日韓…言った通りになった

皇紀2675年(平成27年)6月23日

 http://www.sankei.com/politics/news/150619/plt150619……
 ▲産經新聞:民主・岡田代表「つまらないところで意地張る姿は見苦しい」 首相の日韓イベント欠席を批判

 二十二日に在日韓国大使館(東京都港区南麻布)がシェラトン都ホテル東京(同白金台)で開いた日韓国交正常化五十周年記念式典を巡り、民主党の岡田克也代表はまずこの言葉を韓国の朴槿恵大統領に向かって言うべきでした。

 安倍晋三首相が出席することにした経緯については未確認の点があるものの、朴大統領に対して「鎌をかけた」のは間違いありません。河村建夫元官房長官に官邸をうろつかれれば身内も騙さなくてはならなかったでしょう。結果、朴大統領は安倍首相に追い詰められて在韓日本大使館がウェスティン朝鮮ホテル(ソウル特別市)で開催した同式典に出席せざるを得なくなったのです。

 また、世界遺産登録問題では、五月八日記事で「イコモスがわが国に勧告したものをのちに撤回した例はなく、韓国政府の目論見は必ず失敗します」と申したように、連合国(俗称=国際連合)教育科学文化機関(ユネスコ)で韓国が大統領自ら「日本に投票するな」と働きかけて回ったことは必ず問題になります。韓国は、振り上げた拳を降ろすタイミングの分からない問題に手をつけてしまった、とようやく気づいたのです。

 さらに、五月三十日記事で指摘したように、もはや韓国も中共ももうかつてのような「友好ムード演出」で私たち日本国民を騙せなくなりました。それほど「反日」をやりすぎてしまったのです。

 そして、六月十九日記事で皆さんに情報を提供したとおり、日韓外相会談でわが国側は決して珍妙な妥協などしませんでした。かえすがえすも日本經濟新聞が「日本政府が財政支援」と報じた情報源が分かりません。

 しかし、韓国側は「いずれ最終解決を保証」などと言ったらしく、重ねて申しますが、韓国政府の言う「最終解決」を絶対に信用してはいけないのです。これにわが国は何度騙されたことでしょう。

 読者の方から書き込みがありましたが、以前にも申しましたように今や韓国人が金科玉条のように大切にするいわゆる「村山談話」も、発表当時は韓国で批判的に扱われ、市民団体の「反日」デモを招きました。残念ながら日米がいよいよ「韓国疲労」を起こし始めたのは、彼らのこのような態度が原因です。

 今回は確かに安倍首相の圧勝でした。それでも「日韓雪解け」とはならない様を、これからもとくと見せられるのでしょう。政府に安心の暇はないのです。

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『日韓…言った通りになった』に7件のコメント

  1. きよしこ:

    朴大統領の自滅なのか安倍首相の「圧勝」なのかはこれからの世論が決めることかもしれませんが、日韓の両首脳がそれぞれの国で開かれた記念行事に出席し、外相同士が日本で会談したという形式に導いたのは、韓国に対する強硬姿勢に物足りない部分があるものの、「メディアが日本政府の対応を否定的に報道する余地を失くした」という点で、先生が何度もご指摘の通り、安倍政権の韓国への対応は極めてしたたかであると再認識できました。

    日経新聞の「誤報」はもとより、わざわざ韓国外相に単独インタビューを敢行し、「日本が謝罪すれば、慰安婦問題を蒸し返すことはしない」などという「言質」をとってみせたNHKはいったい何を目論んでいるのでしょう。戦後70年と日韓国交正常化50年の節目に合わせて毎日のように「戦争の悲惨さ」や「平和の尊さ」を強調する番組を垂れ流し、狡猾に安保法制を葬り去ろうとする国営放送はどのツラを下げて税金の無駄遣いを批判しているのでしょうか。

    とはいえ、安倍政権が出鱈目な経済政策も相まって急速に支持を低下させているのは紛れもない事実です。そして、韓国の異常極まる反日を最も加速させたのは紛れもなく歴代自民党の弱腰外交でした。戦後レジームからの脱却を目指すのであれば、安倍首相はそれこそ「歴史を直視」すべきであり、勇気をもって自民党という被占領体制の最大の愛用者と対峙せねばなりません。それができないのであれば、それこそ安倍晋三という政治家は今度こそ国民の手によって歴史の闇に葬られてしまうのでしょう。

  2. 心配性:

    韓国側は、軍艦島などの「徴用」について紹介する文章には、「(朝鮮人に対して)苦痛を与えた」などの反省の言葉を盛り込むよう要請しているようです。

    中国共産党も、「従軍慰安婦」に次いで「強制労働」という新たな「反日カード」を思わず手にした事を喜んでいるでしょう。
    早くカードを切りたくてうずうずしているのではないでしょうか。

    安倍総理は、ちょいちょい、ミスを犯しますね。

    今頑張っている安保法案にしても、いきなりホルムズ海峡での機雷掃海を例に挙げたものだから、「また中東か?!」「もしかして戦争が近いのか?!」と国民が一斉に引いてしまい、誰も積極的に支持しなくなっちゃった。
    いくら丁寧に説明したって、国民は理解できないし、したくもないでしょう。

    維新や民主(の一部)は、ハードルをうんと上げて、地理的制約を設けたり、存立危機事態の歯止めを厳格化したいようですが、早く対案を出さないと、数の力で強行採決されてしまいますよ。(脅す)

  3. 髙谷明子:

    遠藤健太郎 さん
    貴方はどういう方なのですか?何も知らなくてすみません。
    でもこのブログは読みやすく、60歳の私にもわかりやすいので毎日読ませていただいてます。
    体調が悪いと言われてましたが、もういいのでしょうか?
    お体に気を付けて続けてください。

  4. SAKURA:

     いつも拝見して、学ばせて頂いています。
    体調の方は、少しは良くなられたでしょうか? どうか、ご自愛ください。

     さて、日韓関係なのですが、先の外相会談の折、世界遺産登録の協力の条件として、日本側が「徴用工が存在した」と明文化すると、朝日と読売新聞が報道しており、外務省に直接電話し確認をしたのですが、言葉を濁し、明確な返答をしません。 今日も、再度問い合わせた結果、「イコモスの勧告に従ったので、韓国に譲った訳では無い」との返答を貰いました(北東アジア課)

     そこで世界遺産登録担当の「国際文化協力課?」に再度確認したのですが、当然~1910年までの
    遺産を登録する所に「徴用工」自体が存在しませんので、大事な遺産に「嘘碑文」を書く事になると
    抗議したのですが、そこは全く同意見で、賛同はされましたが、 正直、信用出来ないのが感想です。

     そんな嘘歴史を明文化してまで、登録する事に意義があるとは思えず、自治体の活性化に繋がると
    素直に喜んでいた気分が、汚された様に感じています。 明文化されてしまえば、一般国民の私達には抗う事は不可能であり、「河野談話」の二の舞になると非常に危惧しています。
    何か、情報をお持ちなら、是非 ブログにて教えて頂きたくメールしました。
    長文、大変失礼致しました。

  5. 遠藤 健太郎:

     主に端島炭鉱(軍艦島)に多くの朝鮮人がいたことは、七日記事でも申しましたが既に現地ガイドが必ず説明していることであり、登録対象年代が外れているからといって何も言わずに申請したことが(他国から見ると)ミスだったのです。

     問題は、労働に「強制性」がなかったことであり、これを「ある」と言い張る韓国人たちの論述に確かな証拠が認められたものは一件もなかったと記憶しています。しかし、いわゆる「慰安婦」問題と同質の流れをたどり出した話題であり、だからこそわが国は先手を打って出すべき資料を出さなくてはなりません。欧米諸国に「隠した」と思われるのが最もまずいのです。

     ただ、今回の会談では「強制徴用」といった明文化の合意までしていません。外務官僚が口ごもったのはそのためでしょう。明文化の約束をしてしまったからではないので、皆さんご心配なく。

     ところで、私は何者なのでしょう? 自分でもよく分かりません。ただ、大した人間ではないです。(「このブログについて」をご参照ください)

     時には私が申したことと皆さんそれぞれのお考えが違うこともあるでしょうが、このブログが、私たちの日本がこれからどうあるべきかを多角的に考える何かのきっかけになればと思い、毎日配信しています。まもなく動画配信を再開する予定ですので、今後とも宜しくお願いします。

  6. SAKURA:

    夜分に連投失礼致します。
     先日、ナヌムの家の自称日本軍慰安婦の女性が、米国にて、日本政府と産経新聞と三菱を相手取り、日本円で約24億円の損害賠償訴訟を起こすとの報道があり、怒り心頭だったのですが、今まとめサイトを見たら、 今度はナヌムを家を管理する「挺対協」自体が、我が天皇陛下を被告に、米国で訴訟を起こすと脅しています。 日本政府が謝罪したら、訴訟を取り下げると発言しています。

    文字を打つ手が震える程の怒りを覚えます。

     心底「日韓断交」を叫びたくなります。 この侮辱に対し、私達一般国民に何が出来るのでしょうか?
    政府や、官邸にお願いするしか出来ないのでしょうか? また、外相会談の翌日なのに、韓国内にて
    2・9Mもの巨大な慰安婦像を建てる計画もあり、8月15日に序幕式だそうです。

    一番顔に泥を塗られたのは、韓国外相と大統領だとは思いますが、日本人として、感情的に、
    許容範囲を超えています。 私達に何が出来るのでしょうか? この怒りをどこへぶつけたら良いやらで
    ついこちらに、書き込みをさせて貰いました。 愚痴の様になってしまい、申し訳ありません。

     

  7. Ray:

    皆様のコメントに便乗させていただきます。
    父の日に父に感謝を伝えていましたら…
    TVでの軍艦島のNEWSから強制連行の流れになりまして…
    「やっぱりあったんだよな」と言った父に知っている限りの知識をぶつけましたら、「右翼だね」と言われました。
    父娘の会話ですから「それならそれで結構」と言い返して微妙な雰囲気になりました(笑)
    自分は「一体何者なんだろう?」と思っていたところに、遠藤健太郎様までも同じようなコメントをされていたので
    「ん~」と苦笑いでした。
    悶々としながら、最近に知ったコチラのBlogを最初から読み始めて現在250。
    遠藤健太郎さんを知ろうとした矢先に、どストレートに「どういう方ですか?」の質問。
    国史を学び、国旗を掲げ、国歌を歌って成長していればこんな疑問にブチ当たらなかったのかな?
    相手の思想、宗教、支持政党等の事前リサーチが必要な疑心暗鬼な現代日本って…
    特別永住許可、通名制度、不可解なメディア、他国に屈した戦後教育を恨めばいいのでしょうか?
    「どこにこの怒りをぶつけたら良いのやら」というお気持ちは私も同じです。
    きっと、選挙に”ぶつける”んだろうな→候補擁立してくれなきゃ話にならないんだよな→貴重な方も落ちちゃったし
    それにしても実父に右翼と呼ばれた娘は一体どうしたらいいんでしょうか???
    「先生、教えて下さい」と質問したいのを堪え…答えは自分で見つけます。
    長々と申し訳ございませんでした。