や制作会社、もしくは視聴者に責任を押し付けるわけではないでしょうね。

  5. 遠藤 健太郎:

     皆さん、いつもありがとうございます。「ドラマのTBS」ももうおしまいです。

    きよしこ様
     ご指摘ありがとうございます。リンクの修正をしました。ただ、中山恭子参議院議員のページの表示はこちらでは異常がありませんでしたので、一応ご報告まで。
     また何かございましたら教えてください。助かります。