米越関係構築で中共包囲を

皇紀2674年(平成26年)5月28日

 高円宮の典子女王陛下と、出雲大社禰宜の千家国麿氏が二十七日、御婚約を発表されました。心より御慶びを申し上げます。千家氏は、出雲国造の家系です。さかのぼれば高円宮とは遠戚に当たります。

 http://sankei.jp.msn.com/world/news/140526/asi140526……
 ▲産經新聞:中国漁船が体当たりし、ベトナム漁船沈没 乗組員10人は別の僚船が救助

 十人の漁民を乗せたヴェト・ナム(越国)の漁船一隻に対し、中共の漁船は四十隻で隊列を組んで進路妨害に及び、それを南支那海に沈めたのです。十人全員は無事で何よりでした。

 沖縄県石垣市尖閣諸島を盗んでしまおうと画策する中共の卑劣な手段として、かねてより言われてきた「あくまで漁船」というやり方が、越国の漁民を襲ったのです。

 中共共産党人民解放軍は、フィリピン(比国)に再展開することになった米軍を警戒し、再撤退の日がいつかくることを狙いながら、比越両国の海軍がどう出るかを伺っています。

 だからこそ、軍艦船や公安辺防海警部隊の公船を使わず、米軍が(比国が「襲われた」と報告しても)手を出せない漁船を使うのです。これは、漁船の姿を借りた準艦船のようなものにほかなりません。

 米連邦議会の下院外交委員会では、二十日の公聴会でデーナ・ローラバッカー議員(共和党)が徹底的に中共を非難し、「今や平和と繁栄の脅威となった」とまで発言しています。その場では、特に他から異論は唱えられませんでした。

 しかし、バラク・オバマ大統領の外交方針に影響を与えてきたズビグネフ・ブレジンスキー元大統領補佐官は、米中二国間関係を重視して日米関係を軽視するよう主張し、確かに大統領もそのとおりにしてきたのです。

 一部では、これをひっくり返す時がまもなく来るという見方もありますが、何度も申してきたように、中共の長期的戦略に対して米国の手法などまったく通じません。過去を乗り越えて米越関係を構築し、中共包囲に動くなら今なのです。わが国はそのために仲介しなければならないでしょう。

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