中共株大暴落でも終了せず

皇紀2675年(平成27年)7月9日

 http://www.sankei.com/premium/news/150709/prm150709……
 ▲産經新聞:麻生財務相の“葉巻”外交が奏功 煙ゆらせて中国財政相と40分 日中の距離がググッと縮み…

 中共の証券監督管理委員会(CSRC)は八日、持ち株が五%以上の大量保有株主を対象に向こう半年間にわたって株式売却を禁止し、違反した者に罰則を科す方針を発表しました。

 五日記事でも申しましたが、共産党指令型経済は早い話が「むちゃくちゃ」であり、しかしながら今回の中共市場の大暴落をなぜ北京政府が止められなかったのか、という疑問が残ります。

 恐らく近日中に底値をついて上海株から急騰するのではないでしょうか。ただそれにしましても、いわゆる「パニック売り」をずいぶん放置した印象は拭えません。

 麻生太郎財務相と桜継偉財政部長の日中財務対話は先月五日から六日にかけ、北京で開かれています。産經新聞社配信記事が伝えているように、麻生財務相の外交力がいかんなく発揮された会談でしたが、桜部長の急接近は今回の件と繋がっていたでしょう。

 ギリシャ危機に言及した七月一日動画で申したように、中共は欧州への影響力拡大を絶えず狙っており、独国政府の関係機関も彼らとこの件で接触したかもしれません。しかし、その答えが大暴落だったわけです。

 中共経済が既に下落傾向なのは間違いなく、影響力を行使したくてもできません。一方で「ソフトバンク」よろしく中共自体が「潰したくてももう潰せない」影響力を他国に与えており、一旦引いてみせてから再び資金を呼び込む算段なのではないでしょうか。だから先に「急騰する」と申したのです。

 どうやら「中共は終了した」などと言っていると判断を間違うかもしれません。相変わらず危険な体制です。

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