焦る中共、煽る日本の報道

皇紀2675年(平成27年)9月3日

 http://www.sankei.com/world/news/150902/wor1509020032-n1.html
 ▲産經新聞:【抗日70年行事】中国が本紙特派員に対する取材証発行せず
 http://www.sankei.com/politics/news/150831/plt1508310057-n1.html
 ▲産經新聞:「国民の不安のうねりを痛感」 民主・枝野氏、“12万人”集会を称賛

 中共共産党は本日、当時存在すらしなかった「中華人民共和国」が「抗日戦」に勝利してから七十年が経ったなどと完全に誤った歴史認識を披露する式典、及び今後もわが国や特に亜州諸国を武力で威嚇することを強調するような軍事パレードと閲兵式を強行します。

 しかし、八月二十日記事で断言したように、この関連行事は既に大失敗です。肝心要の「連合国」各国の現職首脳が欠席し、中共の思惑は全く達成されずに終わります。

 そのことを中共共産党自身が痛感しているとみられ、まるで腹いせのように産経新聞社記者の取材証を発行しません。欧米各国の首脳が出席する予定になっていれば、さぞ産經記者も発行してもらえたでしょう。

 残念ながらこれが中共の紛れもない現在の姿なのです。産經の論調程度に恐れをなし、不快感を隠さず、国家権力がメディア権力を排除するとは、まともな国家ではありません。日本企業が出かけて行ってまともに商売ができる土壌など初めからないのです。

 とは言えわが国もあまり褒められた状況ではありません。

 かつて革マル派との関係が指摘された民主党の枝野幸男幹事長の「反安保デモ」に関する姿勢は、自民党を批判できないほどメディア権力に口を出したものであり、しかしながらTBSらが「主催者発表十二万人」としか言及せず、賛成派デモのことはわずか一分程度で伝えてその後一切取り上げないという態度を貫いています。枝野幹事長が口を出すまでもなく、メディア権力が私たち国民に「一方向へ流れろ」と扇動しているのです。

 現地警戒に当たった警察発表と産經の画像解析では「せいぜい約三万人」だそうですが、それでも大したものだとは思います。が、もはや何万人集まったかではなく、それを私たちがどう受け取り、その結果デモにひょっこり行ってしまった人たちが何人いたか、ということのほうが問題になり始めているのです。

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『焦る中共、煽る日本の報道』に3件のコメント

  1. midaway:

    かって支那の首相であった李鵬がオーストラリアを訪問した時、20年後日本は残っていないだろうと言っていました。しかし、歴史は皮肉です。その20年後に肝心の中共政府は崩壊過程に入ったようです。腐敗幹部を摘発したものの、やり過ぎたため、能力のあるものは捕まるか、逃げ出すかあるいはやる気をなくしてしまいました。これでは経済は回復しません。
    支那経済が崩壊していけば、支那から金を貰っていた日本の左巻き連中も大きな影響を受けるでしょう。

  2. 矢沢永基地派:

    【中露戦勝70周年の意味】http://chronos.blog.jp

  3. ゆき:

    イラン核協定は成立しましたね。米国で議会が最初に協定を否決できたとしても、それに対しオバマ氏が拒否権を発動した後に、反対派が2/3以上の票を集めれば、それを覆し協定を無効にできるわけであるが、今回賛成に回ると見られる票が1/3に達したので成立ということになった。ケリー氏の義理の娘(妻と前夫との子)ーハインツ経営者の娘ーの婿がハーバード大のイラン系脳外科医と結婚している。そりゃあ力が入ることだろう。